まず確認したいのは、浴槽の追いだきが目的なのか、給湯・暖房まで必要なのかという点です。そのうえで、型式をそろえ、煙突・配管・既設機器の撤去・保証まで含めた総額で比較すると、価格だけでは分からない違いを判断しやすくなります。
まず確認したい結論
長府の薪ボイラーは、本体価格だけでなく煙突・配管・設置工事・既設撤去などを含む総額で比較してください。公式カタログ掲載のCHS-6は希望小売価格169,400円(税込)、CH2S-6は166,100円(税込)ですが、煙突は別売で、販売価格や施工費は設置条件によって変わります。
長府の薪ボイラーは「何に使うか」で選ぶ機種が変わる
「長府の薪ボイラー」と呼ばれていても、すべてが同じ用途に対応するわけではありません。長府製作所には、薪と灯油を併用できる「マキ焚兼用ふろがま」や、名称上「マキ焚兼用ボイラ(HHGシリーズ)」があります。見積もりを取る前に、浴槽の追いだきだけが必要なのか、給湯や暖房まで使いたいのかを整理しておくことが重要です。
浴槽のお湯を沸かす・追いだきする目的であれば、既存の浴槽や循環配管との接続方法が選定に影響します。一方、給湯や暖房をまかなう目的では、必要な能力、給水・給湯配管、暖房配管などの確認が必要です。用途が違う機種を価格だけで比較すると、安く購入できても希望する使い方ができない可能性があります。
見積もり依頼時は「薪だけで使いたい」「灯油併用も必要」「浴槽の追いだきが中心」「給湯や暖房にも使いたい」など、希望する使い方を具体的に伝えましょう。
公式カタログの本体価格と、実際の支払総額は別に考える
長府の公式カタログでは、薪・灯油併用のマキ焚兼用ふろがまとして、屋内・浴室外設置形のCHS-6が希望小売価格169,400円(税込)、コンパクトなCH2S-6が166,100円(税込)と掲載されています。いずれもメーカー希望小売価格であり、販売店の実売価格や設置工事費を含む金額ではありません。
両機種は煙突接続径がφ115で、本体にはリモコン・油タンク・送油管などが含まれる仕様ですが、煙突は別売でオープン価格です。そのため、表示された本体価格だけを見て「工事を含めてもこの金額で設置できる」と判断することはできません。安値比較では、同じ型式・同じ工事範囲の見積もりを並べることが前提です。
| 比較する項目 | 確認する内容 | 価格判断で注意する点 |
|---|---|---|
| 本体 | 機種名・型式・用途 | 希望小売価格と販売価格は異なる |
| 煙突 | 煙突本体、トップ、固定金具 | 別売品や交換費用が含まれているか |
| 配管 | 循環・給水・給湯・送油配管 | 既存配管を使えるかは現地確認が必要 |
| 設置工事 | 架台、電源、貫通部、防火処理 | 設置場所と煙突経路で変動する |
| 撤去・処分 | 既設機器・煙突・配管の撤去 | 見積もりに含まれるか確認する |
同じ型式でも、屋内のボイラー室に設置するのか、煙突を新設するのか、既存機器を撤去するのかで工事内容は変わります。「本体価格」「標準工事費」「追加工事費」を分けて記載した見積書を受け取り、何が含まれているかを確認してください。
煙突と設置場所が、安さより先に確認すべき条件
薪を燃やす機器では、煙突の仕様と設置場所が安全性や工事費に直結します。メーカーの工事説明書では、屋内・ボイラー室に設置する場合、燃焼用空気のため上下2か所の換気口が必要で、各有効開口面積は260cm²以上とされています。既存の換気口があっても、位置や有効面積が条件を満たすか確認が必要です。
煙突は可燃物との距離にも条件があります。機器から180cm以内は45cm以上、180cmを超える部分は15cm以上、可燃物から離す必要があり、壁を貫通する部分にはめがね石またはめがね鉄板が必要です。地域の火災予防条例も別途確認しなければなりません。
煙突を既存品から流用できれば安くなるように見えますが、メーカーの工事説明書は、機器交換時には煙突・煙突トップ・固定金具も交換するよう案内しています。既設煙突をそのまま使えるとは、型式や状態を確認する前に断定できません。見積もりでは、煙突の全景、屋根や壁から出ている位置、固定方法、機器との接続部を確認してもらいましょう。
薪焚き機器は、設置や移設を自己判断で行わず、専門業者に依頼してください。長すぎてふたからはみ出す薪や、ごみの焼却は危険です。可燃物を機器や煙突の近くに置かず、消火手段も確保してください。
薪だけか、灯油併用かで便利さと維持管理が変わる
薪を主燃料にする場合は、乾燥した薪を継続的に用意できるかが大きな判断材料です。薪の入手先だけでなく、雨に濡れにくい保管場所、搬入のしやすさ、乾燥状態、灰の処理場所まで考える必要があります。購入価格が安くても、保管や運搬に手間がかかれば、日常的な負担は大きくなります。
また、薪焚きはスイッチを入れれば自動で終日運転できるものとして考えるのではなく、着火や薪の投入、火が消えた後の確認などを継続できるかで判断します。外出や就寝の時間帯にどのように使うか、灯油併用が必要かも事前に整理しましょう。
灯油を併用する機種では、油タンク、送油管、灯油の保管場所も確認対象です。既存の油タンクを流用できる場合でも、腐食や設置状態に問題がないとは限りません。薪の費用だけでなく、灯油を使う場面、タンクの状態、灰出しや煙突清掃の負担まで含めて比較すると、導入後の使い勝手をイメージしやすくなります。
修理と交換で迷ったら、型式・製造年・周辺部材をまとめて確認する
現在使っている長府製の機器が故障している場合は、いきなり本体だけを探すのではなく、本体銘板にある型式と製造年を確認してください。銘板は本体側面や前面付近に貼られていることが多く、型式、製造年、燃料種別などを読み取れる写真があると、後継機種や交換可否の確認が進みます。
修理か交換かを判断するときは、本体だけでなく煙突、煙突トップ、固定金具、送油管、油タンク、循環配管も一緒に点検します。本体を交換しても、周辺部材の腐食や劣化が残っていれば、追加工事が必要になったり、後から不具合が出たりする可能性があります。
長府は、古い機器では補修用性能部品がなく、修理を受けられない場合があると案内しています。故障を繰り返している、煙突や本体に腐食がある、必要な部品が確認できないといった場合は、修理費だけでなく、今後の部品供給や安全面も含めて交換と比較しましょう。修理費が安いかどうかだけでなく、次に故障したときも直せる機器かを確認することが大切です。
延長保証や中古品は「安く買えるか」以外を確認する
長府の延長保証制度では、マキ焚兼用ボイラ(HHGシリーズ)について、故障や不具合の内容によって保証の対象外となる範囲があります。新品を購入する場合でも、保証が付くかどうかだけでなく、対象機種、保証期間、対象外となる部品や状態を契約前に確認してください。
中古品を検討する場合は、本体価格の安さだけで決めると、施工や部品の面で不確実性が高くなります。製造年、型式、施工履歴、燃焼状態、本体や煙突の腐食、部品供給、保証の有無を確認できるものに限り、設置業者が取り付け後の責任範囲を説明できるかも確認しましょう。
中古品やネット購入品では、「本体の初期不良は誰が対応するか」「工事後の煙突や配管の不具合は誰に連絡するか」「保証対象外の作業費はいくらか」を購入前に確認しておくと、価格差の意味を判断しやすくなります。
最安値を比較するために、見積もり前に用意する情報
長府の薪ボイラーを安く、かつ条件に合う形で交換するには、業者ごとに違う前提で見積もりを取らないことが重要です。少なくとも、本体銘板の写真、設置場所全体の写真、機器と煙突の接続部、煙突の屋外部分、浴槽と循環口、配管、油タンクが分かる写真を用意しましょう。
写真だけでは分からない情報として、現在の機器の型式、製造年、薪だけで使うか灯油併用か、浴槽の追いだきだけか給湯・暖房も必要か、故障の症状、薪の保管場所、煙突を通している壁や屋根の構造などを伝えます。訪問見積もりでは、換気口の大きさ、可燃物との距離、煙突の経路、既設配管の状態を確認してもらってください。
比較表に記載する金額は、同じ機種・同じ仕様にそろえます。本体だけが安い見積もりと、煙突交換や撤去処分まで含む見積もりを比べても、最安値は判断できません。「工事費込み」の一言ではなく、煙突・配管・換気・貫通部・撤去処分・保証の内訳までそろえて比較するのが、失敗を避ける近道です。
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相談前に型番・タンク・配管の写真を確認
本体全体、型番ラベル、灯油タンク、送油管、配管、排気、設置スペースを撮影すると、修理・交換・追加工事の切り分けに役立ちます。
無理な分解や自己修理はしない
燃料、電気、水道、排気に関わる内部作業は無理に行わず、灯油臭、黒煙、異常燃焼、水漏れなどがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
長府の薪ボイラーで、公式に掲載されている価格はいくらですか?
長府の公式カタログでは、薪・灯油併用のマキ焚兼用ふろがまとして、CHS-6が希望小売価格169,400円(税込)、CH2S-6が166,100円(税込)と掲載されています。ただし、これはメーカー希望小売価格で、販売店の実売価格や施工費を含みません。煙突も別売で、設置条件によって総額は変わります。
長府の薪ボイラーは本体価格だけで設置できますか?
本体価格だけでは設置できません。煙突、煙突トップ、固定金具、貫通部の防火処理、設置架台、循環・給水配管、電源、既設機器の撤去・処分などが必要になる場合があります。既存煙突や配管を使えるかどうかも、型式と現地状態を確認して判断します。
既存の煙突はそのまま流用できますか?
事前に流用できるとは断定できません。長府の工事説明書では、機器交換時に煙突・煙突トップ・固定金具も交換するよう案内されています。煙突の径、材質、腐食、固定状態、可燃物との距離、壁や屋根の貫通部を確認し、業者に流用可否を判断してもらってください。
薪だけで使える機種を選べば、灯油は不要ですか?
必要な燃料は機種と使い方によって異なります。薪だけで運用したいのか、給湯や追いだきの補助として灯油も使いたいのかを先に決めてください。薪の保管場所、乾燥薪の確保、薪投入や灰出しの負担も含めて、生活に合うか確認する必要があります。
薪ボイラーは自分で設置や移設できますか?
安全上、設置や移設は専門業者へ依頼してください。屋内設置では換気口、煙突と可燃物の離隔、壁貫通部の処理などを確認する必要があり、地域の火災予防条例も関係します。薪の長さやごみの焼却にも注意し、可燃物を近づけず、消火手段を確保してください。
長府の薪ボイラーを安く購入するため、見積もり時に何を伝えればよいですか?
本体銘板の型式・製造年、設置場所、煙突全景と接続部、浴槽・循環口・配管、油タンクの写真を用意してください。さらに、薪だけか灯油併用か、浴槽の追いだきだけか給湯・暖房も必要か、現在の故障症状を伝えます。見積書は本体・煙突・配管・工事・撤去処分・保証の内訳をそろえて比較しましょう。
交換・修理を決める前に確認したいこと
長府の薪ボイラーは、本体価格だけでなく煙突・配管・設置工事・既設撤去などを含む総額で比較してください。公式カタログ掲載のCHS-6は希望小売価格169,400円(税込)、CH2S-6は166,100円(税込)ですが、煙突は別売で、販売価格や施工費は設置条件によって変わります。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。
給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。
参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 長府製作所|公式サイト
https://www.chofu.co.jp/ib-4567fg.php確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 長府製作所|公式サイト
https://www.chofu.co.jp/ff-5000bf-e.php確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 長府製作所|公式サイト
https://www.chofu.co.jp/edbf-673.php確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.safety-kyushu.meti.go.jp/hourei/kouzanhoan_houreishu.pdf確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 長府製作所|製品情報
https://www.chofu.co.jp/products/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 長府製作所|公式サイト
https://www.chofu.co.jp/kibf-4567sag.php確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。







