主にコロナの石油給湯機で公式に案内されている表示例をもとに、利用者が確認できる範囲と、使用を続けず修理を依頼した方がよいケースを整理します。ガス給湯器やエコキュートは、同じコロナ製でも型式によって表示や手順が異なるため、手元の取扱説明書もあわせて確認してください。
まず確認したい結論
コロナ給湯器のエラーは、表示を写真に残して型式と発生状況を確認し、灯油切れ・給水不足など公式に再操作できる原因だけを確認します。表示が消えない、再発する、燃焼・通信系の表示が出ている、油漏れ・水漏れ・排気筒の異常がある場合は、リセットを繰り返さず販売店またはコロナサービスへ相談してください。
最初にするのは「解除」ではなく表示と状況の記録
リモコンにエラーが出ると、すぐに表示を消したくなります。しかし、エラーコードは給湯機が停止した理由を確認するための重要な情報です。数字や英字を見間違えないよう、リモコン全体の写真を撮り、表示が点滅しているか、運転ランプや給湯ランプの状態も記録してください。表示が消えてしまった場合でも、発生していたコードをメモしておくと相談時に役立ちます。
あわせて、本体に貼られている型式表示も確認します。コロナの給湯機は、石油給湯機・ガス給湯器・エコキュートなどの種類や型式によって、同じように見える表示でも意味や対処が異なることがあります。表示コードだけで機種を特定したり、すべてのコロナ給湯器に同じ解除方法が使えると考えたりしないでください。
コロナ公式のエラー一覧で今回確認できる具体例は、主に石油給湯機の表示です。旧機種や、手元の取扱説明書と公開説明書の内容が異なる場合もあるため、型式別の説明書を優先して確認します。
運転を入れ直す前に確認したい周囲の異常
エラーが出たときは、リモコンだけでなく給湯機本体の周囲も見ます。灯油を使う機種では灯油切れがないか、水道を使う機種では断水や給水元栓の状態に問題がないかを確認してください。直前に地震や停電があった場合は、その影響で安全装置が働いた可能性もあります。
本体や配管から油や水が漏れていないか、機器が傾いたり外装が損傷したりしていないかも確認します。屋外設置機では、排気筒や給排気筒が外れていないか、周囲に燃えやすい物が近づいていないかを見てください。異常がある場合は、エラー解除の操作を行わず、使用を止めて相談します。
油漏れ・水漏れ・機器の損傷・排気筒や給排気筒の外れがあるときは、運転スイッチの入れ直しや電源プラグの抜き差しを繰り返さないでください。安全を確認できない状態では、販売店またはコロナサービスへ連絡してください。
コロナ公式で確認できる表示と再操作の範囲
コロナ公式の石油給湯機エラー一覧では、利用者が原因を確認したうえで運転スイッチを入れ直せる表示があります。ただし、これは表示の意味と周囲の安全を確認できた場合に限られます。表示が消えたとしても、原因が解消したとは限らないため、再発の有無まで見て判断します。
| 表示例 | 公式に確認されている内容 | 利用者が確認すること | 相談を考えるケース |
|---|---|---|---|
| 2 | 対震自動消火装置の作動 | 地震後などに、可燃物、機器の損傷、油漏れ・水漏れ、排気筒または給排気筒の外れがないか確認。異常がなければ運転スイッチを入れ直す案内 | 異常がある、表示が消えない、再び表示される |
| 3 | 空だき検知 | 給水後に運転スイッチを入れ直す案内 | 給水しても復旧しない、繰り返し表示される |
| 1 | 一部の機種で灯油残量低下の給油検知 | 灯油の残量を確認し、灯油切れなら給油 | 給油後も復旧しない、何度も表示される |
| 4 | 一部の機種で着火不良・燃焼異常検知 | 表示の意味を型式別説明書で確認 | 燃焼系の表示が続く、異音・すすなどがある |
| E/E1/E2、H系など | 通信異常、点検または修理が必要とされる表示を含む | コードと型式を控える | 自己判断でリセットを繰り返さず修理相談 |
「1」「4」などは機種によって扱いが異なる場合があります。灯油を補給しても復旧しない、着火や燃焼に関係する表示が再発するという場合は、連続して運転スイッチを操作しないでください。燃焼異常や通信異常など、原因の切り分けに点検が必要な表示もあります。
「2」「3」が出たときに確認すること
表示「2」は地震後などの安全確認が先
石油給湯機の「2」は、対震自動消火装置が作動した表示です。地震の後に表示された場合は、まず本体周囲の可燃物や損傷、油漏れ・水漏れを確認し、排気筒または給排気筒が外れていないかを見ます。異常が見つかった場合は操作せず、点検を依頼してください。
安全に問題がないことを確認できた場合に限り、コロナ公式ではリモコンの運転スイッチをON/OFFして解除する案内があります。「2」が消えたから無条件に使用を続けるのではなく、再表示しないか、異音や漏れがないかを確認してください。
表示「3」は給水状態を確認してから
「3」は空だき検知の表示です。給水されていない状態で運転した可能性があるため、断水していないか、給水に問題がないかを確認し、給水後に運転スイッチを入れ直す案内があります。給水しても表示が消えない場合や、同じ表示が何度も出る場合は、単純な操作で解消する状態ではない可能性があります。
給湯機内部を開けたり、センサーや配線を触ったりする必要はありません。表示と型式を控えたうえで、販売店や修理窓口に状況を伝えます。
停電後の点滅と故障表示のリセットは分けて考える
停電から復帰した後、石油給湯機の運転ランプが点滅する場合は、運転スイッチを「入」にする案内があります。これは停電復帰後の通常の復旧操作として確認されているもので、故障表示が出ている給湯機の電源を強制的にリセットする操作とは別です。
エラーを消す目的で、電源プラグを抜く、ブレーカーを落とす、主電源を何度も切り替えるといった操作を共通の解除方法として行うことは勧められません。表示が一時的に消えても、原因の記録が失われたり、再発を見逃したりすることがあります。停電復帰後の操作と、故障表示を強制的に消す操作を混同しないことが重要です。
使用を続けず修理を依頼した方がよい症状
次のような場合は、エラー解除を試し続けるより、使用を止めて相談する判断が適切です。表示が消えない、同じ表示が繰り返される、給油や給水をしても改善しない、燃焼に関係するコードが出ている、リモコン通信異常が表示されている場合が該当します。
また、油漏れ・水漏れ、焦げたような臭い、異音、すす、排気筒や給排気筒の外れ、本体の損傷があるときも使用を続けないでください。表示だけでなく、実際の症状や設置状態が修理判断の材料になります。エラーが消えたことだけを「安全に直った」と判断せず、再発や周囲の異常まで確認することが必要です。
「H3」は中和器内の水位異常として、ドレン配管の詰まり確認が案内される表示です。詰まりが見当たらない場合や改善しない場合は、内部部品を分解せず修理を依頼します。
修理か交換かはエラーコードだけで決めない
エラーが出たからすぐ交換、あるいは表示を解除できたから修理不要、と単純には判断できません。型式、設置年、部品供給状況、故障の再発、修理見積もり、今後も使いたい機能や設置条件を合わせて判断します。今回確認できた情報だけでは、修理費用や交換費用の一律の相場、特定の交換時期を断定できません。
修理を依頼するときは、表示コードと発生状況をできるだけ正確に伝えます。交換も検討する場合は、現在の型式だけでなく、給湯機の種類、設置場所、排気方向、配管の状態、リモコンの構成などを確認してもらうと、見積もりの前提が整理しやすくなります。エラーコードだけを伝えて判断を任せるのではなく、現地の設置条件も見てもらうことが大切です。
メーカーや販売店へ連絡する前に、次の情報をまとめておくと、状況を説明しやすくなります。リモコンの表示は、数字・英字を含めて正確に記録し、可能なら表示中の写真を用意します。本体の型式は、本体ラベルや銘板に記載されています。
- 本体のメーカー名と型式
- リモコンに表示された数字・英字と点滅の有無
- エラーが出た日時と、その直前にしていた操作
- 灯油切れ、断水、停電、地震の有無
- お湯が出ない、追いだきできないなどの具体的な症状
- 油漏れ・水漏れ、異音、異臭、すす、機器損傷の有無
- 本体や排気筒、給排気筒の写真
説明書を確認する場合は、コロナ公式の型式別取扱説明書を探します。公開されている説明書と手元の説明書が異なることもあるため、表示の意味や操作が一致しないときは、自己判断で手順を広げず、型式を伝えて確認してください。
迷ったときの判断を整理すると
コロナ給湯器のエラー対応は、表示を控える、周囲の安全を確認する、公式に再操作が案内される原因だけを確認する、改善しなければ相談する、という順で考えると安全です。特に、通信異常・燃焼異常・センサー関連を含む表示や、漏れ・損傷を伴うケースでは、解除操作より点検を優先します。
表示コードが分からないまま電源操作を繰り返すより、型式・写真・発生状況をそろえて相談する方が、修理が必要かどうかを早く正確に判断しやすくなります。ガス給湯器やエコキュートの場合は、石油給湯機のコード例をそのまま当てはめず、対象機種の取扱説明書を確認してください。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
コロナ給湯器のエラーは電源を入れ直せば解除できますか?
表示によります。石油給湯機では、公式に「2」は安全確認後、「3」は給水後に運転スイッチを入れ直す案内があります。一方、通信異常・燃焼異常などは、電源操作を繰り返さず修理相談が必要です。
コロナ給湯機の「2」は何を確認すればよいですか?
石油給湯機の「2」は対震自動消火装置の作動です。地震後などは、可燃物、機器の損傷、油漏れ・水漏れ、排気筒または給排気筒の外れがないか確認します。異常がなければ運転スイッチを入れ直す案内がありますが、再発や異常がある場合は相談してください。
コロナ給湯機の「3」が出たときはどうすればよいですか?
「3」は空だき検知です。断水や給水状態を確認し、給水後に運転スイッチを入れ直す案内があります。給水しても表示が消えない、または繰り返し表示される場合は、修理を依頼してください。
灯油を入れたのにエラーが消えない場合はどうしますか?
一部の石油給湯機では「1」が灯油残量低下の給油検知です。給油しても復旧しない場合や、何度も表示される場合は、連続して再操作せず、表示コード・型式・発生状況を伝えて相談してください。
エラーが消えたら、そのまま使っても大丈夫ですか?
エラーが消えただけで安全とは判断できません。油漏れ・水漏れ、異音、異臭、すす、機器損傷、排気筒や給排気筒の外れがないか確認し、同じ表示が再発しないか見ます。異常がある場合は使用を止めてください。
修理と交換はエラーコードで決められますか?
エラーコードだけでは決められません。型式、設置年、部品供給状況、修理見積もり、再発の有無、設置条件などを合わせて判断します。まず表示と型式を控え、点検や見積もりを依頼してください。
交換・修理を決める前に確認したいこと
コロナ給湯器のエラーは、表示を写真に残して型式と発生状況を確認し、灯油切れ・給水不足など公式に再操作できる原因だけを確認します。表示が消えない、再発する、燃焼・通信系の表示が出ている、油漏れ・水漏れ・排気筒の異常がある場合は、リセットを繰り返さず販売店またはコロナサービスへ相談してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- コロナ|公式サイト
https://www.corona.co.jp/support/error/oil/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- コロナ|公式サイト
https://www.corona.co.jp/partners/error/oil.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- コロナ|公式サイト
https://www.corona.co.jp/support/fukuden/teiden.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- コロナ|公式サイト
https://www.corona.co.jp/oil_hot-water/ag/lineup.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- コロナ|公式サイト
https://www.corona.co.jp/oil_hot-water/nxh/lineup.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- コロナ|公式資料(PDF)
https://www.corona.co.jp/coronabiz/catalog/oil-hot-water/file/2023575803104.pdf確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。











