費用は、本体だけでなくリモコンと基本工事を含めた総額で比較します。さらに、PS設置、排気方向の違い、配管・排水、搬入養生などが追加費用に影響するため、見積もり前に既設機の銘板や設置状況を確認しておくことが大切です。
まず確認したい結論
マンションの24号給湯器は、既設機の設置・排気方式、ガス種、給湯機能が同じ条件で交換できるかを先に確認します。費用は本体・リモコン・基本工事の合計で見て、東京ガスの案内では給湯器交換全般の目安が総額10万~30万円程度です。ただし、PS寸法や排気方向、管理規約、共用部への影響によって追加工事や承認が必要になる場合があります。
24号給湯器はマンションでも交換できる?
マンションで24号給湯器へ交換できるかどうかは、家族人数や「24号にしたい」という希望だけでは判断できません。24号は、4人程度で複数箇所のお湯を同時に使う家庭の目安として案内されていますが、実際には現在のお湯の使い方と既設機の能力を優先して考えます。浴室で追いだきをしながら台所で給湯する、複数のシャワーを同時に使うといった使い方が多い家庭では、24号が候補になりやすいでしょう。
ただし、既設機が別の号数であれば、号数を上げるだけで交換できるとは限りません。ガス使用量が増える機器への変更では、建物側のガス供給能力や共用設備への影響を管理組合が確認する場合があります。「マンションなら24号へ変更できる」とは限らないため、機種選びより先に既設条件と管理規約を確認してください。
最初に確認する既設給湯器の情報
見積もりを取る前に、給湯器本体の銘板やラベルを確認します。型番には、号数だけでなく、給湯専用・追いだき付き・暖房付きなどの機能や、設置方式を特定するための情報が含まれています。型番を控え、銘板全体と本体周辺を撮影しておくと、施工事業者が交換候補を絞り込みやすくなります。
確認する項目は、現在の号数、給湯専用か追いだき付きか、床暖房などに使う暖房機能があるか、都市ガスかLPガスかです。リモコンの台数や設置場所も機種選定に関わるため、台所・浴室などのリモコンを個別に確認します。既設と同じ24号でも、機能が違えば必要な配管やリモコンが変わるため、「24号」という数字だけで見積もりを比較しないようにしましょう。
写真を準備する場合は、給湯器の型番銘板、本体全体、排気口や排気筒、PS扉、周囲の配管、台所と浴室のリモコンを撮影します。PS内に設置されている場合は、扉を開けた状態だけでなく、扉を閉めた状態の外観もあると設置方式の確認に役立ちます。
マンション特有の設置方式と排気方式を確認する
マンションの給湯器は、ベランダの壁掛け、パイプスペース(PS)の扉内、PSの前方排気・上方排気・後方排気など、建物の構造に合わせて設置されています。給湯器本体の大きさが収まるだけでなく、排気を安全に外へ出せる方式でなければ交換できません。既設機と違う排気方向の機種を選ぶと、排気部材や扉の加工などが必要になることがあります。
PS設置では、扉の開口寸法、本体の幅・高さ・奥行き、排気口の位置を確認します。ベランダ壁掛けでも、給排気の位置や配管の取り回しが機種によって変わるため、写真だけで判断せず、現地調査を依頼するのが安全です。設置方式と排気方式が既設機と同じか、同じにできない場合にどの部材・工事が必要かを見積書で確認してください。
| 確認する項目 | 確認内容 | 交換への影響 |
|---|---|---|
| 設置場所 | ベランダ壁掛け、PS扉内など | 本体寸法や固定方法が変わる |
| 排気方式 | 前方・上方・後方排気など | 排気部材やPS扉との適合確認が必要 |
| 機能 | 給湯専用、追いだき付き、暖房付き | 配管・リモコン・機種価格に影響 |
| ガス種 | 都市ガスまたはLPガス | 適合しない機器は使用できない |
24号給湯器の交換費用は何を含めて見る?
給湯器交換の費用は、本体価格だけでなく、リモコンと基本工事を含めた総額で比較します。東京ガスの2026年7月時点の案内では、給湯器交換全般の目安は総額10万~30万円程度、内訳の目安は本体5万~20万円程度、工事費3万~5万円程度とされています。ただし、この数字は給湯器交換全般の目安であり、マンションの24号・追いだき付きなど、特定の条件に一律で当てはまる価格ではありません。
マンション向けの費用は、号数だけでなく、給湯器の機能、設置方式、排気方式、高効率機かどうかによって変わります。PS設置、排気方向の変更、配管や排水工事、搬入経路の養生などが必要な場合は、基本工事とは別に追加費用が発生することがあります。エコジョーズなど高効率機を検討する場合も、排水経路を確保できるかを確認してから判断します。
| 見積書で見る項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 給湯器本体 | 24号か、給湯専用・追いだき付き・暖房付きのどれか |
| リモコン | 台所・浴室の台数と交換費用が含まれているか |
| 基本工事 | 既設機の撤去、設置、接続などの範囲 |
| 追加工事 | 排気部材、配管、排水、PS関連、養生などの有無 |
| 諸費用 | 出張、処分、管理会社への対応などが含まれるか |
安い本体価格だけで決めず、追加工事を含む支払総額と、見積もりに含まれない条件を確認することが重要です。複数の見積もりを比べるときは、同じ号数・同じ機能・同じ設置方式を前提にし、片方だけリモコンや排気部材が別料金になっていないかを確認しましょう。
管理規約と管理会社に確認する内容
マンションでは、給湯器本体が住戸側の負担となるケースが多い一方、共用部や共用配管との関係、工事の申請方法、費用負担の区分はマンションごとに異なります。国土交通省のマンション標準管理規約は管理規約を作成・改正する際のひな型であり、実際に適用されるのはお住まいのマンションの管理規約と使用細則です。
管理会社や管理組合には、給湯器交換の届出が必要か、指定業者の利用条件があるか、工事可能な曜日・時間帯はいつか、共用部を通る搬入や養生にルールがあるかを確認します。PSや外壁、共用配管に関わる工事では、事前承認や写真・見積書の提出を求められる場合があります。管理会社への確認前に機種や工事日を確定すると、承認条件と合わずにやり直しになる可能性があります。
既設より大きい号数に変更する場合は、ガス使用量の増加や共用設備への影響について確認されることがあります。号数変更を希望する理由と、現在の給湯器の型番を伝え、管理組合の承認が必要かを確認してから正式な見積もりへ進みます。
修理と交換のどちらを選ぶ?
お湯が出ない、給湯温度が安定しない、異音がする、異臭がある、頻繁に停止するといった症状がある場合は、使用を続けず、メーカーまたは施工事業者へ連絡します。ガスの臭いを感じるなど危険が疑われる場合は、給湯器を操作したり分解したりせず、安全を確保してガス会社などへ相談してください。
屋内設置の給湯器や排気筒・給排気筒を伴う機器は、工事内容によって資格者による監督が必要です。見積もり時には、既設と同じ設置・排気方式で施工できるか、施工者の資格・施工体制、追加工事の条件を確認してください。
修理か交換かを判断するときは、症状だけでなく、使用年数、修理部品の有無、修理費と交換費の差、今後も使いたい機能を整理します。突然の故障で急いでいる場合でも、型番と設置写真を渡し、同等機種への交換と修理の両方が可能かを確認すると比較しやすくなります。24号への変更を考える場合は、修理見積もりだけでなく、ガス供給能力や管理規約を含めた交換可否を先に確認します。
見積もりから工事完了までに確認する流れ
最初に、給湯器の型番、号数、機能、ガス種、設置方式、排気方式、リモコンの数を整理します。次に、管理会社へ届出・承認・工事時間・指定業者の条件を確認し、その回答を施工事業者へ伝えます。これにより、単に「24号へ交換したい」と依頼するよりも、設置条件を反映した見積もりを受けやすくなります。
見積もりでは、商品名や型番、号数、機能、リモコン、基本工事、追加工事、撤去・処分費、養生費などの項目を確認します。現地調査が行われる場合は、PS扉の寸法、排気口、配管、搬入経路を見てもらい、工事当日に追加費用が発生する条件を事前に聞いておきます。管理会社への提出書類が必要なら、見積書や機器仕様書を準備できるかも確認します。
最終的には、価格だけでなく、設置条件を確認しているか、排気方式を適切に扱えるか、追加工事を明確に説明しているかで施工事業者を比較します。型番・設置写真・管理規約の条件をそろえてから、24号の同等条件で複数の見積もりを比べることが、追加費用と工事延期を防ぐ近道です。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
マンションなら24号給湯器へ交換できますか?
必ず交換できるとは限りません。既設機の設置方式・排気方式・ガス種・機能に加え、建物側のガス供給能力や管理規約によって可否が変わります。特に既設より号数を上げる場合は、管理会社や管理組合への確認が必要です。
マンションの24号給湯器交換費用はいくらですか?
東京ガスの2026年7月時点の案内では、給湯器交換全般の総額目安は10万~30万円程度です。ただし、24号の追いだき付きか、PS設置か、排気方式や高効率機の条件によって変わるため、一律の価格とはいえません。本体・リモコン・基本工事に加えて、追加工事を含む総額で確認してください。
給湯器本体の費用は誰が負担しますか?
給湯器本体は住戸側の負担となるケースが多いものの、共用部や共用配管に関わる工事費、承認の要否、負担区分はマンションごとに異なります。管理規約と使用細則を確認し、管理会社へ問い合わせてください。
24号へ変更する前に何を調べればよいですか?
既設給湯器の型番・号数・給湯機能、リモコンの数、都市ガスまたはLPガスの別、ベランダ壁掛けやPS扉内などの設置方式、前方・上方・後方などの排気方式を調べます。既設機の銘板と本体周辺の写真を用意すると、見積もりが進みやすくなります。
お湯が出ない場合は修理と交換のどちらがよいですか?
お湯が出ない、異音・異臭がある、頻繁に停止するといった場合は使用を続けず、メーカーまたは施工事業者へ相談します。修理費、使用年数、部品の有無、交換費用を比較して判断します。24号へ変更したい場合は、修理とは別に設置条件と管理規約上の交換可否も確認してください。
交換・修理を決める前に確認したいこと
マンションの24号給湯器は、既設機の設置・排気方式、ガス種、給湯機能が同じ条件で交換できるかを先に確認します。費用は本体・リモコン・基本工事の合計で見て、東京ガスの案内では給湯器交換全般の目安が総額10万~30万円程度です。ただし、PS寸法や排気方向、管理規約、共用部への影響によって追加工事や承認が必要になる場合があります。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 国土交通省|公式情報
https://www.mlit.go.jp/common/001216243.pdf確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 国土交通省|公式情報
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000271.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/10165/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/10131/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 国土交通省|公式情報
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001993398.pdf確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0197/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。










