安全装置に関わる部品のため、温度ヒューズを自分で探したり、分解して交換したりするのは避けてください。リモコンの表示、本体の型式、症状が出た状況を控え、ノーリツまたは施工店に訪問診断を依頼するのが安全です。
まず確認したい結論
ノーリツ給湯器の温度ヒューズ故障が疑われても、エラー番号だけで原因を決めたり、自己交換したりすることはできません。高温のお湯、異臭・異音、煙、繰り返す停止がある場合は使用を止め、型式と症状を伝えて修理診断を依頼してください。部品供給があり原因が限定できれば修理、部品供給や本体の状態に問題があれば交換も比較します。
温度ヒューズの故障かどうかはエラー番号だけでは判断できない
ノーリツ給湯器で「温度ヒューズ交換」と案内されるケースでも、利用者が症状やエラー番号だけを見て、温度ヒューズの断線と決めつけることはできません。温度異常に関係する症状は、温度ヒューズ以外の安全装置、燃焼に関わる部品、水量や給水条件などでも起こり得るためです。
ノーリツのエラー表示は、必ずしも交換対象の部品名を直接示すものではありません。たとえばエラー16は、ガス・石油給湯機器で設定温度より高い湯が出ている可能性がある場合の表示です。運転スイッチを切ってから入れ直しても改善しないときは、修理が必要と案内されていますが、これだけで温度ヒューズが原因だとはいえません。
温度ヒューズは安全装置に関わる部品です。自己分解や、ヒューズを短絡させるような復帰・交換は行わないでください。原因を確認せずに安全装置へ手を加えると、異常な温度上昇や事故につながるおそれがあります。
熱いお湯や停止が起きたときに、まず確認する症状
最初に、リモコンに表示されたエラー番号と、表示が点滅しているかを確認します。そのうえで、症状が「設定温度より明らかに熱い」「お湯が出たり止まったりする」「給湯中にエラーが出る」「特定の蛇口だけで起きる」など、どの状態なのかを整理します。症状の出方は、訪問修理で原因を切り分ける重要な材料になります。
本体の銘板も確認してください。型式、製造番号、製造時期などが記載されており、リモコンのエラー番号と合わせて伝えると、対象機器を特定しやすくなります。台所だけ、浴室だけ、追いだきだけなど、機能によって症状が異なる場合は、その違いも控えておきます。
設定温度より明らかに高い湯が出る場合は、やけどに注意して使用を続けないことが大切です。異臭、異音、煙がある、運転停止を繰り返す、周囲に異常な熱がこもるといった場合も、原因確認のために使用を中止して修理相談へ進みます。
運転スイッチの切/入で一時的に表示が消えても、「安全に直った」とは限りません。同じ症状が再発する場合や、熱いお湯が出た場合は、リセットを繰り返さず診断を依頼してください。
温度ヒューズの交換だけで直るケースと、直らないケース
訪問修理では、エラー表示や症状を手がかりに、実際の温度状態、燃焼や給湯の状況、関連部品の状態などを確認します。診断の結果、原因が特定の部品に限定され、補修用部品が供給されていれば、温度ヒューズを含む部品交換で復旧できる可能性があります。
一方で、温度ヒューズが作動した理由が別の部品や燃焼条件にある場合は、ヒューズだけを交換しても再発することがあります。複数の不具合が重なっている、異常が繰り返されている、機器内部の劣化が進んでいるといった場合には、修理範囲が広がることもあります。
「温度ヒューズだけ交換すれば必ず使える」とは判断しないでください。修理業者には、温度ヒューズの交換可否だけでなく、作動原因、ほかに交換が必要な部品があるか、修理後に再発する可能性があるかを確認しましょう。
修理費用は温度ヒューズの部品代だけで決まらない
ノーリツの修理料金は、原則として技術料、部品代、出張料に消費税を加えた金額で構成されます。そのため、温度ヒューズの部品代だけを見ても、実際に支払う修理費用は判断できません。訪問して原因を調べるための作業や、機器の設置状況によって費用が変わります。
ノーリツの案内では、出張料には上限があり、3,300円(税込)とされています。ただし、高所作業、機器の脱着、時間外の指定、遠隔地などは別料金となる条件があります。また、診断の結果として修理を行わない場合でも、出張料に加えて故障診断料または点検診断料がかかる場合があります。
| 見積もりで確認する項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 技術料 | 原因確認や部品交換などの作業料金 |
| 部品代 | 温度ヒューズ以外に交換が必要な部品があるか |
| 出張料・診断料 | 修理しない場合にも発生する費用があるか |
| 追加条件 | 高所、脱着、時間外、遠隔地などの加算 |
電話や申込みの段階で一律の金額を求めるより、型式、エラー番号、症状、設置場所を伝え、訪問後に原因と見積もりを確認する方が正確です。修理を依頼する前に、診断費用の有無、修理を見送った場合の費用、見積もり後のキャンセル条件も聞いておくと、想定外の負担を避けやすくなります。
修理と本体交換を分ける判断材料
温度ヒューズの故障が疑われたときは、部品交換ができるかだけでなく、給湯器全体を今後どの程度使える状態かを確認します。診断によって原因が限定され、部品供給があり、ほかの箇所に大きな劣化がなければ、修理が現実的な選択肢になります。
反対に、補修用性能部品の保有期限を過ぎている、必要な部品が供給されない、同じ不具合が再発している、複数箇所の修理が必要といった場合は、本体交換も比較します。ノーリツ掲載の目安では、非BL品のガス給湯器・ガス給湯器付風呂釜は生産打ち切り後7年、BL品の風呂・給湯機器は10年とされています。ただし、実際の修理可否は型式や部品在庫、診断結果によって変わります。
製造年だけで「修理不可」「交換必須」と結論づけることもできません。本体の銘板にある型式と製造番号を確認し、部品の供給状況と修理見積もりを取ったうえで、交換費用とのバランスを判断します。長期間使用していて今回の部品以外にも不具合が出ているなら、近い時期に別の修理が必要になる可能性も含めて比較してください。
修理を依頼するときに準備する情報
相談前に、本体銘板の型式・製造番号、リモコンのエラー番号、症状が始まった時期を整理します。「いつから」「どの蛇口や機能で」「設定温度はいくつだったか」「お湯の温度や停止状態はどうだったか」を伝えられると、状況を説明しやすくなります。エラー表示は可能であれば写真に残しておきます。
設置場所の写真も役立ちます。本体全体、銘板、リモコン、給湯器周辺のスペースが分かる写真を準備すると、機器の特定や作業条件の確認がスムーズです。集合住宅や賃貸住宅の場合は、先に貸主または管理会社へ連絡し、指定業者や費用負担の扱いを確認してください。
依頼時には「温度ヒューズを交換してほしい」と部品名だけを指定するより、「設定温度より熱い湯が出た」「エラー16が表示された」「運転を切り入れしても再発する」など、確認できた事実をそのまま伝えます。診断後は、故障原因、必要な部品、作業時間の目安、修理見積もり、本体交換を選ぶ場合との違いを確認しましょう。
安全装置の異常が疑われるときは自己分解しない
温度ヒューズは、異常な温度上昇などを検知して機器を保護する安全装置の一部です。外装を外して部品を探す、配線をつなぎ替える、別の部品で代用する、何度もリセットして使い続けるといった対応は避けてください。給湯器はガス、電気、水が関係する機器であり、原因を取り違えると高温のお湯や燃焼異常につながる危険があります。
熱湯、異臭・異音、煙、繰り返す停止がある場合は、使用を止めて修理相談を優先してください。無理に使い続けず、型式とエラー表示、症状を伝えて安全確認を受けましょう。
温度ヒューズ故障が疑われるノーリツ給湯器は、部品名を先に決めるのではなく、エラーと症状の診断から始めることが重要です。修理できるか、本体交換が適切かは、機器の型式、部品供給、故障の範囲、使用状況を合わせて判断してください。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
ノーリツ給湯器のエラー16は温度ヒューズの故障ですか?
エラー16は設定温度より高い湯が出ている可能性を示しますが、温度ヒューズの故障と直接断定はできません。運転スイッチを切ってから入れ直しても改善しない場合は、型式とエラー表示、症状を伝えて修理診断を依頼してください。
温度ヒューズは自分で交換できますか?
安全装置に関わる部品のため、自己分解や自己交換は避けてください。温度異常の原因が別の部品や燃焼・水量条件にある可能性もあり、温度ヒューズだけを交換しても再発することがあります。
温度ヒューズ交換の修理費用はいくらですか?
一律の金額では判断できません。ノーリツの修理料金は原則として技術料、部品代、出張料に消費税を加えた構成で、診断内容や設置条件によって変わります。修理しない場合でも診断料などがかかる場合があるため、依頼前に確認してください。
古いノーリツ給湯器は温度ヒューズを交換するより本体交換ですか?
年式だけで決めることはできません。部品供給の有無、故障箇所、ほかの劣化、再発状況、修理見積もりを確認し、本体交換と比較します。補修用部品の保有期限を過ぎている場合は修理できないことがあります。
修理を依頼するとき、何を伝えればよいですか?
本体銘板の型式・製造番号、リモコンのエラー番号、症状、発生時期、どの蛇口や機能で起きたか、設置場所の状況を伝えます。銘板やリモコン、本体周辺の写真も用意すると、機器の特定や作業条件の確認がしやすくなります。
交換・修理を決める前に確認したいこと
ノーリツ給湯器の温度ヒューズ故障が疑われても、エラー番号だけで原因を決めたり、自己交換したりすることはできません。高温のお湯、異臭・異音、煙、繰り返す停止がある場合は使用を止め、型式と症状を伝えて修理診断を依頼してください。部品供給があり原因が限定できれば修理、部品供給や本体の状態に問題があれば交換も比較します。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- ノーリツ|公式サイト
https://faq.noritz.co.jp/%E4%BF%AE%E7%90%86%E8%B2%BB%E6%96%99%E9%87%91%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%82%84%E4%BB%A3%E9%87%91%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-655dad07401d77001b180170確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://mypage.noritz.co.jp/member_web/public/repair.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/info/003614.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/info/houtei/anshin/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://faq.noritz.co.jp/%E7%B5%A6%E6%B9%AF%E3%83%BB%E6%9A%96%E6%88%BF%E6%A9%9F%E5%99%A8%EF%BC%8F%E6%B5%B4%E5%AE%A4%EF%BC%9A%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%80%9016%E3%80%91%E3%81%8C%E7%82%B9%E6%BB%85-64e5a6853a829f001b3fe681確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://for-biz.noritz.co.jp/plan/easy.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。










