給湯器を灯油からガスへ変更できる?交換費用と工事前の確認ポイント

灯油給湯器からガス給湯器への変更は可能です。ただし、同じ燃料の給湯器を入れ替える工事とは違い、ガスの供給状況、ガス配管、設置場所、給排気、灯油タンクと油配管の撤去まで確認する燃料転換工事になります。

特に工事内容が変わるのは、すでに住宅で都市ガスを使っているか、LPガスを使っているか、ガス設備そのものがないかです。家にガスコンロがあっても、給湯器の設置位置まで必要なガス配管を確保できるとは限りません。

「ガス給湯器本体が安いから」という理由だけで灯油から変更しないことが大切です。石油給湯器の撤去、残油、灯油タンク、ガス配管工事まで含めた総額と、石油給湯器をそのまま交換した場合の総額を並べて判断してください。

給湯器を灯油からガスへ変更できる?結論

現在の住宅 変更しやすさ 主な確認
すでに都市ガスを使用 比較的検討しやすい 給湯器までのガス配管径・能力・設置場所
すでにLPガスを使用 比較的検討しやすい 供給設備・配管・LPガス用機種
住宅にガス設備がない 追加工事が増えやすい ガス引込またはLP供給設備を含めて検討

ガス給湯器は供給されるガス種に合った機種を選ぶ必要があります。ノーリツ公式も、都市ガスとLPガスでは供給ガス種に合う機種を選定するよう案内しています。

最初に「ガス給湯器をどれにするか」を決めるのではなく、まず住宅側でどのガスをどこまで供給できるかを確認するのが順番です。

灯油からガスへ替える前に確認する6項目

1.都市ガスかLPガスか

ガス給湯器には供給ガス種に合った仕様が必要です。現在ガスコンロを使っているなら、検針票・契約情報・機器のガス種表示などから都市ガスかLPガスかを確認します。ガス機器を「都市ガス用でもLP用でも同じ」と考えて選ばないでください。

2.給湯器までガス配管を通せるか

キッチンまでガス管が来ていても、屋外の給湯器設置位置まで配管できるか、必要な供給能力を確保できるかは別の確認です。既存のガス配管径や系統によっては新しい配管工事が必要になります。

3.現在の石油給湯器が給湯専用か追いだき付きか

灯油給湯器が給湯専用ならガス給湯専用器、追いだき付きならガスふろ給湯器というように、今使っている機能を基準に候補をそろえます。本体価格だけを比較して機能を落としてしまわないようにします。

4.設置場所と排気条件

ガス給湯器も、メーカーの設置基準や関係法令に沿って設置できる場所が必要です。窓、給気口、建物壁面、隣地、可燃物などとの位置関係を確認します。屋内設置型では給排気設備の安全確認が特に重要です。

5.灯油タンクを撤去するか残すか

暖房など別の石油機器でも灯油を使うなら、ホームタンクを残すケースがあります。給湯器だけで灯油を使っていたなら、残油処理、タンク撤去、油配管撤去まで見積もりに入れます。

6.修理・石油交換・ガス化の3案を比較する

現在の石油給湯器が故障したことをきっかけにガス化する場合でも、修理でまだ使えるのか、石油給湯器へ交換する方が工事を抑えられるのかも比較します。「ガスへ替えられるか」と「ガスへ替えた方が得か」は別の判断です。

給湯器のお湯が出ない、異音、エラー、水漏れの相談案内

都市ガスがすでにある家は何を確認する?

ガスコンロが使えていても給湯器用配管は別確認

ガスコンロと給湯器では必要なガス消費量が違います。既存のガス管をそのまま分岐すればよいとは限らないため、ガス事業者・施工業者に配管能力を確認してもらいます。

給湯器の設置位置まで配管できるか

現在の石油給湯器位置をそのまま使える場合もありますが、ガス管ルートや給排気条件によって位置変更が必要になることがあります。給水・給湯・追いだき配管を大きく移動すると追加工事も増えます。

都市ガス用の給湯器を選ぶ

ノーリツ公式では、都市ガスには複数のガス種があり、LPガスとは性質が異なるため、供給ガス種に合った機器選定を案内しています。現在の契約ガス種を施工前に確認してください。

既存ガス設備の工事範囲を誰が担当するか

給湯器業者だけでガス供給設備側まで全て完結するとは限りません。見積もり時に、ガス配管工事をどこまで含むのか、ガス事業者側の工事が別になるのかを確認します。

給湯器 灯油からガスへで相談前に必要な写真の確認ポイント
現在の石油給湯器、型番、配管、灯油タンク、ガスメーターやガス設備の位置が分かる写真を用意すると確認しやすくなります。

灯油からガスへの変更費用は何で決まる?

費用項目 確認内容
ガス給湯器本体 給湯専用・追いだき・オート・フルオート・号数
ガス配管 既設流用・分岐・新設・延長
石油給湯器撤去 既存本体の撤去処分
灯油タンク 残油・撤去・処分・残置
油配管 撤去・閉止・不要配管処理
給排気・配管部材 設置方式変更・位置変更・追いだき配管

普通の給湯器交換より高くなることがあるのは、ガス給湯器本体以外の工事が増えるためです。すでに給湯器位置の近くまで必要能力のガス配管があれば追加工事を抑えやすく、ガス設備がまったくなければ工事項目が増えます。

見積もりでは「ガス給湯器交換○万円」だけでなく、ガス配管、灯油タンク、残油、油配管、既存石油給湯器の処分まで含む総額を確認してください。

3万キロ追い焚きオート石油給湯器ノーリツ 208000円
3万キロ追いだきオート石油給湯器ノーリツ 208,000円
4万キロ追い焚きオート石油給湯器ノーリツ 218000円
4万キロ追いだきオート石油給湯器ノーリツ 218,000円
3万キロ給湯専用 石油給湯器ノーリツ
3万キロ給湯専用 石油給湯器ノーリツ
4万キロ給湯専用 石油給湯器ノーリツ
4万キロ給湯専用 石油給湯器ノーリツ
給湯器 灯油からガスへを電話で相談 0120-123-099
灯油のまま交換する場合と、ガスへ変更する場合の工事範囲を比較したい方はご相談ください。

上の既存画像は石油給湯器をそのまま石油給湯器へ交換する場合の料金例です。ガス化費用ではありません。「今と同じ灯油方式を残した場合」と比較する材料として掲載しています。

灯油からガスへ替えるメリット・注意点

灯油を補給する手間をなくせる

ガスへ変更すると、給湯用の灯油切れやホームタンクへの給油管理が不要になります。特に自分でポリタンクから補給している家庭では、日常の負担を減らせます。

ホームタンクが不要になる場合がある

給湯以外に灯油機器を使っていなければ、ホームタンクと油配管を撤去できる場合があります。古いタンクのサビや油漏れを心配している家庭では一つの利点です。

燃料代が必ず安くなるとは限らない

灯油・都市ガス・LPガスの料金は地域、契約、使用量、時期によって変わります。「ガスへ替えれば必ず光熱費が下がる」とは決めつけないでください。初期工事費と今後の燃料費を分けて比較します。

ガス設備がない住宅では初期工事が増える

特に都市ガスの引込がない住宅では、給湯器だけを買って交換することはできません。供給可否や工事範囲をガス事業者へ確認する必要があります。LPガスへ変更する場合も供給設備・配管の確認が必要です。

以下の既存画像は給湯器の設置タイプ確認用です。灯油からガスへの転換工事価格表ではありません。

商品画像をタップでスライド表示、拡大表示されます。

壁掛けガス給湯器の工事費込み価格表

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据え置きガス給湯器の工事費込み価格表

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マンションPS設置ガス給湯器の工事費込み価格表

ガスへの変更工事をDIYできない理由

ガス配管は専門工事

ガス接続や供給設備の工事は、燃料漏れ・火災・一酸化炭素中毒につながるため自己判断で行う工事ではありません。LPガスでは、ガス栓と硬質管の接続など法律で液化石油ガス設備士が従事しなければならない作業があります。

屋内型ガス給湯器は給排気工事にも資格が関係する

経済産業省は、屋内のガスふろがま・湯沸器などの設置について、給排気設備の不備による一酸化炭素中毒を防ぐため、対象となる工事はガス消費機器設置工事監督者の監督下または資格者本人が実施する必要があると案内しています。

灯油側も残油と油配管の処理がある

ガス配管だけでなく、古い灯油タンクに残った灯油、送油管、ストレーナーなども安全に処理する必要があります。日本ガス石油機器工業会も、油タンク・送油管・接続部などからの灯油漏れを確認して使用するよう注意喚起しています。

一社で全工事をするか、分担するか確認

見積もり時は、給湯器設置、ガス配管、石油機器撤去、灯油タンク撤去をどこまで同じ会社が行うのかを確認します。別業者になる場合は、それぞれの工事日程と費用をまとめて把握します。

給湯器 灯油からガスへを電話で相談 0120-123-099
タップで 0120-123-099 に発信できます。現在の灯油設備とガス設備の写真から確認項目を整理できます。

画像をタップで拡大・左右スライドして詳細を見ます

給湯器交換の費用内訳を説明する料金案内

灯油のまま交換した方がいいケースもある

ガス設備がなく新設工事が大きい

ガス供給設備を新しく用意する費用が大きい場合、石油給湯器を同等機種へ交換する方が初期費用を抑えやすいことがあります。

現在の灯油設備がまだ新しい

ホームタンク・油配管が新しく、給湯器だけ交換すれば使い続けられるなら、ガス化のために健全な設備まで撤去する必要があるかを考えます。

寒冷地で石油機器を使い慣れている

灯油配送の契約やタンク設備が整っており、暖房でも灯油を使用している住宅では、給湯器だけガスへ変えてもホームタンクを撤去できない場合があります。

単純な修理でまだ使える

現在の石油給湯器が比較的新しく、軽い部品交換だけで直る場合は、燃料転換まで行わず修理する方が合理的なケースもあります。「壊れたからガスへ」ではなく、修理・石油交換・ガス化を3案で比較してください。

ガス給湯器本体とリモコンの確認ポイント

灯油からガスへ替えるなら、見積もりでここを見る

  1. ガス種:都市ガスかLPガスか
  2. ガス配管工事:どこからどこまで新設するか
  3. ガス給湯器:号数・追いだき・オート機能
  4. 既存石油給湯器:撤去処分費を含むか
  5. 灯油タンク:残油処理・撤去・残置
  6. 油配管:撤去・閉止方法
  7. 給水・給湯・追いだき配管:流用か変更か
  8. 工事保証:どこまで施工側が保証するか

一番避けたいのは、ガス給湯器本体の安い価格だけを見て契約し、あとからガス管新設や灯油タンク撤去が別料金になることです。燃料転換は「給湯器価格」ではなく「全部終わるまでの工事総額」で比較してください。

給湯器の故障サイン お湯が出ない、異音、エラー表示、水漏れ

灯油のまま交換するか、ガスへ変更するかご相談ください

「灯油補給をやめたい」「タンクも古いのでガス化したい」「ガスに変えた方が安いか分からない」という段階でも、現在の設備から比較できます。

電話で給湯器・ボイラーの相談 0120-123-099
タップで 0120-123-099 に発信できます。

ご相談時は、石油給湯器の型番、灯油タンク、給湯器全体、配管、ガスメーターやガス栓の有無、家で都市ガス・LPガスを使っているかをお知らせください。

当社では、石油給湯器をそのまま交換する場合と、灯油からガスへ変更する場合を分けて工事範囲を確認します。ガス供給側で別工事が必要な場合も含め、何を確認すべきか整理してから進めます。


灯油給湯器からガス給湯器への変更でよくある質問

灯油給湯器からガス給湯器へ交換できますか?

ガスを供給でき、給湯器の設置場所や給排気条件が基準に合えば変更できる場合があります。まず都市ガス・LPガスの供給状況と給湯器位置までの配管を確認します。

ガスコンロがあれば簡単にガス給湯器へ変更できますか?

必ずしも簡単とは限りません。コンロ用の既存配管で給湯器に必要なガス量を確保できるか、給湯器の設置位置まで配管できるかを確認する必要があります。

都市ガス用とLPガス用の給湯器は同じですか?

供給ガス種に合う機種を選ぶ必要があります。ノーリツ公式も、都市ガスとLPガスの種類を確認して供給ガス種に合った機器を選定するよう案内しています。

灯油からガスへ替えると工事費は高くなりますか?

通常の同燃料交換より高くなる場合があります。ガス配管新設、石油給湯器撤去、灯油タンクの残油・撤去、油配管処理などが追加されるためです。

灯油タンクは必ず撤去しますか?

他の暖房機器などで灯油を使うなら残す場合があります。給湯器だけで灯油を使っていた場合は、残油処理とタンク撤去まで見積もることができます。

灯油からガスへ替えれば光熱費は安くなりますか?

必ず安くなるとは限りません。灯油、都市ガス、LPガスの料金は地域・契約・使用量で変わるため、燃料費と初期工事費を分けて比較してください。

ガス配管工事を自分でできますか?

できません。ガス設備には法律上、資格者が従事・監督する必要がある工事があります。給湯器設置とガス接続は対応できる施工業者へ依頼してください。

灯油のまま交換するかガスへ変更するか迷ったら?

石油給湯器の修理、石油給湯器への交換、ガス給湯器への燃料転換の3案で総額を比べてください。現在のガス設備と灯油タンクの状態で有利な方法が変わります。

まとめ

灯油給湯器からガス給湯器への変更は可能ですが、ガス種・ガス配管・設置場所・給排気・既存石油給湯器・灯油タンク・油配管をまとめて確認する燃料転換工事です。

すでにガス設備がある住宅では検討しやすい一方、ガス設備がない場合は追加工事が増えます。石油給湯器をそのまま交換する総額と、ガス化して全部の工事を終える総額を比較してから決めるのがおすすめです。

2026年8月11日に確認した公式情報

ガス供給の可否、配管工事、必要資格、設置基準は住宅条件と地域・ガス事業者によって異なります。実際の燃料転換は現地確認を受けて判断してください。

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