ただし、補助金は機種、型番、施工店の登録状況、住宅の種類、工事時期によって扱いが変わります。通常のガス給湯器や石油給湯機への単純交換を補助金前提で進めるのではなく、対象機種かどうかと、補助金を差し引く前後の見積もりを確認してから契約しましょう。
まず確認したい結論
相模原市の市制度では給湯器単体は対象設備に含まれていません。一方、エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームは、国の「給湯省エネ2026事業」の対象になる可能性があります。契約前に対象型番、登録事業者、工事前写真、申請枠を確認してください。
相模原市の給湯器交換で市の補助金は使える?
相模原市の2026年度「住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金」には、太陽光発電、蓄電池、V2H、ZEHなどが対象設備として掲載されていますが、給湯器単体は対象設備に含まれていません。そのため、古いガス給湯器や石油給湯機を同じ種類の新しい機器へ交換する場合に、市の制度をそのまま利用できるとは考えないほうが安全です。
ただし、年度ごとに対象設備や募集内容、予算、申請期間が変わる可能性があります。「相模原市には給湯器の補助金がない」と一律に決めつけるのではなく、交換する機器が市の制度に掲載されているかを、その年度の募集案内で確認してください。給湯器以外の設備を同時に導入する場合も、給湯器部分だけでなく、制度上の対象設備と工事内容を分けて見る必要があります。
2026年度の相模原市制度では、第1期の申請期間は2026年9月1日から9月30日必着で、4月1日から9月30日までに完了した設備が対象です。第2期は2027年2月1日から2月26日です。市の制度を確認する場合は、工事完了日と申請期間を取り違えないようにしてください。
国の給湯省エネ2026事業なら対象になる給湯器がある
相模原市で高効率給湯器へ交換する場合は、国の「給湯省エネ2026事業」を確認します。この制度では、対象として登録された高効率給湯器が対象です。基本額は、エコキュートが7万円/台、ハイブリッド給湯機が10万円/台、エネファームが17万円/台です。
さらに、一定の性能要件を満たすエコキュートは3万円、ハイブリッド給湯機は2万円の加算があります。既存の電気温水器を撤去する場合は2万円/台、電気蓄熱暖房機を撤去する場合は4万円/台の加算対象となる場合もあります。ただし、加算を含めて必ず受け取れるとは限らないため、型番と撤去対象の条件を施工店に確認してください。
| 交換する機器 | 基本額 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| エコキュート | 7万円/台 | 対象製品登録、性能要件による加算、設置条件 |
| ハイブリッド給湯機 | 10万円/台 | 対象製品登録、性能要件による加算、ガス・電気工事 |
| エネファーム | 17万円/台 | 対象製品登録、設置場所、必要な付帯工事 |
| 通常のガス給湯器・石油給湯機 | 原則対象外 | 単純交換ではなく、別制度の対象条件を確認 |
補助金の対象かどうかは、給湯器の名称だけでなく、登録された型番で判定されます。同じメーカーの同じシリーズでも、容量、機能、発売時期などによって対象・対象外が分かれることがあります。見積書に本体型番が書かれていない場合は、型番を追加してもらい、対象製品の検索結果と照合できる状態にしておきましょう。
通常のガス給湯器・石油給湯機はどう判断する?
現在使っているガス給湯器を新しいガス給湯器へ、石油給湯機を新しい石油給湯機へ交換するような単純交換は、給湯省エネ2026事業の中心となる対象機器ではありません。エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームへの交換とは制度上の扱いが異なるため、補助金があることを前提に通常型の給湯器を選ぶと、想定していた還元を受けられない可能性があります。
一方で、給湯器が故障してお湯が出ない、異音がする、水漏れしている、排気に異常があるといった場合は、補助金の確認を優先して使用を続けるのは危険です。補助対象機器への変更を検討する場合でも、まず現在の設置状況と安全性を確認し、応急対応や交換時期を施工店またはメーカーに相談してください。
ガス臭、排気異常、水漏れ、異常な音や煙がある場合は、補助金の結果を待って使い続けないでください。使用停止や点検が必要になることがあります。緊急性があるときは、機器の使用を止め、施工店やメーカーなどへ連絡してください。
補助金を使うために施工店へ確認すること
給湯省エネ2026事業は、消費者本人が国へ直接申請する制度ではありません。登録された「給湯省エネ事業者」が申請と補助金の受領を行い、施主へ還元します。そのため、どの業者に依頼しても同じように申請できるわけではありません。見積もりを依頼する段階で、施工店が登録事業者か、希望する型番が対象製品かを確認してください。
また、給湯器を自分で購入して施工だけを依頼する施主支給は、同事業の対象外です。補助金の利用を考えている場合は、本体を自分で手配する前に、登録事業者へ工事と申請の流れを相談します。契約後や着工後に「この機種では申請できない」と分かると、機器変更や費用の見直しが難しくなるためです。
施工店には、次の内容を口頭だけでなく、見積書や説明書面で確認しておくと安心です。
- 設置予定のメーカー名・型番と対象製品登録の有無
- 施工店が給湯省エネ事業者として登録されているか
- 補助金の申請者、受領者、施主への還元方法と時期
- 工事前写真、工事後写真、契約書などの必要書類
- 予算上限到達などで申請できない場合の費用負担
- 本体、リモコン、撤去、配管、電気工事、設置架台などの内訳
工事前に写真・型番・住宅の種類を整理する
申請の可否を確認する際は、給湯器の型番だけでなく、現在の設置状況も重要です。既存機器の銘板が読める写真、給湯器全体の写真、周辺の配管や設置スペースが分かる写真を用意すると、施工店が交換可能か判断しやすくなります。屋外壁掛け型、据置型、集合住宅のパイプスペース設置など、設置形態によって必要な工事が変わるためです。
現在の機器が電気温水器なのか、ガス給湯器なのか、石油給湯機なのかも整理します。電気温水器からエコキュートなどへ交換する場合は、撤去加算の条件に関係する可能性がありますが、対象になるかは制度の条件と実際の機器で判断されます。銘板の写真や型番を施工店へ送り、撤去加算を含められるか確認してください。
住宅の種類も忘れてはいけません。持ち家、賃貸住宅、分譲マンションでは、契約者や申請者、工事の承諾者が異なる場合があります。特に賃貸集合住宅では、入居者個人が自分の判断で交換して申請する制度ではないことがあります。オーナーや管理会社が関係する制度かどうかを、先に確認しましょう。
賃貸集合住宅は別制度の対象になる場合がある
賃貸集合住宅については、国の「賃貸集合給湯省エネ2026事業」が別に設けられています。既存の賃貸集合住宅で、オーナーなどが2戸以上の賃貸住戸について、従来型のガス・石油給湯器を小型省エネ型給湯器へ交換する場合、対象となり得ます。
この制度は、入居者が個人で給湯器を購入し、相模原市へ申請する仕組みではありません。所有者、管理者、工事の契約者などの関係を確認し、対象となる住宅戸数や機器、申請手続きを事業者や制度案内で確認する必要があります。賃貸物件で給湯器の不具合がある場合は、まずオーナーや管理会社へ連絡してください。
見積もりは補助金を差し引く前の総額で比較する
補助金の金額だけを見て業者を選ぶと、最終的な負担額を正しく比較できないことがあります。給湯器本体が対象でも、設置場所によっては配管延長、電源工事、分電盤対応、リモコン交換、撤去処分、架台、配管カバーなどが必要になります。エコキュートやハイブリッド給湯機へ変更する場合は、現在の給湯器と必要な工事が大きく異なることもあります。
見積書では、補助金を差し引いた金額だけでなく、補助金を差し引く前の工事総額を確認してください。さらに、補助金が不交付になった場合の金額、還元される時期、申請に必要な写真や書類を確認します。本体価格が安く見えても、追加工事や還元条件を含めた総額で比べることが重要です。
| 見積もりで見る項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 機器本体 | メーカー名、型番、容量、対象製品登録 |
| 付属品 | リモコン、脚部カバー、設置架台などの有無 |
| 既存機器の撤去 | 撤去・処分費、電気温水器などの加算対象可能性 |
| 追加工事 | 配管、電気、ガス、基礎、搬入などの費用 |
| 補助金の扱い | 申請者、還元方法、還元時期、不交付時の扱い |
| 工事条件 | 着工可能日、工事前写真、契約書、必要書類 |
相模原市で申請前に確認する順番
最初に、交換予定の機種がエコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームのどれに当たるかを確認します。次に、メーカー名と型番を施工店から取り寄せ、国の対象製品として登録されているかを確認します。そのうえで、施工店が給湯省エネ事業者として登録されているか、工事前に必要な写真や契約手続きを進められるかを確認します。
次に、持ち家、賃貸、集合住宅のどれに該当するかを整理します。賃貸集合住宅であれば、入居者だけで判断せず、オーナーや管理会社を通じて別制度の対象になるかを確認します。相模原市の制度を利用できる可能性も含めて調べる場合は、市の最新案内で対象設備、申請期間、予算状況を確認してください。
最後に、補助金が使えない場合でも納得できる見積もりかを判断します。補助金の予算上限到達や対象外判定によって、申請できない可能性はあります。「補助金が通ること」を契約の前提にせず、対象外になった場合の支払額と工事内容まで確認してから依頼することが大切です。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
相模原市の給湯器補助金はありますか?
2026年度の相模原市「住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金」には、給湯器単体は対象設備として掲載されていません。ただし、年度によって制度や対象設備が変わる可能性があるため、最新の市の募集案内を確認してください。
相模原市でエコキュートに交換すると補助金を使えますか?
国の「給湯省エネ2026事業」の対象製品として登録されたエコキュートであれば、利用できる可能性があります。基本額は7万円/台ですが、対象型番、登録事業者、工事時期、予算状況などの条件確認が必要です。
給湯省エネ2026事業は自分で申請できますか?
消費者本人が国へ直接申請する制度ではありません。登録された給湯省エネ事業者が申請・受領し、施主へ還元します。施主支給は対象外なので、機器を自分で購入する前に施工店へ相談してください。
ガス給湯器から新しいガス給湯器への交換は対象ですか?
通常のガス給湯器への単純交換は、給湯省エネ2026事業の対象ではないのが原則です。対象機器や別制度の条件は変わる可能性があるため、型番と工事内容をもとに施工店や制度案内で確認してください。
賃貸住宅の給湯器交換で補助金を申請できますか?
賃貸集合住宅では、オーナーなどが2戸以上の賃貸住戸で従来型のガス・石油給湯器を小型省エネ型給湯器へ交換する場合、別の「賃貸集合給湯省エネ2026事業」の対象となり得ます。入居者個人が単独で申請できるとは限らないため、まずオーナーや管理会社へ確認してください。
補助金申請の前に何を用意すればよいですか?
既存給湯器の銘板と全体が分かる写真、設置場所や配管の写真、交換予定機器のメーカー名・型番、住宅の種類を用意します。施工店には、対象製品登録、事業者登録、工事前写真、契約書、補助金の還元方法と時期を確認してください。
交換・修理を決める前に確認したいこと
相模原市の市制度では給湯器単体は対象設備に含まれていません。一方、エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームは、国の「給湯省エネ2026事業」の対象になる可能性があります。契約前に対象型番、登録事業者、工事前写真、申請枠を確認してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 事業概要|給湯省エネ2026事業〖公式〗
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/about/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 給湯省エネ2026事業〖公式〗
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業の概要
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/overview/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo2025.html確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/application-1/確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/news/2026031201.html確認内容:制度の対象・条件・申請時期・注意点を確認しました。










