ほかのガス機器は使えるのに給湯器だけで「11」が出る、または一度消えても繰り返し表示される場合は、給湯器側の点検・修理を依頼する目安です。表示内容、型式、使用年数、併発している症状を控えてから相談すると、状況を伝えやすくなります。
まず確認したい結論
「11」は給湯器が点火できないときの表示です。給湯器以外のガス機器も使えない場合はガス供給を確認し、ほかのガス機器が使えるのに「11」が繰り返し表示される場合は、給湯器の点検・修理を依頼してください。
ノーリツ給湯器の「11」は何を示す表示か
ノーリツ給湯器のエラー表示「11」は、給湯器が点火できなかったときに表示されるものです。お湯が出ない、給湯を始めても燃焼しないといった症状を伴うことがあります。ただし、リモコンに表示された番号だけで、基板や点火プラグなど特定の部品まで利用者が判断することはできません。
「11」が出たからといって、必ず基板故障や本体交換になるわけではありません。ガスの供給状態に原因がある場合もあれば、給湯器内部の点火系統などに点検が必要な場合もあります。最初に確認する順番を間違えないことが大切です。
「11」と「011」は最初に区別する
ノーリツの表示では、「11」と「011」は別の意味です。今回確認する「11」は点火できない際の表示ですが、「011」は連続60分以上の給湯を知らせる表示で、不具合ではありません。数字の先頭に「0」があるかどうかを、リモコンの画面で確認してください。
検索画面やメモでは「11」と「011」が混在しやすいため、修理を依頼するときは表示の写真を撮っておくと伝達ミスを防げます。点滅しているか、表示が消えたり再表示したりするかも併せて記録しておくと、相談先で状況を説明しやすくなります。
「011」の場合は、長時間の連続給湯を知らせる表示であり、「11」と同じ原因として扱わないようにしましょう。表示を正確に確認できない場合は、リモコン全体が写る写真を残してから相談すると安心です。
安全にできる確認と、ガス供給を疑うケース
「11」が出たら、まず給湯器以外のガス機器を確認します。同じ住居で使用している別のガス機器があれば、通常どおり使えるかを見てください。ほかのガス機器も使えない場合は、給湯器だけの故障と決めつけず、ガス供給が止まっていないかを確認する必要があります。
他のガス機器も使えない場合は、契約中のガス事業者へ確認する導線になります。ガスメーターの状態や供給状況について、利用者が分からないまま給湯器を何度も操作するより、ガス側の確認を先に依頼するほうが適切です。ガス臭い、異常な音がするなどの危険を感じる場合は、火気や電気スイッチの操作を避け、安全を優先してください。
一方、給湯器以外のガス機器が正常に使えるのに、給湯器だけ「11」を表示する場合は、給湯器側の点火不良が考えられます。給湯器の設置場所へ行って内部を開けたり、部品を外したりせず、表示と症状を記録して点検先へ相談しましょう。
給湯器の内部には、ガス・電気・燃焼に関わる部品があります。内部の分解、点火部品の清掃や交換を自分で行わないでください。ガス臭や焦げたにおい、異常音、水漏れなどがある場合は使用を中止し、安全を確認したうえで専門の相談先へ連絡してください。
「11」が繰り返し表示されるときに考えられること
ノーリツが「11」に関連する故障候補として案内しているのは、イグナイタ、ガス電磁弁、本体基板、点火プラグ、フレームロッド、バーナーなどです。これらは点火や燃焼の開始に関係する部品ですが、表示だけでどの部品が原因かを特定できるわけではありません。
たとえば、リモコン操作のたびに「11」が出る、いったん使えても再び表示される、給湯だけが使えず他のガス機器は正常、といった場合は、給湯器本体の点検が必要になる可能性があります。症状が一度消えた場合でも、再表示するなら「直った」と判断せず、発生頻度や使用できた時間を控えておきましょう。
反対に、ガス供給の問題が解消した後に正常に使えるようになった場合は、給湯器内部の故障と直ちに断定できません。それでも表示が再発する、燃焼が安定しない、お湯が出たり出なかったりする場合は、原因を切り分けるために点検を依頼するのが安全です。
修理を頼む目安と費用の見方
他のガス機器が使えるのに「11」が表示される、またはガス供給に問題がないのに表示が繰り返される場合は、メーカーまたは給湯器の修理事業者へ相談する目安です。依頼時には、表示番号だけでなく、給湯器の型式、製造年月、発生日時、ほかのガス機器の使用可否を伝えると、状況を整理してもらいやすくなります。
ノーリツが案内するガス給湯器の修理参考料金は、税込15,000~50,000円程度です。ただし、これは確定料金ではありません。機種、故障箇所、点検の結果、交換する部品、作業内容などによって変わる参考額です。出張や点検、部品、作業に関する費用がどのように見積もられているかを確認してから依頼しましょう。
| 状況 | 考え方 | 相談先の目安 |
|---|---|---|
| 給湯器以外のガス機器も使えない | ガス供給の問題を給湯器故障と決めつけない | 契約中のガス事業者 |
| 他のガス機器は使えるが、給湯器だけ「11」 | 給湯器側の点火系統などを点検する | メーカーまたは修理事業者 |
| 一度消えても「11」が再表示する | 再発状況を記録し、原因確認を依頼する | メーカーまたは修理事業者 |
| 「011」と表示されている | 「11」とは別の表示として確認する | 取扱説明書やメーカー案内 |
修理費の参考額だけで修理か交換かを即決せず、見積額と機器の使用年数、部品の供給状況を合わせて判断してください。点検前に部品名や故障箇所を決めつけて依頼すると、実際の原因と話がずれることがあります。
使用年数が長い場合は交換も比較する
修理と交換のどちらが適切かは、エラー番号だけでは決まりません。ノーリツは家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間を、標準条件で製造から10年と案内しています。これは10年で必ず故障する、または10年になったら必ず交換しなければならないという意味ではありませんが、使用年数を判断材料にできます。
また、修理用の性能部品は生産終了後7~10年保有と案内されています。古い機器では、故障箇所が分かっても部品の在庫や供給状況によって修理できない場合があります。製造年月が分からない場合は、給湯器本体の銘板に記載された型式や製造年月を確認し、写真を撮って相談しましょう。
比較的新しく、見積もり内容が明確で、修理後の使用を続けられそうな場合は修理が候補になります。一方、長年使用している、複数の不具合がある、水漏れや湯温不安定など別の症状も出ている、修理費が大きくなりそうな場合は、修理だけでなく交換見積もりも取ると判断しやすくなります。
交換を検討するときも、現在の型式だけで後継機種を決めないでください。設置場所、給湯能力、排気方法、配管、リモコン、浴槽への給湯機能など、現在の使用条件を確認して見積もりを比較することが重要です。
修理相談前に準備しておきたい情報
相談前に情報を整理しておくと、点検や見積もりのやり取りがスムーズになります。まず、リモコンに表示された番号を撮影し、「11」なのか「011」なのか、点滅しているのかを残してください。表示が消えることがある場合は、再表示したタイミングで撮影すると役立ちます。
次に、給湯器本体の型式、製造年月、設置場所が分かる写真を用意します。本体の銘板が見える写真と、設置全体が分かる写真の両方があると、機器の特定や現場条件の確認に使いやすくなります。型式が似ていても仕様が異なることがあるため、記憶だけで伝えず、銘板の文字を確認してください。
- リモコンの「11」または「011」の表示写真
- 点滅の有無と、表示が出た日時・頻度
- 給湯器本体の型式・製造年月の写真
- お湯が出ない場所や、使える給湯機能の範囲
- 給湯器以外のガス機器が使えるかどうか
- 異音、湯温の不安定、水漏れ、においなどの併発症状
これらを伝えれば、ガス供給側へ相談すべき状況か、給湯器の点検を依頼すべき状況かを整理しやすくなります。原因を自分で特定しようとせず、確認できた事実をそのまま伝えることが、適切な修理判断につながります。
「11」が出たときの判断をまとめると
ノーリツ給湯器の「11」は、点火できないときの表示です。最初に「011」との違いを確認し、次に給湯器以外のガス機器が使えるかを見ます。他のガス機器も使えないならガス事業者へ、他のガス機器が使えるのに給湯器だけ「11」が出るなら、メーカーや修理事業者へ相談する流れが基本です。
「リセットすれば必ず直る」「表示が出たら必ず交換」とは判断しないでください。表示、型式、製造年月、症状の頻度を揃えて点検を依頼し、修理参考料金と機器の使用年数、部品の供給状況を比較して、修理または交換を選びましょう。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
ノーリツ給湯器のエラー「11」は何が原因ですか?
「11」は給湯器が点火できないときの表示です。イグナイタ、ガス電磁弁、本体基板、点火プラグ、フレームロッド、バーナーなどが故障候補として案内されていますが、表示だけで原因部品を特定することはできません。
エラー「11」が出たら、電源を入れ直せば直りますか?
電源操作だけで直ると保証することはできません。まず「11」と「011」を区別し、給湯器以外のガス機器が使えるかを確認してください。ほかのガス機器が正常なのに「11」が繰り返し表示される場合は、点検・修理を依頼してください。
「11」と「011」はどう違いますか?
「11」は点火できないときの表示です。「011」は連続60分以上の給湯を知らせる表示で、不具合ではありません。リモコン画面の先頭に「0」があるかを確認してください。
エラー「11」の修理費はいくらですか?
ノーリツが案内するガス給湯器の修理参考料金は、税込15,000~50,000円程度です。ただし、機種や故障箇所、部品、作業内容によって変わる参考額であり、確定料金ではありません。
エラー「11」が出たら修理と交換のどちらがよいですか?
エラー番号だけでは決められません。見積額に加えて、給湯器の製造からの年数、ほかの不具合、修理部品の供給状況を確認してください。ノーリツは家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間を製造から10年、修理用性能部品の保有期間を生産終了後7~10年と案内しています。
交換・修理を決める前に確認したいこと
「11」は給湯器が点火できないときの表示です。給湯器以外のガス機器も使えない場合はガス供給を確認し、ほかのガス機器が使えるのに「11」が繰り返し表示される場合は、給湯器の点検・修理を依頼してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/aftersupport/data/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 給湯機器:エラー表示〖011〗が点滅 – よくあるご質問|株式会社ノーリツ
https://faq.noritz.co.jp/%E7%B5%A6%E6%B9%AF%E6%A9%9F%E5%99%A8%EF%BC%9A%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%80%90011%E3%80%91%E3%81%8C%E7%82%B9%E6%BB%85-64e5a6853a829f001b3fe684確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://faq.noritz.co.jp/%25E5%258F%2596%25E6%2589%25B1%25E8%25AA%25AC%25E6%2598%258E%25E6%259B%25B8%25E3%2582%2592%25E8%25A6%258B%25E3%2581%259F%25E3%2581%2584-64ba5c5c1ec10c001ca546e7確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 給湯機器:エラー表示〖11〗が点滅 – よくあるご質問|株式会社ノーリツ
https://faq.noritz.co.jp/%E7%B5%A6%E6%B9%AF%E6%A9%9F%E5%99%A8%EF%BC%9A%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%80%9011%E3%80%91%E3%81%8C%E7%82%B9%E6%BB%85-64e5a6843a829f001b3fe620確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://faq.noritz.co.jp/%E7%B5%A6%E6%B9%AF%E6%A9%9F%E5%99%A8%EF%BC%9A%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%80%90111%E3%80%91%E3%81%8C%E7%82%B9%E6%BB%85-64e5a6843a829f001b3fe623確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://mypage.noritz.co.jp/member_web/public/repair.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。











