エコウィル交換はどこに頼む?販売終了後の依頼先と後継候補を解説
長く使ってきたエコウィルが故障したり、交換時期を迎えたりすると、
「ガス会社に頼むのか」「給湯器専門店でも交換できるのか」と迷う方は多いと思います。
エコウィルはすでに機器販売が終了しているため、基本的には同じエコウィルへ交換するのではなく、
現在使っている給湯・床暖房・浴室暖房・発電機能を確認したうえで、次の設備を選びます。
大切なのは、単に古い機械を外せる業者ではなく、
エコウィル撤去後の給湯・温水暖房・電気設備まで確認できる施工業者へ相談することです。
結論|エコウィル交換は「ガス+給湯+暖房」を見られる業者へ
エコウィルは、ガスエンジンで発電し、そのときに出る排熱を利用してお湯をつくる家庭用コージェネレーションシステムです。
一般的な壁掛け給湯器より設備構成が複雑です。
給湯設備
キッチン・シャワー・お湯はり・追いだきなどを次の機器でどうまかなうか確認します。
温水暖房
床暖房や浴室暖房乾燥機を使っている場合は、交換後も温水暖房を残せる熱源機を選びます。
発電設備
エコウィル特有の発電機能を今後も必要とするかで、エネファームなど別方式を含めた候補が変わります。
床暖房や浴室暖房が接続されている住宅では、給湯だけの機種へ交換すると既存暖房が使えなくなる可能性があります。
今つながっている設備を先に確認してから交換先を決めます。
エコウィルはもう新品に交換できる?
大阪ガスでは、エコウィルの機器販売を2017年9月30日で終了したと案内しています。
そのため現在は、エコウィルから別の給湯・暖房・発電設備へ切り替える考え方が基本になります。
大阪ガスはエコウィル販売終了の案内でエネファームを後継候補として案内していますが、
すべての家庭でエネファームだけが選択肢になるわけではありません。
発電機能が必要か、床暖房を残したいか、初期費用や設置スペースをどう考えるかで候補は変わります。
エコウィル交換の依頼先は大きく3つ
1.契約しているガス会社・地域のガス販売店
エコウィルはガス設備なので、現在契約しているガス会社へ相談する方法があります。
既存設備の情報を確認しやすく、エネファームや給湯暖房熱源機などを提案してもらえる場合があります。
2.給湯器・温水暖房に対応する専門店
エコウィル撤去と、ハイブリッド給湯器や給湯暖房熱源機への交換に対応できる専門店も候補です。
特に床暖房を残したい場合は、ガス給湯器だけでなく温水暖房設備まで確認できる会社を選びます。
3.リフォーム会社・住宅会社
給湯器だけではなく、浴室・床暖房・外構・太陽光なども一緒に見直す場合は、
住宅会社やリフォーム会社へまとめて相談する方法もあります。
エコウィルから何へ交換する?主な候補
| 交換候補 | 発電 | 床暖房 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| エネファーム | あり | 構成により対応 | 家庭内発電を今後も重視したい場合の候補 |
| ハイブリッド給湯器 | なし | 暖房対応構成あり | 給湯の省エネ性と温水暖房を重視し、発電機能は不要な場合の候補 |
| 給湯暖房熱源機 | なし | 対応 | 床暖房・浴室暖房を残しながら設備構成をシンプルにしたい場合 |
| エコキュート | なし | 既存ガス温水暖房は別途検討 | 給湯を電気へ切り替えたい場合。ただし床暖房の熱源を別に考える必要あり |
ハイブリッド給湯器はエコウィルの完全な後継機ではありません
エコウィルには発電機能がありますが、ハイブリッド給湯器は発電しません。
電気のヒートポンプとガスを組み合わせて効率よくお湯をつくる給湯設備です。
「発電は不要だけれど、給湯と床暖房は残したい」という場合に比較しやすい候補です。
エコウィルからノーリツのハイブリッドへ交換できる?
住宅条件が合えば、ノーリツのハイブリッド給湯器「HPHB R290」を交換候補として検討できます。
HPHB R290は電気のヒートポンプとガスのバックアップ熱源機を組み合わせる方式で、145L・70Lなどのラインアップがあります。
温水床暖房を残したい場合は、暖房対応のバックアップ熱源機を組み合わせる構成を確認します。
そのため、エコウィルを使っている家庭で多い「給湯+床暖房」の設備を今後も活かしたい場合に検討できます。
発電はもう必要ない
エコウィルの発電機能にこだわらず、給湯効率や使いやすさを重視したい場合。
床暖房を残したい
既存の温水床暖房や浴室暖房を引き続き使える構成を検討したい場合。
タンクを小さくしたい
70Lモデルなど、設置スペースも含めて現在の設備から見直したい場合。
逆にエネファームを検討したほうがよい家庭
エコウィルを選んだ理由が「自宅で発電したい」という点にあり、
今後も家庭内発電を重視する場合はエネファームを比較したほうが自然です。
エコウィルとエネファームは発電方式が異なりますが、
どちらも家庭内で発電し、そのエネルギーを暮らしに利用する設備です。
発電機能を手放したくない方へ、ハイブリッド給湯器だけを勧める必要はありません。
床暖房があるなら、業者選びでここを確認
- 現在の床暖房が温水式か確認できる
- 暖房回路数を確認できる
- 浴室暖房乾燥機も同じ熱源につながっているか確認できる
- 既存暖房配管を再利用できるか判断できる
- 交換後の熱源機能力を選定できる
- 床暖房リモコンまで含めて見積もりできる
エコウィル交換では「お湯が出ればOK」ではありません。
温水暖房を使っている住宅ほど、設備全体を確認できる施工店へ頼むことが大切です。
エコウィル撤去で見落としやすいポイント
- 発電ユニットだけではなく貯湯・給湯暖房設備もある
- 分電盤側に発電設備の接続がある
- 床暖房・浴室暖房が既存設備につながっている
- 大型機器のため搬出経路を確認する必要がある
- 撤去後に空く設置スペースと新しい機器配置を考える必要がある
- 現在のガス料金メニューが設備変更で変わる場合がある
特に電気系統やガス契約については、現在の設備と契約内容を確認してから交換を進めます。
「安い業者」より、撤去後まで説明できる業者を選ぶ
エコウィル交換では、撤去費だけを比べても本当の総額は分かりません。
次に設置する機器、床暖房接続、配管変更、電気設備の処理などまで含めて見積もる必要があります。
エコウィル撤去・処分、新しい給湯設備、配管工事、暖房接続、電気関連工事、リモコン、試運転まで、
どこまで含まれているかを確認してください。
相談するときに用意したい写真
- エコウィル全体
- 発電ユニット・給湯暖房ユニットの型番ラベル
- 配管部分
- 設置場所の左右・正面
- 搬出経路
- 床暖房リモコン
- 浴室暖房乾燥機のリモコン
- 分電盤周辺が分かる写真
型番と写真があれば、エネファーム、ハイブリッド給湯器、給湯暖房熱源機など、
どの交換方法が候補になるかを整理しやすくなります。
エコウィル交換のよくある質問
エコウィルはもう新品へ交換できませんか?
エコウィルは機器販売が終了しています。現在はエネファーム、ハイブリッド給湯器、給湯暖房熱源機など別の設備への交換を検討します。
エコウィル交換はガス会社に頼まないといけませんか?
ガス会社は有力な相談先ですが、必ずしもそこだけとは限りません。エコウィル撤去とガス・給湯・温水暖房設備の施工に対応できる専門業者も候補になります。
エコウィルからノーリツのハイブリッドへ交換できますか?
住宅条件や既存設備が合えば候補になります。ただしハイブリッド給湯器には発電機能がありません。床暖房を残す場合は暖房対応構成への適合確認が必要です。
床暖房はそのまま使えますか?
温水式床暖房で、新しい熱源機と既存配管・暖房端末が適合すれば利用を継続できる可能性があります。交換前に設備確認が必要です。
エネファームとハイブリッド給湯器のどちらがいいですか?
発電機能を今後も重視するならエネファーム、発電を必須とせず給湯の省エネ性や温水暖房を重視するならハイブリッド給湯器も候補になります。設置条件と希望機能で比較します。
故障してから相談しても間に合いますか?
相談はできますが、エコウィルから別方式への交換は機種選定や設置確認が必要です。使用年数が長い場合や不調が出ている場合は、完全にお湯が使えなくなる前に交換候補を確認しておくと進めやすくなります。
どこに頼むか迷ったら、まず「何を残したいか」を確認する
エコウィル交換では、最初から交換機種を決めなくても大丈夫です。
まず、発電を残したいのか、床暖房を残したいのか、給湯だけでよいのかを整理します。
発電を重視するならエネファーム、発電は不要でも給湯と温水暖房を効率よく使いたいならハイブリッド給湯器、
設備をシンプルにしたいなら給湯暖房熱源機というように候補を分けられます。
エコウィルの型番と設置写真を確認してから、次の設備と必要工事を決める。
これが交換先を選ぶ一番分かりやすい順番です。
参考情報
エコウィルの販売終了・設備概要、給湯器交換、ハイブリッド給湯器については公式情報をもとに整理しています。
実際の交換可否、既存床暖房の流用、電気・ガス工事は現地設備によって異なります。


