16号・20号・24号の交換費用は、号数が大きいほど単純に一定額ずつ上がるわけではありません。正確な価格差を知るには、給湯専用かふろ給湯器か、オートかフルオートか、省エネ区分、設置方式、リモコンなどをそろえ、同等機種の工事費込み見積もりを比較する必要があります。
確認する順番は、現在の型番と設置状況を調べる、必要な号数を決める、機能と設置方式をそろえる、工事費込みで比較する、の順です。号数だけを見て本体価格を比べると、機能差や追加部材の費用が混ざり、実際の交換費用差を見誤りやすくなります。
まず確認したい結論
結論として、16号・20号・24号の費用差は号数だけでは確定できません。同じシリーズ、給湯タイプ、追いだき機能、省エネ区分、設置方式、リモコン条件にそろえ、必要な部材や撤去・設置工事を含む総額で比べてください。最初に現在の型番と設置写真を用意すると、比較条件をそろえやすくなります。
16号・20号・24号で交換費用はどう変わる?
給湯器の交換費用は、号数だけを見ても「いくら違う」とは決められません。一般に、同一シリーズで機能や設置方式まで同じなら、給湯能力の大きい号数ほど本体の価格設定が高くなることがあります。ただし、実際の販売価格や工事費込み価格には、給湯タイプ、追いだき機能、省エネ区分、設置方式、リモコン、必要部材、施工条件なども影響します。
たとえば、16号の高機能なふろ給湯器と、24号のシンプルな給湯専用機を並べても、号数による価格差を比較したことにはなりません。屋外壁掛形とマンションのPS設置形を比べた場合も、機器の仕様や排気条件が異なるため、価格差の原因を号数だけに切り分けられません。
知りたいのが「16号から20号にするといくら上がるか」「20号と24号でいくら違うか」であれば、同一シリーズ・同一機能・同一設置方式の型番を並べることが出発点です。そのうえで、リモコンや部材、既設機器の撤去、設置工事を含む見積もり総額を比較します。
| 号数 | 給湯能力の考え方 | 費用を比べるときの注意 |
|---|---|---|
| 16号 | 一度に使える湯量を抑えた選択肢。ワンルームやシャワールーム向けとして案内される例がある | 16号という理由だけで安いとは限らない。追いだき機能や設置方式を確認する |
| 20号 | 16号より同時使用に余裕を持たせやすい。メーカー例では2人世帯の目安として示されることがある | 16号との比較では、同一シリーズ内の型番と見積条件をそろえる |
| 24号 | 一般的な選択肢の中では一度に供給できる湯量が多い。メーカー例では4人世帯の目安として示されることがある | 本体差額に加え、接続条件や必要部材が変わらないかを確認する |
世帯人数はあくまで選定の手掛かりです。同じ人数でも、台所とシャワーを同時に使う家庭と、時間を分けて使う家庭では必要な給湯能力が異なります。そのため、価格を先に決めて号数を下げるのではなく、使用状況から必要号数を確認してから費用を比べるのが安全です。
最初に現在の型番と設置状況を確認する
見積もりを取る前に、現在の給湯器が何号で、どのような機能と設置方式なのかを確認します。給湯器本体の銘板には型番などが記載されていますが、表示位置や記載内容は機種によって異なります。無理にカバーを外したり、見えにくい場所へ立ち入ったりせず、外側から安全に確認できる範囲で情報を集めてください。
型番が分かれば、現在の号数だけでなく、給湯専用かふろ給湯器か、オートかフルオートかといった仕様を調べる手掛かりになります。型番が読み取りにくい場合は、銘板全体を撮影し、拡大して確認する方法があります。
- 本体の型番と、読み取れる範囲の銘板情報
- 現在の号数と、給湯専用・ふろ給湯器などの種類
- 屋外壁掛、据置、PS設置などの設置状況
- 給湯器全体、配管接続部、周囲のスペースが分かる写真
- 浴室・台所リモコンの有無と外観
- 追いだき、自動湯はりなど、現在使用している機能
- お湯を同時に使ったときに感じている不足や不便
設置写真は、本体の正面だけでなく、少し離れた位置から周辺も含めて撮影すると、設置場所や作業スペースを伝えやすくなります。マンションのPS内に設置されている場合は、扉を開けた状態で安全に撮影できる範囲を写します。排気部分や配管の状態も判断材料になりますが、写真だけで施工可否が確定するとは限りません。
不具合がある場合は、交換を前提に決めつけず、使用年数、症状、エラー表示の有無なども伝えます。修理できるか、交換したほうがよいかは、故障箇所、部品の供給状況、機器の状態などによって変わるため、型番を基に個別確認が必要です。
次に、同時に使う湯量から必要号数を考える
号数は、給湯器の給湯能力を表す目安です。16号であれば、水温より25℃高いお湯を1分間に約16リットル出せる能力を示します。同じ考え方で20号は約20リットル、24号は約24リットルが目安です。ただし、実際に出せる湯量は、水温や設定温度、使用環境によって変わります。
特に水温が低い時期は、設定温度まで大きく加熱する必要があるため、同じ号数でも出湯量が少なくなりやすい点に注意が必要です。暖かい時期には気にならなかったのに、寒い時期に台所とシャワーを同時使用すると湯量が不足する、という場合は、季節条件も含めて必要号数を考えます。
人数だけでなく、同時使用の組み合わせを見る
必要号数を決める際は、世帯人数とともに「どこで同時にお湯を使うか」を確認します。シャワーだけを使う時間が多いのか、シャワー中に台所や洗面所でもお湯を使うのかによって、必要な余裕が変わります。
16号は、使用箇所が限られ、同時使用が少ない住まいで候補になりやすい号数です。20号は、16号では同時使用時の湯量が心配な場合に検討しやすく、24号は複数箇所で使う機会が多い家庭で候補になります。ただし、人数だけで号数を機械的に決めるものではありません。シャワーの使い方、台所での使用時間、家族の生活時間帯を販売店や施工店へ伝えて選定します。
現在困っていないなら、同号数も比較対象にする
現在の号数で湯量に不満がなく、家族構成や使い方も変わらないのであれば、同号数への交換は比較の基準になります。一方、同時使用時に湯量が不足する場合や、家族が増える予定がある場合は、上位号数も候補に入れます。使用人数が減り、同時使用も少なくなった場合は下位号数を検討できますが、価格だけを理由に変更せず、必要な湯量を満たすか確認してください。
価格差を見る前にそろえたい5つの条件
給湯器の号数別費用を正しく比較するには、号数以外の条件を可能な限り統一します。比較表に16号・20号・24号と書かれていても、仕様が異なれば、表示価格の差には号数以外の要素が含まれています。
給湯タイプと追いだき機能
給湯専用とふろ給湯器では、できることも機器構成も異なります。現在追いだきを使っている家庭が、価格だけを見て給湯専用を選ぶと、必要な機能を失う可能性があります。号数を比べるときは、まず給湯タイプをそろえます。
オートとフルオート
ふろ給湯器には、オートとフルオートなどの機能区分があります。機能区分が違う機種を比べると、価格差が号数によるものか、自動機能の違いによるものか分かりません。現在使っている機能と、交換後に必要な機能を確認したうえで同一区分を比較します。
省エネ区分
標準的なタイプと省エネ性に配慮したタイプでは、本体の価格設定や設置時に必要となる部材・工事条件が異なる場合があります。16号の標準タイプと24号の省エネタイプを比べても、号数だけの価格差にはなりません。
設置方式と排気条件
屋外壁掛形、据置形、PS設置形など、設置方式によって選べる機種が異なります。特に集合住宅では、PSの寸法、扉や枠との関係、排気方向などの確認が必要です。同じ号数でも設置方式が違えば、機器価格や必要部材、施工内容が変わることがあります。
リモコンと付属部材
本体価格にリモコンが含まれているとは限りません。台所・浴室リモコンの構成や、交換に必要な部材を含めて比較します。「本体だけの価格」と「リモコン・部材・工事を含む価格」を同じものとして比べないことが重要です。
メーカー希望小売価格・本体販売価格・工事費込み価格の違い
給湯器の価格を調べると、同じように見える機種でも金額が大きく異なることがあります。これは、価格が示している範囲が違うためです。号数ごとの費用差を判断するときは、どの段階の価格を見ているのかを区別してください。
| 価格の種類 | 主に示すもの | 比較時の注意 |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | メーカーが設定する製品価格の基準 | 実際の販売価格や施工総額とは異なる。リモコンなどが別設定の場合もある |
| 本体販売価格 | 販売店が提示する給湯器本体の価格 | 標準工事、リモコン、部材、撤去費などの含有範囲を確認する |
| 工事費込み価格 | 本体と一定範囲の交換工事を合わせた価格 | 「工事費込み」の範囲は見積もりごとに異なるため、追加費用の条件を確認する |
号数そのものの価格差を知りたい場合は、同一シリーズの16号・20号・24号について、まずメーカー希望小売価格または同じ販売条件の本体価格を並べます。その後、実際の判断では工事費込み見積もりへ進みます。メーカー希望小売価格の差が、そのまま支払総額の差になるとは限りません。
また、販売店によって本体の値引き率や見積もりに含める項目が異なる場合があります。そのため、別々の店で16号と24号の掲載価格だけを比べるより、同じ依頼先へ同じ条件で複数の号数を見積もってもらうほうが、差額の理由を把握しやすくなります。
安く見える価格ほど、何が含まれているかを確認してください。リモコン、既設機器の撤去、配管接続に必要な部材、搬入や作業条件に伴う費用が別の場合、最終的な支払額は掲載価格と異なります。
16号から20号・24号へ変更するときの確認点
号数を上げる場合、現在の設置場所に上位号数の機器が付くとは限りません。機種によって本体寸法、接続口径、配管接続位置などが異なることがあるため、型番単位で適合確認が必要です。既設機器と後継候補の仕様を照合し、現地の配管や設置スペースに対応できるかを確認します。
戸建ての屋外壁掛設置で外観が似ていても、配管や固定位置まで同じとは限りません。集合住宅のPS設置では、PS内の寸法だけでなく、扉、取付枠、排気方向などが機種選定に関係します。建物側の条件や管理上の指定がある場合は、それも確認対象です。
- 希望する号数の機器が現在の設置場所へ収まるか
- 給水・給湯・ガス・追いだき配管などの接続条件が適合するか
- 接続口径や接続位置の違いに対応する部材が必要か
- 排気方向と周囲の離隔など、設置条件を満たせるか
- PS設置の場合、扉・枠・排気部材を含めて適合するか
- リモコンの交換範囲と配線条件に問題がないか
号数変更の可否は、外観や号数表示だけで判断しないでください。現在の型番、候補型番、設置写真、現地の寸法や配管条件を基に確認します。写真見積もりで候補を絞れても、施工前の現地確認が必要になる場合があります。
号数を下げる場合も使用感を確認する
16号の本体価格が低く見えても、必要な湯量を満たさなければ交換後の不満につながります。20号や24号から16号へ下げる場合は、シャワーと台所の同時使用、寒い時期の湯量、今後の世帯人数を確認します。単身になった、複数箇所で同時に使わなくなったなど、利用状況が変わっている場合でも、実際の使い方を伝えたうえで選定してください。
工事費込み見積もりで比べる方法
必要号数と候補機種が決まったら、工事費込み見積もりを取ります。比較しやすい依頼方法は、現在と同号数の案に加え、検討中の上位号数または下位号数の案を、できるだけ同じ機能条件で出してもらうことです。
たとえば現在が20号なら、「同等機能の20号」と「同等機能の24号」を依頼し、型番、本体、リモコン、部材、撤去・設置工事、追加工事の可能性を分けて確認します。差額の説明に号数変更用の部材や施工内容が含まれていれば、単なる本体価格差ではないことが分かります。
見積もり依頼時に伝える内容は、現在の型番、希望号数、必要な機能、設置場所、建物種別、使用中のリモコン、困っている症状、給湯器と周辺の写真です。型番が判別できないときは、銘板写真を添えて確認を依頼します。
見積書では、少なくとも次の項目を確認します。
- 提案機種のメーカー名と型番、号数
- 給湯専用・ふろ給湯器、オート・フルオートなどの機能区分
- 本体価格とリモコン価格の扱い
- 既設機器の撤去と新しい機器の設置に関する費用
- 配管接続や設置に使用する部材の範囲
- 見積金額に含まれない作業と、追加費用が生じる条件
- 現地確認後に金額や機種が変わる可能性
複数の見積もりを比べるときは、総額だけでなく、提案型番と含有項目を横並びにします。同じ24号でも、一方が給湯専用、もう一方がフルオートのふろ給湯器なら、価格差の比較として適切ではありません。工事費込みと記載されていても工事範囲が同じとは限らないため、条件欄まで確認します。
号数別費用で迷ったときの決め方
16号・20号・24号のどれを選ぶか迷った場合は、価格の安い順ではなく、次の順番で判断すると整理しやすくなります。
- 現在の型番と設置方式を確認する
- 同時に使う湯量から必要号数を絞る
- 給湯タイプ、追いだき機能、省エネ区分、設置方式、リモコン条件をそろえる
- 同一条件の候補型番で本体価格の差を確認する
- 部材、撤去、設置工事を含む総額で最終比較する
必要号数を確認し、機能をそろえ、工事費込みで比較する。これが、号数による費用差を見誤りにくい手順です。
16号の価格を知りたい場合も、24号の価格を知りたい場合も、号数だけで検索した金額を交換予算として確定することはできません。現在の給湯器が給湯専用なのか、ふろ給湯器なのか、どこにどのように設置されているのかで候補機種が変わるためです。
まず銘板の型番と設置写真を用意し、現在と同号数の交換案を基準として見積もります。湯量に不満がある場合は上位号数、使用状況が変わった場合は下位号数も同条件で追加します。差額と設置条件が明確になれば、必要な使い勝手に対して費用をかけるべきか判断しやすくなります。
交換費用を具体化する最後の一歩は、候補型番を確定したうえで工事費込み見積もりを取ることです。型番、写真、設置条件がそろっていれば、号数差だけでなく、機能差や部材費を分けて相談しやすくなります。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、修理か交換か、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

給湯器 16号 20号 24号 費用でよくある質問
16号から24号に替えれば必ず快適になりますか?
必ずとは限りません。24号は16号より一度に供給できる湯量に余裕がありますが、実際の出湯量は水温や設定温度、使用環境によって変わります。また、設置場所、配管接続、排気条件などが適合するかも確認が必要です。現在の不満が同時使用時の湯量不足なのかを整理し、型番と現地条件を基に選定してください。
20号と24号の価格差は本体だけで比較してよいですか?
最終判断は本体だけでなく、リモコン、必要部材、既設機器の撤去、新しい機器の設置工事を含む総額で比較します。号数による本体価格差を調べる段階では、同一シリーズ、同一機能、同一設置方式の型番を並べる必要があります。
同じ号数なら給湯器の交換費用は同じですか?
同じとは限りません。同じ20号でも、給湯専用かふろ給湯器か、オートかフルオートか、省エネ区分、屋外壁掛かPS設置かなどによって本体価格や施工条件が変わります。見積もりでは号数以外の仕様も確認してください。
マンションのPS設置でも号数を変更できますか?
変更できる場合はありますが、一律には判断できません。PSの寸法、扉や取付枠、排気方向、配管接続、建物側の条件などを確認し、設置可能な型番を選ぶ必要があります。現在の型番とPS全体が分かる写真を用意し、現地条件を含めて確認してください。
給湯器の号数が分からないときはどうすればよいですか?
本体外側の銘板にある型番を、安全に確認できる範囲で調べてください。型番が読み取りにくい場合は、銘板全体と給湯器の正面、配管部分、周囲の設置状況を撮影して相談すると確認しやすくなります。カバーを外すなどの作業は行わないでください。
まとめ
16号・20号・24号の交換費用差は、号数だけでは確定できません。必要な湯量を満たす号数を選び、給湯タイプ、追いだき機能、省エネ区分、設置方式、リモコン条件を統一して比較することが重要です。
現在の型番と設置写真を確認したら、同号数の交換案を基準に、必要に応じて上位・下位号数も見積もります。本体価格だけで決めず、リモコン、部材、撤去・設置工事を含む総額と追加費用の条件まで確認してください。

給湯器の修理・交換を相談する
現在の型番、表示内容、症状、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした公式情報
確認日:2026-08-22。仕様・操作・価格・制度は機種や時期によって変わるため、詳細は各公式ページをご確認ください。










