また、20号だから必ず2~3人家族向けと決められるわけではありません。台所とシャワーを同時に使うか、冬場の水温で給湯量が足りるか、現在の設置方法を変更するかによって適した号数は変わります。
まず確認したい結論
20号給湯器の工事費込みは、現行販売例で約13万~15万円台からが一つの目安ですが、これは本体・リモコン・標準工事・撤去処分の範囲と設置条件で変わります。号数は家族人数だけでなく、台所とシャワーの同時使用や冬場の湯量で選び、見積もりでは型番・設置場所・配管・ガス種・PS仕様を伝えて追加費用を確認してください。
20号給湯器の工事費込み価格は何を含むか
「工事費込み」と表示されていても、すべての作業が追加料金なしになるとは限りません。比較するときは、本体・リモコン・標準交換工事・既設機器の撤去処分が見積書に含まれているかを確認します。給湯器本体だけの価格や、リモコン別売の価格を工事費込みと比べると、安く見える商品を選んでしまうためです。
現行の販売例では、20号の追いだき付き・壁掛けオートタイプで、従来型は131,300円、エコジョーズは142,600~146,300円の例があります。ただし、これは特定事業者・対象エリア・標準工事を前提にした価格例です。全国一律の相場ではなく、設置場所や配管の状態によって総額は変わります。
一方、大手ガス事業者の基本工事費例では、ふろ給湯器の従来型が49,500円、エコジョーズが53,900円です。既設機器の取り外し・処分を含む例でも、設置状況によって追加工事費が発生します。販売価格と工事費の内訳を分けて確認すると、どこで価格差が出ているか判断しやすくなります。
メーカー希望小売価格は、交換総額とは別の数字です。例えばリンナイの20号エコジョーズ・オートは、本体希望小売価格が419,100円(税込)で、リモコンは別売です。希望小売価格だけで高い・安いを決めず、実際の販売価格、リモコン、施工費を合算して比較してください。
20号の価格差が出る主な条件
同じ20号でも、給湯専用、オート、フルオートなど機能の違いで本体構成が変わります。追いだきが必要な家庭では、浴槽への配管やリモコンを含むふろ給湯器を選ぶことになります。給湯専用から追いだき付きへ変更する場合は、給湯器本体を交換するだけでは済まない可能性があるため、現在の浴室側の配管も確認が必要です。
熱効率を高めたエコジョーズは、従来型と比べて本体や工事の構成が異なります。設置時にドレン排水の処理が必要になる場合があるため、既存機器からの交換では排水経路の有無や施工方法が見積もりに影響します。エコジョーズだから必ず総額が安い、または必ず高いとは言い切れません。本体差額だけでなく、設置条件と使用状況を合わせて判断します。
壁掛けタイプでも、排気方向、配管カバー、既存配管の交換、設置面の状態によって追加項目が生じます。マンションでは、PS(パイプシャフト)内や扉内に設置されていることがあり、同じ号数でも屋外壁掛けとは必要な部材や施工方法が異なります。見積もりには「標準工事」の範囲と、別途になり得る部材名を記載してもらうと安心です。
| 比較する項目 | 確認する内容 | 価格に影響する例 |
|---|---|---|
| 本体タイプ | 給湯専用か、追いだき付きか、オートか | 機能、排気方式、エコジョーズかどうか |
| リモコン | 台所・浴室のセットが含まれるか | 別売、交換点数、対応機種 |
| 標準工事 | 交換、接続、試運転の範囲 | 配管・排気・設置方法 |
| 撤去処分 | 既設機器の取り外しと処分を含むか | 設置場所、搬出条件 |
| 追加工事 | 必要時の費用が明示されているか | 配管、排水、PS扉内部材、ガスメーター |
20号は何人家族向けかを人数だけで決めない
給湯器の号数は、家族人数そのものではなく、給湯能力を表します。号数は、水温に25℃を加えたお湯を1分間に出せる量を示すもので、20号は条件上20L/分です。ただし、これは一定の水温を前提にした能力です。冬は給水温が低くなるため、同じ設定温度では実際に使える湯量が減ります。
リンナイの目安では、20号は冬場に約12L/分となります。シャワー1か所だけなら足りても、シャワー中に台所でお湯を使う、洗面所でも給湯する、といった同時使用では余裕が少なくなることがあります。「2~3人用」と人数だけで固定せず、同時使用の有無と冬の使い方を基準にするのが実際的です。
例えば、少人数でも朝にシャワー、台所、洗面所を同時に使う家庭なら、20号で十分かを慎重に確認します。反対に、人数が多くても入浴時間が分散し、給湯を同時に使わない家庭では、20号から無理に号数を上げる必要がない場合があります。浴槽への湯はり、シャワーの勢い、台所の使用時間など、現在困っている場面を書き出して相談すると判断しやすくなります。
号数を上げる場合は、給湯器だけを大きくすればよいとは限りません。ガスメーターの容量やガス配管、建物側の設備条件を確認し、マンションでは管理規約や設置可能な機種も確認します。号数変更は、同じ場所に同じ条件で交換する場合より確認事項が増えるため、まず現在の号数・型番を基準に見積もりを取り、変更可否を判断してください。
見積もり前に準備すると追加費用を確認しやすい情報
現地調査の前に、給湯器本体の型番ラベルを撮影します。型番は本体正面や側面の銘板に記載されていることが多く、号数だけでなく、給湯専用か追いだき付きか、設置方式が何かを把握する手がかりになります。読み取れない場合も、ラベル全体を撮影して送ると事業者側で確認しやすくなります。
次に、給湯器の全景、配管接続部、排気口、台所リモコン、浴室リモコンを撮影します。配管カバーの有無や排気方向が分かる写真があると、標準工事に含まれない部材の見落としを減らせます。屋外壁掛け、据置、PS扉内など設置方法が分からない場合も、周囲の壁や扉を含めた写真を用意します。
見積もり時には、都市ガスかLPガスか、追いだき・床暖房・浴室乾燥機の有無も伝えます。ガス給湯器に暖房機能が接続されている場合、一般的なふろ給湯器への交換では機能を引き継げない可能性があります。現在使っている機能を「残したい」「不要」と分けて伝えると、候補機種の間違いを防げます。
見積書では、機種の型番、号数、給湯タイプ、リモコン型番、標準工事の内容、撤去処分、追加工事の単価または条件を確認します。「現地確認後に追加」とだけ書かれている場合は、どの状態なら追加になるのかを質問しておきましょう。
20号給湯器の見積もりを比較するときの注意点
複数の見積もりを比べるときは、合計金額の安さだけでなく、同じ機能・同じ設置条件になっているかをそろえます。片方が給湯専用、もう片方が追いだき付きであれば、本体価格が違って当然です。オートとフルオート、従来型とエコジョーズ、リモコンの有無もそろえてから比較します。
見積もりの合計に、既設機器の処分、出張費、配管部材、排気関連部材、ドレン排水工事などが含まれるか確認します。特に、広告の表示価格が「標準工事込み」であっても、PS扉内や特殊な排気方式、配管の劣化などが追加扱いになることがあります。安い表示価格だけで決めず、追加工事が発生する条件を見積もり前に確認することが、最終的な総額の差を抑えるポイントです。
工事の資格や施工範囲も確認します。ガス配管や機器設置は、作業内容に応じた資格・施工範囲の確認が必要です。屋内設置、排気筒、給排気部に関わる交換では、資格者が関与する事業者へ依頼してください。見積もりの安さだけでなく、誰がどの範囲を施工するのか、工事後の保証や不具合時の連絡先も確認します。
修理ではなく交換を検討する症状と安全上の注意
給湯器が点火しない、湯温が安定しない、異常表示が出るといった症状でも、原因によっては修理で対応できる場合があります。一方、使用年数、故障の頻度、部品の供給状況、修理費と交換費の差によっては、交換を選ぶ方が今後の再故障リスクを抑えやすいこともあります。型番とエラー表示を控え、修理と交換の両方で相談すると判断材料が増えます。
異臭、異音、すす、体調不良、明らかなガス漏れが疑われる場合は、価格比較より安全確保を優先します。異常がある給湯器は使用を止め、取扱説明書やガス事業者・施工事業者の案内に従ってください。自分で分解したり、排気口をふさいだり、ガス接続部を触ったりするのは避けます。
屋内設置機器や排気筒・給排気部に関わる工事は、換気や排気の安全性に関係します。資格者が関与する事業者に、設置状況を確認してもらってください。
20号を選ぶ前に決めておきたいこと
まず、現在の給湯器の型番と号数、給湯専用か追いだき付きかを確認します。次に、台所とシャワーを同時に使う頻度、冬場に湯量が足りないと感じる場面、今後残したい機能を整理します。これにより、単純な同型交換でよいのか、号数や機能を変更するのかを切り分けられます。
費用については、20号の工事費込み販売例として約13万~15万円台からを一つの目安にしつつ、エコジョーズ、リモコン構成、PS扉内、配管や排気の変更などで上がる可能性を見込んで比較します。最終的に見るべき金額は、必要な機能と自宅の設置条件を反映した見積書の総額です。
写真と型番を事業者へ伝え、標準工事に含まれる範囲と追加条件を確認したうえで、同じ条件の見積もりを比較してください。20号が適しているか迷う場合も、家族人数だけで決めず、同時使用と冬場の湯量を具体的に伝えると、過不足の少ない機種を選びやすくなります。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
20号給湯器の工事費込み相場はいくらですか?
現行の販売例では、20号の追いだき付き・壁掛けオートで従来型が131,300円、エコジョーズが142,600~146,300円の例があります。ただし特定事業者・対象エリア・標準工事を前提にした価格例で、設置条件や追加工事によって変わります。
20号給湯器は何人家族向けですか?
家族人数だけで一律には決められません。20号は条件上20L/分の給湯能力を示しますが、冬は給水温が下がり、リンナイの目安では約12L/分になります。台所とシャワーの同時使用や湯量の希望を基準に選びます。
工事費込みなら追加料金はかかりませんか?
必ず追加ゼロとは限りません。標準工事に含まれる交換・接続・撤去処分の範囲を確認し、配管、排気、ドレン排水、PS扉内の部材などが追加になる条件を見積もり時に確認してください。
20号から24号へ変更できますか?
設置できる場合もありますが、給湯器だけでなくガスメーター、ガス配管、建物側の設備条件を確認する必要があります。マンションではPSや管理規約の確認が必要になる場合があるため、現在の型番と設置写真をもとに事業者へ相談してください。
見積もり前に何を準備すればよいですか?
本体の型番ラベル、給湯器の全景、配管・排気口、台所と浴室のリモコンを撮影します。都市ガスかLPガスか、追いだき・暖房・浴室乾燥の有無、マンションならPS扉内かどうかも伝えると、追加費用の見落としを減らせます。
給湯器から異音や異臭がするときはどうすればよいですか?
使用を止め、取扱説明書やガス事業者・施工事業者の案内に従ってください。異臭、すす、体調不良、異常表示がある場合に自分で分解したり、ガス接続部や排気口を触ったりせず、資格者が関与する事業者へ相談します。
交換・修理を決める前に確認したいこと
20号給湯器の工事費込みは、現行販売例で約13万~15万円台からが一つの目安ですが、これは本体・リモコン・標準工事・撤去処分の範囲と設置条件で変わります。号数は家族人数だけでなく、台所とシャワーの同時使用や冬場の湯量で選び、見積もりでは型番・設置場所・配管・ガス種・PS仕様を伝えて追加費用を確認してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 〖公式〗東京ガスの給湯器交換|写真撮影でオンライン無料スピード見積もり|東京ガス
https://home.tokyo-gas.co.jp/housing/exchange/waterheater/index.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ガス機器の設置工事における資格
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/anzen_torikumi/file_itakujigyou/202403_hanbaijigyou.pdf確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/information/license/c_text04.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 給湯器の選び方|メーカー・種類・価格をわかりやすく解説|東京ガス
https://home.tokyo-gas.co.jp/housing/exchange/waterheater/how-to-choose.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/10146/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0079/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。










