まず確認したい結論
パロマ給湯器の交換費用は、本体だけでなくリモコン・基本工事・撤去処分・追加部材を合算して判断します。公式希望小売価格は給湯専用で305,690円から、給湯+追いだきでは壁掛形フルオート24号の例で492,140円からですが、実際の総額は設置条件や工事内容で変わります。
パロマ給湯器の価格は「本体+工事」の総額で見る
パロマの給湯器交換で最初に確認したいのは、広告や商品一覧に表示された本体価格が、そのまま支払総額を意味するとは限らないことです。交換では本体のほかに、台所・浴室リモコン、既設機器の撤去処分、接続に必要な部材、標準工事費、施工後の保証などが関係します。本体価格だけで最安を決めず、見積書の税込総額と工事範囲を揃えて比較することが大切です。
パロマ公式サイトで確認できる希望小売価格は、機種の価格帯を把握する材料になります。2026年8月26日時点では、給湯専用機が305,690円から、給湯と追いだきを組み合わせた機種では、標準的な壁掛形フルオート24号の例が492,140円から表示されています。ただし、これは希望小売価格であり、販売店の実売価格や工事込みの交換価格とは異なります。
公式の本体価格は機能と設置方式で変わる
同じパロマ製でも、給湯専用か、給湯と追いだきに対応するふろ給湯器かで価格は異なります。さらに追いだき機能にはオートやフルオートなどの違いがあり、号数、給湯効率、設置場所に対応した形状によっても選択肢が分かれます。現在の機器が給湯専用なのに、追いだき対応機へ変更する場合は、本体だけでなく配管やリモコンなどの条件も変わるため、単純な同等交換として比較できません。
設置方式も重要です。壁掛形、据置形、スリム形、屋内設置形、寒冷地仕様、給湯暖房熱源機などでは、必要な機器や部材が異なります。マンションのパイプスペース内に設置されている場合や、屋内の排気筒を使っている場合は、屋外壁掛形の価格表だけを見ても交換可否や総額は判断できません。現在の機器と同じ設置方式・号数・ガス種・機能で候補を絞ることが先です。
| 確認する項目 | 価格に影響する理由 | 見積もりで確認する内容 |
|---|---|---|
| 給湯方式 | 給湯専用か、追いだき対応かで本体構成が変わる | 現在の機能と交換後の機能 |
| 号数 | 給湯能力が異なり、候補機種が変わる | 現在の号数と提案機種の号数 |
| 設置方式 | 壁掛形・据置形・屋内形などで本体や部材が異なる | 設置場所と設置方式 |
| ガス種 | 都市ガス・LPガスで適合機種が分かれる | 銘板や現在の機器情報 |
| リモコン | 本体に含まれず、別途計上される場合がある | 台所・浴室リモコンの型番と費用 |
工事込み総額に含まれる主な費用
交換見積もりでは、まず本体とリモコンが別々に計上されているかを確認します。パロマの機種によってはリモコンが本体に含まれず、台所・浴室リモコンのセットを追加する必要があります。公式カタログ例では、リモコンセットに約4万~7万円台の希望小売価格が設定されている機種もありますが、機種や販売価格によって異なるため、候補機種の型番とセット内容を照合してください。
次に、標準工事の範囲を確認します。既存機器の取り外し、新しい機器の設置、通常の接続作業が含まれていても、撤去した機器の処分費や、既存配管の交換、保温材の補修、試運転までが別項目になっていることがあります。見積書に「工事費一式」とだけ記載されている場合は、何が含まれるのかを業者に尋ねると比較しやすくなります。
追加費用は、設置場所の条件によって発生します。たとえば、側方排気カバー、据置台、配管延長、排気部材、既存配管の状態に応じた交換、壁の穴あけや補修、搬入が難しい場所での作業などです。これらは現場を確認しなければ確定できないことが多いため、写真だけで判断できる範囲と、訪問確認が必要な範囲を分けて確認しましょう。
見積書では「本体型番・リモコン型番・部材名・標準工事の範囲・撤去処分費・追加工事・保証・税込総額」を一つずつ確認してください。金額が安く見えても、リモコンや処分費、保証が別計上なら、他社との比較条件が揃っていない可能性があります。
価格差が出やすい設置条件と追加部材
同じ号数のパロマ給湯器でも、設置場所が変わると必要な工事が変わります。戸建ての屋外壁掛形では、既存の配管や排気方向をそのまま使えるケースがありますが、配管の劣化や位置の違いによって部材交換が必要になることがあります。据置形では据置台や配管接続の状態、マンションのパイプスペースでは扉の開口や排気方法との適合確認が必要です。
屋内設置機器や排気筒を使う機器は、屋外壁掛形よりも安全確認の重要性が高くなります。排気筒の状態や給気・排気の方式を確認せず、価格だけを基準に機種を置き換えることはできません。現在の機器に貼られた銘板、設置場所全体、配管接続部、排気口周辺を撮影しておくと、見積もり時に交換条件を共有しやすくなります。
ガス給湯器の設置・変更には法令上の技術基準があり、対象機器の工事には資格者の監督が求められます。施工業者を選ぶ際は、総額だけでなく、機種が設置条件に適合しているか、必要な資格者が対応するか、工事後の保証や不具合時の連絡先が明示されているかも確認しましょう。
修理より交換を検討しやすいタイミング
給湯器に不具合が出たとき、必ず交換になるわけではありません。点火不良やリモコンの不具合など、原因によっては修理で改善できる場合があります。一方で、使用年数が長く、湯温が安定しない、異音が続く、エラーが頻繁に出る、漏水があるといった症状が重なる場合は、修理費だけでなく再故障の可能性や部品供給状況も含めて判断する必要があります。
一般社団法人日本ガス石油機器工業会は、一般の温水機器の設計標準使用期間を8~10年として案内しています。これはすべての機器がその期間で故障するという意味ではありませんが、使用10年前後で不具合が出た場合には、修理見積もりと交換見積もりを並べて比較する材料になります。修理費だけでなく、修理後の使用見込みと部品の供給状況まで確認し、交換を含めて判断してください。
ガスのにおいがする、機器から異常な音や煙が出る、排気の状態がおかしい、屋内機器で一酸化炭素警報器が作動したなど、安全に関わる兆候がある場合は、費用比較よりも使用中止と点検が優先です。無理に再点火したり、自分で分解・改造したりせず、適切な窓口へ連絡してください。
見積もりを比較する前に準備する情報
見積もりの精度を上げるには、現在の機器情報を揃えることが役立ちます。給湯器本体の前面や側面にある銘板を撮影し、メーカー名、型番、号数、ガス種、製造年などが読める状態にします。リモコンの写真、給湯器全体が分かる写真、配管接続部、排気口、設置場所への通路も撮影しておくと、標準工事で対応できるか、追加部材が必要かを確認しやすくなります。
依頼時には、「現在と同じ給湯専用にするのか」「追いだきを追加したいのか」「エコジョーズなど高効率タイプを候補にするのか」も伝えます。希望する機能が曖昧なままだと、業者ごとに異なる機種が提案され、価格だけを比べにくくなります。反対に、現在と同等の機能を希望するなら、その条件を明記して同じ土台で見積もりを依頼できます。
比較する見積書では、次の項目が揃っているかを確認してください。
- 本体のメーカー名・型番・機能・号数
- 台所・浴室リモコンの型番と数量
- 標準工事に含まれる作業
- 既設機器の撤去・処分費
- 配管、排気、据置台などの追加部材
- 追加工事が発生する条件
- 税込総額、支払条件、工事後の保証年数
特に「追加工事は現場判断」と書かれている場合は、どのような条件で費用が変わるのかを事前に質問しましょう。現場確認後に変更がある可能性を説明し、変更前に了承を取る業者であれば、予算の見通しを立てやすくなります。価格を比べる基準は、表示された本体価格ではなく、同じ仕様・同じ工事範囲で確認した最終的な税込総額です。
パロマ給湯器の交換費用で迷ったときの結論
パロマの公式希望小売価格は、給湯専用で305,690円から、給湯と追いだき対応では機種例として492,140円から確認できます。ただし、価格帯だけで自宅の交換費用を決めることはできません。号数、設置方式、ガス種、リモコン、排気方式、配管の状態、追加部材、保証の有無が変われば、工事込み総額も変わります。
まずは現在の給湯器の型番と設置状況を確認し、同じ条件を伝えて複数の見積もりを取ります。そのうえで、機種が適合しているか、標準工事の範囲が明確か、追加費用の条件が説明されているかを確認してください。2026年9月1日受注分から希望小売価格の改定が予定されているため、見積もりを保留する場合も、提示価格がいつの条件なのかを確認しておくと安心です。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
パロマ給湯器の交換費用は一律いくらですか?
一律の金額では判断できません。本体、リモコン、標準工事、撤去処分、配管や排気部材などの追加工事、保証の有無で総額が変わります。号数・設置方式・ガス種・追いだき機能を揃えて見積もりを比較してください。
パロマ公式の給湯器価格はいくらからですか?
2026年8月26日時点では、公式の希望小売価格として給湯専用機が305,690円から表示されています。給湯と追いだき対応では、壁掛形フルオート24号の例が492,140円からです。いずれも希望小売価格であり、工事込み総額や実売価格とは異なります。
リモコンは給湯器本体の価格に含まれますか?
機種や見積もりによって異なります。リモコンが別計上される場合は、台所・浴室リモコンの型番と費用を確認してください。公式カタログ例では、リモコンセットに約4万~7万円台の希望小売価格が設定された機種もあります。
給湯器の交換で追加費用が発生するのはどんな場合ですか?
側方排気カバー、据置台、配管延長、排気部材、既存配管の交換、穴あけや補修、搬入が難しい場所での作業などが考えられます。必要になるかは設置条件によるため、見積書で追加工事の条件を確認してください。
パロマ給湯器は修理と交換のどちらがよいですか?
症状、使用年数、修理費、部品供給状況によって判断します。一般の温水機器は設計標準使用期間が8~10年と案内されています。使用10年前後で湯温不安定、異音、頻繁なエラー、漏水などがある場合は、修理と交換の両方の見積もりを取ると比較しやすくなります。
2026年9月以降にパロマ給湯器の価格は変わりますか?
パロマは、2026年9月1日受注分から給湯機器などの希望小売価格を改定すると公表しています。見積もりを取る際は、発注日・納品日・価格の適用条件を確認してください。
交換・修理を決める前に確認したいこと
パロマ給湯器の交換費用は、本体だけでなくリモコン・基本工事・撤去処分・追加部材を合算して判断します。公式希望小売価格は給湯専用で305,690円から、給湯+追いだきでは壁掛形フルオート24号の例で492,140円からですが、実際の総額は設置条件や工事内容で変わります。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/product_safety/policy/chouki_co.pdf確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/product_safety/event/100309/100309013.pdf確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/pdf/004_03_01.pdf確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/anzen_torikumi/201606_anzen_koudoka_keikaku.pdf確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/aikotobademinaoshitai/use/home/home4.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/gas_anzen/room/equipment/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。










