ボイラー修理の費用は、数千円の点検・軽作業で済む場合から、燃焼部・熱交換器・基板などの修理で数万円〜10万円前後になる場合まで幅があります。石油給湯器・灯油ボイラーは、同じ「お湯が出ない」症状でも、灯油切れ、送油不良、点火系、センサー、基板、水漏れなど原因が違うため、症状だけで修理費を決めることはできません。
ノーリツの公式修理案内では、石油給湯器のエラー920で18,000〜55,000円程度、エラー71で30,000〜42,500円程度、エラー140では5,000〜110,000円程度の修理参考料金が案内されています。修理見積もりが5万円、8万円、10万円と上がるほど、使用年数によっては本体交換も比較した方がよくなります。
黒煙、強い灯油臭、油漏れ、焦げたにおい、水漏れがある場合は、費用確認より使用停止と安全確認を優先してください。当社でも石油給湯器・灯油ボイラーの交換相談を受け付けていますので、修理費が高い場合は交換総額との比較ができます。
ボイラー修理の費用相場|先に結論
修理費を考えるときは、「修理代はいくらか」だけではなく、「その修理をしてあと何年使えそうか」まで見ます。使用年数が浅く故障箇所が一つなら修理を優先しやすく、10年前後で複数症状がある場合は交換まで比較するのが現実的です。
| 修理内容の例 | 費用の考え方 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 点検・軽い調整 | 1万円前後〜になることがある | 部品交換なしでも出張・診断費あり |
| センサー・リモコン・電装系 | 1万円台〜5万円台が目安になりやすい | 型番・故障部品で差が大きい |
| 中和器・基板・ファンなど | 2万円前後〜5万円台 | 10年前後なら交換も比較 |
| 燃焼部・熱交換器など | 数万円〜10万円前後になる場合あり | 高額修理は交換総額と比較 |
上の金額はあくまで考え方の目安です。正式な修理費はメーカー・型番・故障箇所・設置状況で変わります。修理前に「部品代・技術料・出張料・診断料」を分けて確認してください。
ボイラー修理費用は何で決まる?
出張料・故障診断料
修理業者やメーカーサービスが現地へ訪問すると、故障箇所を確認するための出張料・診断料がかかることがあります。ノーリツ公式では修理料金を技術料+部品代+出張料で構成すると案内しており、修理しない場合でも出張料・故障診断料が必要です。
交換する部品の価格
温度センサー、リモコンなど比較的小さな部品と、電装基板、ファンモーター、バーナー、熱交換器などでは部品価格も作業量も違います。エラー番号だけでは交換部品を確定できず、現地診断後に正式金額が決まるケースが多いです。
作業時間と設置場所
屋外で作業しやすい場所と、狭いスペース・高所・屋内FF式などでは作業条件が変わります。機器を一度取り外さないと修理できない場合は、脱着作業が追加になることもあります。
故障箇所が一つか複数か
長年使ったボイラーでは、一つのエラーをきっかけに複数部品の劣化が見つかることがあります。メーカーの参考料金も、診断で複数の故障箇所が見つかった場合は上限を超える可能性があると案内しています。
修理見積もりを頼む前に確認したい6つ
型番や症状を伝えずに「ボイラー修理はいくら?」と聞いても、正確な金額は出しにくいです。相談前に次の情報をそろえると、修理可否や交換候補の判断が早くなります。

- メーカー名・型番
- リモコンのエラー番号
- 使用年数
- お湯が出ない・途中で止まる・水漏れなどの症状
- 灯油残量・灯油タンクの状態
- 過去の修理歴
エラー表示はリセットする前に写真を撮っておくのがおすすめです。症状が消えてしまうと、訪問時に原因を確認しにくくなる場合があります。
交換費用は設置方法でも変わる
本体交換を比較するときは、現在と同じ設置条件で見積もる必要があります。以下は既存ページの設置タイプ資料です。ガス給湯器の資料も含まれるため、石油ボイラーの修理料金表ではありません。設置条件で交換工事が変わることを確認する参考として掲載しています。
症状別に見るボイラー修理費の考え方
修理費は症状名より、最終的にどの部品が故障しているかで決まります。ここでは、石油給湯器でよくある症状から費用が上がりやすいポイントを整理します。
点火しない・途中で火が消える
まず灯油切れ、送油管の空気、タンク内の水などを確認します。それでも改善しない場合は点火装置、電磁ポンプ、バーナー、基板などが候補になります。ノーリツではエラー11について、石油給湯器では灯油残量やタンク内の水を確認するよう案内しています。
リモコン・通信エラー
リモコンや電装基板が原因の場合があります。ノーリツの石油給湯機では、エラー76・760の参考料金が18,000〜55,000円程度と案内されています。
中和器関連のエラー
エコフィールなどでは中和器の寿命や電装基板が関係します。ノーリツの石油給湯器で920は18,000〜55,000円程度の修理参考料金です。10年を超えた製品では部品供給が終了している場合もあります。
熱交換器・燃焼部の異常
過熱防止、熱交換器、バーナー、基板などが関係するエラー140では、石油給湯器で5,000〜110,000円程度の参考料金が案内されています。このクラスの高額修理は、本体年数によっては交換比較が特に重要です。

修理と交換は何年を目安に判断する?
ノーリツは家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間を製造から10年と案内しています。コロナも石油給湯機・石油ふろ釜の設計上の標準使用期間を10年としています。
5年程度までなら修理を優先しやすい
比較的新しく、初めての故障で、原因が一部の部品に限られている場合は修理を選びやすいです。延長保証や販売店保証に入っている場合は、先に保証内容を確認してください。
7〜9年は修理額とのバランスを見る
まだ修理して使える可能性はありますが、修理費が高い場合は交換費も確認します。5万円前後を超えてくる高額修理では、交換後の保証や今後の故障リスクまで含めて比較すると判断しやすくなります。
10年前後なら交換見積もりも取る
10年になったから必ず交換という意味ではありません。ただしメーカー公式でも、10年を超えた製品では修理用部品の供給が終了している場合があると案内されています。高額修理をした直後に別の部品が故障するリスクも考えます。
灯油タンク・油配管も一緒に確認
石油ボイラーは本体だけを見ればよいわけではありません。灯油タンクの水混入、送油管の劣化、ストレーナーの詰まりなどが燃焼不良に関係することがあります。交換を検討する場合は、タンクから本体まで確認できる業者へ相談すると安心です。

修理費を抑えたいときに避けたいこと
エラーを何度もリセットする
一度復帰しても同じエラーが再発するなら、故障原因が残っている可能性があります。エラー番号を記録し、リセットの繰り返しではなく点検へ進みます。
油配管や燃焼部を自分で分解する
灯油代や修理費を節約するために、送油管・電磁ポンプ・バーナー・基板などを自己判断で分解しないでください。油漏れや不完全燃焼につながるおそれがあります。
修理費だけを見て交換を決める
修理費が高くても、まだ新しい機器なら修理の方が合理的なことがあります。逆に修理費が3万円でも、10年以上使っていて故障を繰り返しているなら交換が有利になる場合があります。
見積もりの「一式」だけで判断する
修理も交換も、どこまで含まれているか確認します。出張料、診断料、部品、作業、撤去、配管、追加工事を分けて確認すると比較しやすくなります。

ボイラー修理費が高いなら当社で交換費用も比較できます
「修理見積もりが5万円以上だった」「10年以上使っている」「部品がないと言われた」「何度修理してもまたエラーが出る」という場合は、交換費用も比較してみてください。

当社では石油給湯器・灯油ボイラーの交換相談を受け付けています。メーカー・型番・使用年数・エラー番号・本体と灯油タンクの写真があれば、現在と同等機種へ交換した場合の費用を整理しやすくなります。
比較的新しい機器で修理した方がよい場合まで無理に交換する必要はありません。修理であと何年使うか、新品へ交換して保証を付けるかを費用差で判断するのがおすすめです。
ボイラー修理費用でよくある質問
ボイラー修理はいくらくらいかかりますか?
故障箇所で大きく変わります。石油給湯器では1万円台〜5万円台の修理もあれば、熱交換器や燃焼部などで10万円前後になる場合もあります。型番とエラー番号を確認して見積もりを取ってください。
見積もりだけでも料金はかかりますか?
メーカーや業者によっては、訪問診断をすると修理しなくても出張料・診断料がかかります。ノーリツも修理しない場合でも出張料・故障診断料が必要と案内しています。
修理費5万円なら交換した方がいいですか?
使用年数によります。5年程度の機器なら5万円かけて修理する選択もありますが、8〜10年前後なら新品交換価格も同時に確認した方が判断しやすくなります。
10年以上のボイラーは修理できますか?
必ず修理できないわけではありません。ただし部品供給が終了している場合があり、修理しても別部品が故障する可能性があります。メーカーの部品在庫と本体状態を確認してください。
お湯が出ないだけなら安く直りますか?
症状だけでは分かりません。灯油切れや設定で改善する場合もあれば、点火装置・基板・バーナーなどの故障も考えられます。エラー番号、灯油残量、使用年数を確認してください。
黒煙が出ていますが修理費を確認してから使い続けてもいいですか?
おすすめできません。黒煙、強い灯油臭、焦げ臭、油漏れなどは安全面の確認が必要です。使用を控え、火気を避けて点検を依頼してください。
灯油タンクが原因でボイラーが止まることはありますか?
あります。灯油切れだけでなく、タンク内の水、送油管への空気混入、ストレーナーの詰まりなどが燃焼不良につながる場合があります。本体と一緒に灯油タンク・油配管も確認してください。
メーカー修理と給湯器専門業者のどちらに頼めばいいですか?
比較的新しく部品修理を希望するならメーカーサービスが分かりやすいです。10年前後で高額修理になりそうなら、メーカー修理見積もりと専門業者の本体交換見積もりを比較すると判断しやすくなります。
まとめ
ボイラー修理費用は、出張・診断・部品・技術料と故障箇所によって大きく変わります。石油給湯器では数万円で直る故障もあれば、熱交換器や燃焼系などで10万円前後まで上がるケースもあります。
使用年数が浅ければ修理を優先し、8〜10年前後で高額修理、エラー再発、水漏れ、部品供給終了がある場合は本体交換も比較してください。当社でも修理見積もり後の交換費用比較をご相談いただけます。
2026年8月11日に確認した公式情報
修理料金・部品供給状況はメーカー・型番・診断結果で変わります。実際の金額は訪問診断後の見積もりで確認してください。











