現在も24号を使っている場合でも、家族人数だけで同じ号数を選ぶのではなく、冬場にシャワーと台所を同時に使うか、湯張り中にシャワーを使うか、既設型番と設置方式を確認しましょう。24号給湯器の費用の見方と、20号・16号への変更を検討するときの判断材料を整理します。
まず確認したい結論
24号給湯器の交換費用は、機器の機能や設置条件で変わるため、固定の工事費込み価格だけでは判断できません。本体・リモコン・標準工事・撤去処分・追加工事を分けた見積もりを取り、現在と同じ24号でよいかも同時使用の状況から確認しましょう。
24号給湯器の交換費用は「号数」だけでは決まらない
24号は給湯能力を示す区分の一つですが、交換費用そのものを決める唯一の条件ではありません。同じ24号でも、給湯専用、追いだき付きのオート、フルオート、エコジョーズなどで本体の構成が異なります。さらに、屋外壁掛型、屋外据置型、マンションのPS設置など、既設機器の設置方式によって必要な部材や工事内容も変わります。
工事費込みの総額を見るときは、本体価格だけでなく、リモコン、標準工事、既設機器の撤去・処分、追加部材・追加工事を分けて確認してください。「標準工事込み」と書かれていても、配管カバーや据置台、排気カバー、ドレン排水、配管の延長・補修、電源工事などが別扱いになる場合があります。
価格の目安として、リンナイの24号エコジョーズ・屋外壁掛型では、メーカー希望小売価格の一例として、オートが税込44万6,600円、フルオートが税込50万4,900円、標準リモコンが税込5万2,800円です。ただし、これはあくまで希望小売価格であり、販売店の実際の販売価格や交換工事の総額を示すものではありません。現場条件を確認しないまま、定価だけで予算を決めないようにしましょう。
見積もりの総額を構成する項目
24号給湯器の交換見積もりでは、機器本体以外の項目がどこまで含まれているかを確認する必要があります。特に、現在の給湯器と交換後の機種で、追いだきの有無、オート・フルオートの違い、設置方式、排気方式が変わる場合は、単純な本体交換より確認事項が増えます。
| 見積もり項目 | 確認する内容 | 費用差が出る条件 |
|---|---|---|
| 本体 | 24号、給湯専用・オート・フルオート、エコジョーズなど | 機能やシリーズ、設置方式、仕様の違い |
| リモコン | 台所・浴室リモコンの交換有無と型式 | 既設リモコンを流用できるか、セット内容 |
| 標準工事 | 既設機器の取り外し、新しい機器の設置、接続 | 標準工事の範囲が業者ごとに異なる場合 |
| 撤去・処分 | 古い給湯器の撤去と処分費が含まれるか | 見積書で別項目になっているか |
| 追加部材・工事 | 配管カバー、据置台、排気カバー、ドレン工事など | 既設機器の設置状態、配管や排気の条件 |
見積書を比較するときは、合計額だけを並べるのではなく、各項目の有無と数量をそろえてください。たとえば、片方の見積もりにはリモコンと撤去処分が含まれ、もう片方では別料金になっていると、表示された総額だけでは適正に比較できません。
見積もりを依頼するときは、「標準工事に含まれる範囲」「追加になる場合の条件」「既設機器の撤去・処分の扱い」を明記してもらうと、契約後の想定外の追加請求を防ぎやすくなります。
今と同じ24号を選ぶか判断するポイント
現在の給湯器が24号だからといって、必ず24号へ交換しなければならないわけではありません。一方で、家族人数だけを理由に20号や16号へ下げるのも適切とは限りません。号数は、冬場の水温、設定温度、複数箇所でのお湯の使用状況などによって、実際の使い勝手に関係します。
確認したいのは、シャワー中に台所や洗面所でもお湯を使うか、湯張りとシャワーを同時に行うか、複数人が続けて入浴するかです。こうした同時使用が多く、現在の24号で湯量に不満がないなら、同じ号数を候補にする合理性があります。反対に、使用箇所が少なく同時使用もほとんどない場合は、20号や16号を含めて施工店に相談できます。
号数を変更する場合は、本体だけを入れ替えれば済むとは限りません。24号・20号・16号は、同じシリーズでも給湯能力や接続口径が異なることがあります。既設型番、ガス種、配管、設置スペースを確認し、交換後の機種が現場に適合するかを判断してください。
給湯専用・オート・フルオートで費用と使い方が変わる
交換前に、現在の給湯器がどのタイプかを確認しましょう。給湯専用はお湯を供給する機能が中心で、追いだき機能を使っている家庭とは必要な機種が異なります。追いだき付きの場合も、オートとフルオートでは自動湯張りなどの機能構成が異なるため、同じ24号でも本体価格やリモコンの選択が変わります。
見積もり時には、給湯器本体の型番だけでなく、浴室と台所のリモコン型式も伝えると確認が進みやすくなります。新しい機種へ交換する際、リモコンを交換する前提の見積もりになっているか、台所・浴室の両方が含まれているかも確認してください。
エコジョーズへ変更する場合は、従来型とは異なるドレン排水工事が必要になることがあります。設置場所によって排水方法や追加部材の扱いが変わるため、「エコジョーズ本体に替えるだけ」と考えず、現場写真を送って施工方法を確認しましょう。
設置場所とガス種が見積もりに影響する
同じ24号でも、屋外壁掛型、屋外据置型、PS設置では必要な機器や部材が異なります。屋外壁掛型なら壁面への設置状態や配管カバー、据置型なら据置台や配管の位置、PS設置なら扉内設置の寸法や排気方式を確認します。マンションでは、管理規約や指定業者の有無、設置できる機種の条件も事前確認が必要です。
既設機器と異なる設置方式や排気方式へ安易に変更するのも避けてください。特に屋内設置や排気筒を伴う機器では、設置工事の監督に資格が必要となる場合があります。ガス種も都市ガスとLPガスで適合する機器が異なるため、現在のガス種を施工店へ伝え、適合確認を受けてください。
異臭、漏水、異常な音、排気に関する不安がある場合は、無理に使い続けず、メーカーや施工店へ確認してください。エラー番号だけで修理費用や交換の必要性を断定せず、型番、エラー番号、使用年数、症状をまとめて伝えることが重要です。
24号から号数を変更するときの注意点
号数を下げると、同時に使えるお湯の量が現在より少なく感じられる可能性があります。特に冬場や複数箇所での使用では、シャワーの勢い、台所との同時使用、湯張りとの重なりに影響することがあります。反対に号数を上げる場合も、設置可能な機種か、ガス配管や接続条件が適合するかを確認しなければなりません。
施工店へは、「何人家族か」だけでなく、使用状況を具体的に伝えましょう。たとえば、入浴中に台所で洗い物をする、朝に洗面所と台所を同時に使う、冬にシャワーの湯量が不足したことがある、といった情報です。既設型番と設置写真があれば、同じ号数での交換可否や号数変更に伴う工事の確認がしやすくなります。
号数変更は、家族人数だけで決めず、冬場を含む同時使用と既設の接続条件をもとに判断してください。見積もりでは、号数を変更した場合に本体以外の配管・部材・工事が変わるかも確認しましょう。
見積もり前に準備しておきたい情報
最初の相談時に次の情報をそろえると、施工店が交換可否と費用の構成を確認しやすくなります。給湯器本体の正面にある型番ラベル、台所・浴室リモコン、給湯器全体と周辺配管、設置場所の壁や扉を撮影しておくと、設置方式や追加部材の判断材料になります。
- 給湯器本体のメーカー名・型番
- 台所・浴室リモコンの有無と型式
- 屋外壁掛・据置・PS設置などの設置方式
- 都市ガスかLPガスか
- 追いだき、オート、フルオートの使用状況
- 異音、異臭、漏水、エラー番号、使用年数
- 配管カバー、据置台、排気カバーなど既設部材の状態
複数の見積もりを比べるなら、同じ条件で依頼することが大切です。「現在と同じ24号」「オートまたはフルオート」「リモコン交換を含む」「撤去処分を含む」など、希望する条件をそろえたうえで、追加工事の発生条件まで確認します。
総額が安く見える見積もりでも、リモコン、撤去処分、配管部材、ドレン工事などが別計上なら、契約後に金額が変わる可能性があります。合計額だけでなく、含まれる工事と含まれない工事を確認してから依頼先を決めましょう。
補助制度を確認するときの注意
給湯器の交換を検討すると、省エネ関連の補助制度が利用できるか気になる場合があります。ただし、給湯省エネ2026事業の対象はエコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームであり、一般的な戸建てのガス給湯器やエコジョーズ交換がこの事業の対象になるとは限りません。
既存賃貸集合住宅では、オーナーなどが小型の省エネ型給湯器へ交換する場合に、別制度の対象となることがあります。居住者自身が行う戸建てのガス給湯器交換と、賃貸集合住宅向けの制度は条件が異なるため、制度名と対象機器を分けて確認してください。
補助制度を利用できる場合でも、登録事業者との契約、対象型番、着工時期、予算残額などの条件があります。消費者が直接申請する制度ではないものもあるため、施工店に対象可否と申請手続きの担当範囲を確認しましょう。「エコジョーズなら必ず補助金対象」とは考えず、対象機器と制度条件を確認してから見積もりへ進むことが重要です。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
24号給湯器の交換費用は一律で決まりますか?
一律では決まりません。本体の機能、リモコン、設置方式、ガス種、標準工事、撤去処分、配管や排気部材などの追加工事によって総額が変わります。
24号なら4人家族向けと考えてよいですか?
家族人数だけで判断することはできません。冬場にシャワーと台所を同時に使うか、湯張り中にシャワーを使うかなど、実際の同時使用状況をもとに号数を検討してください。
24号から20号や16号へ変更できますか?
変更できる場合はありますが、本体を交換するだけで済むとは限りません。給湯能力、接続口径、配管、設置スペースなどが適合するか、既設型番と設置写真を施工店へ伝えて確認してください。
見積もりで特に確認したい項目は何ですか?
本体、リモコン、標準工事、既設機器の撤去・処分、配管カバーや据置台、排気カバー、ドレン排水、配管延長・補修、電源工事の扱いを確認してください。標準工事に含まれる範囲も重要です。
エコジョーズへ交換すれば補助金を利用できますか?
必ず利用できるわけではありません。給湯省エネ2026事業の対象機器や、賃貸集合住宅向け制度の条件は異なります。対象型番、契約・着工時期、登録事業者などの条件を施工店や公式情報で確認してください。
給湯器から異音や異臭、漏水がある場合はどうすればよいですか?
無理に使い続けず、メーカーや施工店へ相談してください。型番、エラー番号、使用年数、異音・異臭・漏水の有無を伝えると、修理や交換の確認が進みやすくなります。
交換・修理を決める前に確認したいこと
24号給湯器の交換費用は、機器の機能や設置条件で変わるため、固定の工事費込み価格だけでは判断できません。本体・リモコン・標準工事・撤去処分・追加工事を分けた見積もりを取り、現在と同じ24号でよいかも同時使用の状況から確認しましょう。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業の対象・補助内容
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/about/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業の概要
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/overview/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/news/2026040101.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/application-1/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/graph/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。











