ノーリツ製品の交換を検討している方は、候補機種の型番と設置条件をそろえたうえで、現在利用できる国の制度や自治体の制度を確認してください。ガス給湯器の交換なのか、ハイブリッド給湯機・エコキュートへの変更なのかによって、確認すべき制度も変わります。
まず確認したい結論
2025年の給湯省エネ2025事業は2026年3月31日に終了しているため、現在新規申請はできません。ノーリツ製だから対象になるわけではなく、対象機種として登録された型番、給湯方式、住宅・工事条件などの確認が必要です。
ノーリツ製なら補助金の対象になるのか
結論からいうと、ノーリツ製であることだけを理由に補助金の対象になるわけではありません。制度では、メーカー名よりも、給湯器の種類、登録型番、省エネ性能、設置する住宅の条件、工事の時期などが確認されます。同じノーリツ製品でも、ガス給湯器、エコジョーズ、ハイブリッド給湯機、エコキュートでは対象制度が異なる可能性があります。
見積書に「補助金対象」と書かれていても、それだけで交付が確定したとはいえません。納品書などに記載された製品型番と、制度の事務局に登録された型番が一致しているかを確認する必要があります。ノーリツの対象製品案内でも、型番照合が必要とされており、ガス種や「BL」表記の省略ルールによって確認しにくい場合があります。
候補機種を決めるときは、商品名だけでなく、見積書・仕様書・納品書に記載される正式な型番を確認してください。販売店独自の呼び方やシリーズ名だけでは、登録型番との一致を判断できないことがあります。
給湯省エネ2025事業で対象になったノーリツ製品
戸建ての持ち家などで利用された給湯省エネ2025事業では、主な対象機器がエコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームでした。ノーリツでは、ハイブリッド給湯システムや一部のエコキュートが対象製品として案内されていました。ただし、ノーリツの全製品が対象だったわけではなく、登録型番と実際に納品された製品の一致が前提です。
一方、一般的なガス給湯器やエコジョーズへの交換は、給湯省エネ2025事業では原則として対象ではありません。ガス給湯器から同じ種類のガス給湯器へ交換する場合は、候補製品がノーリツ製かどうかだけでなく、利用を検討している制度の対象機器に含まれているかを確認する必要があります。
| 交換する機器の例 | 給湯省エネ2025事業での扱い | 確認すること |
|---|---|---|
| エコキュート | 対象機器に含まれる | 登録型番、省エネ性能、設置条件 |
| ハイブリッド給湯機 | 対象機器に含まれる | 登録型番、性能要件、工事条件 |
| エネファーム | 対象機器に含まれる | 登録型番、制度上の要件 |
| 一般的なガス給湯器・エコジョーズ | 原則対象外 | 別制度や自治体制度の有無 |
したがって、「ノーリツのエコジョーズに交換するから補助金が使える」と判断するのは危険です。対象になる制度があるとしても、制度の種類によって対象機器と申請条件が異なるため、給湯器の方式を最初に整理しましょう。
2025年の補助制度は現在申請できるのか
給湯省エネ2025事業は2026年3月31日に終了しており、2026年8月25日現在、新規に2025年制度を使って申請することはできません。そのため、2025年にノーリツ製品へ交換したケースを調べている場合と、現在から交換を始めるケースを分けて考える必要があります。
過去の制度では、リフォームの申請は工事完了・利用開始後に交付申請を行う仕組みでした。また、契約工事全体に着手した後に予約できる扱いもあり、申請者が自分で直接手続きするのではなく、登録した給湯省エネ事業者を通じて補助金を還元する仕組みでした。
現在交換する場合は、2025年制度の説明をそのまま当てはめないでください。2026年に利用できる制度、自治体独自の制度、対象型番、予算残額、契約・着工時期を契約前に確認することが必要です。制度は年度ごとに内容や受付期間が変わる場合があるため、古い案内だけを根拠に発注するのは避けましょう。
「見積書に補助金額が記載されている」「業者から対象と説明された」というだけで、受給が確定するわけではありません。対象製品の登録状況、申請期限、予算の残り、事業者の登録状況を確認できるまで、補助金を差し引いた金額だけで資金計画を立てないでください。
賃貸集合住宅なら別の制度を確認する
一般的な戸建て向けの給湯省エネ2025事業とは別に、既存の賃貸集合住宅を対象とした「賃貸集合給湯省エネ2025事業」がありました。この制度では、従来型の給湯器からエコジョーズまたはエコフィールへ交換する工事が対象になり得ました。ノーリツのガス給湯器を賃貸集合住宅に設置する場合でも、住宅の区分と制度条件を確認する必要があります。
対象は、2戸以上の既存賃貸集合住宅です。オーナーやその親族が住む住戸、事業用として貸し出している住戸などは、原則として対象外とされていました。補助額は、追い焚き機能なしが5万円、追い焚き機能ありが7万円で、1住戸につき1台まででした。
ただし、これらは賃貸集合給湯省エネ2025事業の内容です。現在の工事に使えるかは別途確認が必要であり、オーナー、管理会社、入居者の誰が契約者になるかによっても、事前にそろえる書類や承諾が変わることがあります。入居者が自己判断で発注せず、所有者または管理会社に制度利用の可否を確認してください。
補助金の対象型番を確認する方法
候補機種の確認では、まず既設給湯器の銘板にあるメーカー名、型番、ガス種、製造時期などを撮影します。次に、交換後の候補機種について、正式な型番が分かる見積書や製品資料を用意します。ノーリツ製品の場合も、シリーズ名ではなく、納品される型番そのものを制度の登録製品一覧と照合することが重要です。
戸建てでガス給湯器からハイブリッド給湯機やエコキュートへ変更する場合は、対象型番だけでなく、設置スペース、電源、配管、貯湯タンクの設置場所なども確認します。補助対象機器であっても、住宅側の条件や工事内容が制度要件に合わなければ申請できない可能性があります。
業者には、次の内容を明記した見積もりを依頼すると確認しやすくなります。
- 交換前と交換後の正式な型番
- 給湯方式とガス種または電源条件
- 本体、リモコン、標準工事の内訳
- 配管・排気・排水・電気工事などの追加費用
- 撤去処分費や既存機器の撤去に関する扱い
- 補助制度名、対象と判断した根拠、申請者と還元方法
- 申請に必要な写真・書類と、申請が不成立になった場合の費用負担
型番を確認しないまま「ノーリツだから対象」と契約するのは避け、登録型番と工事条件を確認してから申し込みましょう。業者によって対象機種の提案や見積項目が異なることもあるため、同じ型番・同じ工事範囲で比較すると、補助金以外の費用差も把握しやすくなります。
補助金を待つ前に交換を急ぐべきケース
給湯器からお湯が出ない、異音が続く、漏水している、エラーが繰り返し表示されるといった場合は、補助金の確認だけを理由に使用を続けたり、交換を長期間先延ばしにしたりしないでください。漏水や異常燃焼などが疑われるときは、給湯器の使用を止め、必要に応じてガス会社や施工業者へ相談します。
修理で対応できるか交換が必要かは、設置からの年数、故障箇所、部品の供給状況、修理費用、再故障の可能性などを合わせて判断します。補助対象の高効率機器へ変更できるとしても、設置工事に時間がかかる場合があります。お湯が使えない状態が続いているなら、補助金の見込み額よりも安全確保と復旧時期を優先したほうがよいケースがあります。
見積もり依頼時には、既設機器の銘板、給湯器全体、配管、排気口、リモコン、周辺の設置スペースを撮影して送ると、候補機種や追加工事の確認が進みます。賃貸住宅では、所有者や管理会社の承諾状況も先に整理しておきましょう。
契約前に確認したい補助金と見積もりの項目
補助金を使った交換では、補助金額だけでなく、補助金が受け取れなかった場合の支払額も確認してください。対象型番の不一致、予算終了、申請期限の経過、必要書類の不足、住宅条件の不一致などがあると、見込んでいた還元を受けられない可能性があります。
また、補助金の対象機器に変更した結果、通常のガス給湯器交換よりも本体価格や工事内容が大きく変わる場合があります。高効率機器への変更で必要になる配管、電源、排水、タンク設置、リモコンなどの費用を含めて、最終的な自己負担額で比較しましょう。
| 見積もりで見る項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 交換後の正式型番 | 登録製品との一致を確認するため |
| 補助制度名と申請時期 | 終了済み制度や受付期間外の制度を避けるため |
| 本体・リモコン・工事費 | 補助金を差し引く前の総額を比較するため |
| 追加工事・撤去処分費 | 設置条件による追加費用を把握するため |
| 申請者・還元方法 | 誰が申請し、どのように還元されるか確認するため |
| 不交付時の支払額 | 補助金が受け取れない場合の資金計画を立てるため |
契約前に「対象製品」「申請期限」「予算状況」「補助金が不交付になった場合の金額」を書面で確認することが、トラブル防止につながります。制度の対象外であっても、交換そのものが必要な場合はあります。補助金の有無だけで機種を決めず、故障状況、設置条件、将来の使い方、総額を合わせて判断してください。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
ノーリツの給湯器なら2025年の補助金対象ですか?
いいえ。ノーリツ製というメーカー名だけでは対象になりません。給湯方式、登録型番、省エネ性能、住宅や工事の条件を確認する必要があります。
給湯省エネ2025事業は今から申請できますか?
できません。給湯省エネ2025事業は2026年3月31日に終了しているため、2026年8月25日現在、新規に2025年制度を利用して申請することはできません。
ノーリツのエコジョーズへの交換は補助金対象ですか?
戸建てなどで利用された給湯省エネ2025事業では、一般的なガス給湯器・エコジョーズへの交換は原則対象ではありません。ただし、既存の賃貸集合住宅向けには別制度があり、条件を満たすエコジョーズ交換が対象になり得ました。現在利用できる制度は別途確認してください。
対象型番は何を見て確認すればよいですか?
交換後に納品される製品の正式な型番を、制度の登録製品一覧と照合します。商品名やシリーズ名だけでなく、見積書や仕様書、納品書に記載される型番を確認してください。
補助金の申請は誰が行いますか?
給湯省エネ2025事業では、登録した給湯省エネ事業者を通じて申請し、補助金が施主へ還元される仕組みでした。現在の制度でも同じとは限らないため、申請者、必要書類、還元方法を契約前に確認してください。
給湯器が故障していても補助金を待つべきですか?
お湯が出ない、漏水、異音、エラーの頻発などがある場合は、補助金だけを理由に使用や交換を先延ばしにしないでください。安全を優先して使用を止め、ガス会社や施工業者に相談し、修理と交換を含めて復旧方法を確認しましょう。
交換・修理を決める前に確認したいこと
2025年の給湯省エネ2025事業は2026年3月31日に終了しているため、現在新規申請はできません。ノーリツ製だから対象になるわけではなく、対象機種として登録された型番、給湯方式、住宅・工事条件などの確認が必要です。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 給湯省エネ2025事業 | 補助金 | ノーリツ
https://www.noritz.co.jp/product/hojokin/kyuutou-shouene2025/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について|資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo2024.html確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/overview-lease/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/assets/doc/kyuto_koufu_L.pdf確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- ノーリツ|製品情報
https://www.noritz.co.jp/product/hojokin/tintai-shuugou-kyuutou-shouene2025/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- ’25
給湯省エネ
2025事業交付申請等の要件について
(交付申請の手引き)2025年6月13日版
https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/assets/doc/kyuto_koufu_K2.pdf確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。











