見積もりを確認するときは、銘板や保証書で型式・製造年・ガスか石油か・追いだきや暖房機能の有無を確認し、「点検」「出張」「修理」「部品」「交換」の金額を分けて見ましょう。リモコンの「88」「888」は点検時期の目安表示で、表示だけで故障や交換必須とは判断できません。
まず確認したい結論
ノーリツの有償点検は、一般的なふろ給湯器・暖房機器で11,000円(税込)、給湯専用機・単機能ふろがまで10,010円(税込)が公式掲載額です。ただし、修理・部品交換・本体交換は別料金なので、見積書で費用を分けて確認してください。
ノーリツの点検費用は機種によって異なる
ノーリツの「あんしん点検」は、長期間使用した機器の経年劣化による事故や故障を予防するための有償点検です。公式に掲載されている料金では、ふろ給湯器や暖房機器の点検が技術料7,700円+出張料3,300円、合計11,000円(税込)、給湯専用機・単機能ふろがまが技術料6,710円+出張料3,300円、合計10,010円(税込)です。作業時間の目安はいずれも約60分とされています。
ただし、すべての「ノーリツのボイラー」が一律同じ料金になるわけではありません。家庭でボイラーと呼ばれている機器には、ガス給湯器、石油給湯機、ふろ給湯器、暖房機能付き給湯器などが含まれることがあります。まず銘板や保証書に記載された型式を確認し、点検対象と料金区分を問い合わせるのが確実です。
掲載料金は確認時点の公式情報です。料金改定のほか、高所設置、機器を確認しにくい場所、駐車場代・高速道路代・遠隔地対応などによって特別費用が加わる場合があります。依頼前に、基本料金に含まれる範囲を確認してください。
点検料金に含まれるものと含まれないもの
点検費用は、機器の状態を確認し、経年劣化や異常の有無を調べるための料金です。点検を依頼しただけで、故障部品の交換や本体交換まで含まれるわけではありません。点検後に不具合が見つかった場合は、点検結果をもとに修理や交換の見積もりが別途提示されるのが基本です。
見積書では、次の項目が一つにまとめられていないかを確認しましょう。点検料・出張料・技術料・部品代・本体代・交換工事費が分けて記載されていれば、何にいくらかかるのか判断しやすくなります。「点検無料」と案内された場合も、修理や交換を断ったときの出張費、診断費、キャンセル条件を先に聞いておくことが大切です。
| 見積項目 | 確認する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 点検料・技術料 | 機器の状態を調べる作業費か | 機種ごとに料金区分が異なる |
| 出張料 | 訪問にかかる費用か | 地域・時間帯・設置条件で追加費用が出る場合がある |
| 修理費 | 故障箇所を直す作業費か | 部品代が別計上されることがある |
| 部品代 | 交換する部品の価格か | 部品の供給状況によって修理可否が変わる |
| 本体交換費 | 新しい機器と交換する費用か | 本体・標準工事・追加工事を分けて確認する |
故障修理を依頼する場合は点検料金と計算が変わる
お湯が出ない、温度が安定しない、水漏れがある、異常音がする、エラー表示が出ているといった症状がある場合は、定期的な点検ではなく「故障修理」として相談する方が実務的です。修理料金は原則として技術料+部品代+出張料で構成されます。修理を実施しない場合でも、出張料と故障診断料または点検診断料がかかることがあります。
ノーリツの案内では、出張料には上限が設けられていますが、時間外や休日を指定した場合は各料金が3割増しとなる条件があります。訪問前に「修理しない場合でもいくらかかるか」「時間外料金の対象か」「部品代は別か」を確認しておくと、点検後に想定外の請求になりにくくなります。
特に、水漏れや異臭、排気の異常、燃焼音の変化がある場合は、費用比較より安全を優先してください。ガス臭い、油臭い、煙が出るなどの異常があるときは、無理に使い続けず、機器の使用を止めて適切な窓口へ相談します。
異臭・煙・水漏れ・異常燃焼などがある場合は、点検費用を抑えるために使い続けないでください。安全が確認できるまで使用を中止し、ガス機器か石油機器かを伝えて修理相談を行いましょう。
型式と使用年数を確認すると料金の見通しを立てやすい
点検を申し込む前に、給湯器本体の銘板、保証書、リモコンの表示を確認します。銘板では、型式、製造年、燃料種別などを確認できます。さらに、追いだき機能や暖房機能の有無、屋内設置か屋外設置か、機器に近づきやすい場所かどうかも、点検内容や訪問条件を考える材料になります。
家庭用給湯機器の設計標準使用期間は、ノーリツでは10年とされています。ただし、使用10年を超えたから直ちに交換必須という意味ではありません。一方で、製品によっては補修用性能部品の保有期限を過ぎ、故障しても必要な部品がなく修理できない場合があります。使用年数だけで決めず、症状、部品の供給状況、修理後の見込み、本体交換との差額を合わせて判断しましょう。
問い合わせ時には、型式だけでなく、いつからどのような症状があるか、リモコンに表示された番号、異音や水漏れの有無を伝えます。機器全体と銘板、リモコン表示の写真を準備しておくと、対象機器の確認がスムーズです。
「88」「888」の表示だけで交換を決めない
ノーリツのリモコンに表示される「88」や「888」は、故障コードではなく、点検時期の目安を知らせる表示です。表示が出た場合は、長期使用による点検を検討するきっかけになりますが、88・888が表示されたことだけで、故障や本体交換必須とは判断できません。
表示以外に、お湯が出ない、設定温度にならない、燃焼が途中で止まる、水漏れがあるなどの症状があれば、点検ではなく故障修理として相談することがあります。反対に、表示はあるものの機器が正常に動いている場合は、点検を受けたうえで状態を確認し、修理・継続使用・交換を比較できます。
訪問業者から「表示が出たので今すぐ交換が必要」と言われた場合も、表示の意味、現在の症状、交換が必要な根拠を分けて説明してもらいましょう。納得できないまま、その場で契約する必要はありません。
点検後に修理と本体交換を比較する方法
点検で劣化や不具合を指摘されたら、最初に確認するのは安全上の使用可否です。使用を続けてよいのか、部品交換まで停止すべきなのかを明確にしてもらいます。そのうえで、故障部品の名称、部品代、技術料、修理後に見込める使用期間、本体交換時の総額を比較します。
修理の方が安く見えても、複数の部品が劣化している場合や、近い時期に別の故障が起きる可能性がある場合は、交換も比較対象になります。ただし、使用年数が長いという理由だけで交換を急ぐのではなく、修理できるか、部品が供給されているか、現在の不具合が安全に関わるかを見積書と点検結果で確認してください。
| 比較する項目 | 修理を選ぶ場合 | 交換を選ぶ場合 |
|---|---|---|
| 費用 | 技術料・部品代・出張料の合計 | 本体代・標準工事・追加工事の合計 |
| 確認事項 | 交換部品と部品の供給状況 | 現在の型式との互換性と設置条件 |
| 使用の見通し | 修理後にどの程度使えそうか | 新しい機器の機能・保証・工事内容 |
| 判断の注意 | 修理しても別の故障が起きる可能性 | 不要な機能や追加工事が含まれていないか |
点検費用の安さだけで判断せず、点検後の修理費と本体交換費を別々に比較することが、納得できる選択につながります。交換を提案された場合は、現在の型式、設置状況、希望する機能を伝え、標準工事と追加工事の内訳が分かる見積もりを取りましょう。
無料点検をきっかけにした訪問販売に注意する
ノーリツは、定期点検を装った悪質な訪問販売について注意喚起しています。「無料で点検する」「今すぐ交換しないと危険」と突然訪問してきた場合は、点検の実施主体、対象機器、料金、交換を勧める根拠を確認してください。無料点検の後に高額な修理や交換を勧められても、その場で決める必要はありません。
本当にノーリツからの案内なのか分からない場合は、訪問者の名刺や案内書を保管し、公式窓口に訪問の事実を確認します。見積書では、点検費用と修理・交換費用が混在していないか、不要な部品や工事が含まれていないかを確認し、可能なら複数の相談先で内容を比較してください。
依頼前に準備するものは、給湯器やボイラーの型式、製造年、燃料種別、リモコン表示、症状、設置場所の写真です。これらがそろっていれば、単なる点検なのか故障修理なのか、修理と交換のどちらを比較すべきかを整理しやすくなります。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
ノーリツの給湯器の点検費用はいくらですか?
公式掲載の有償点検では、ふろ給湯器・暖房機器が11,000円(税込)、給湯専用機・単機能ふろがまが10,010円(税込)です。点検後の修理費、部品代、本体交換費用は別料金です。
点検費用に修理代や部品代は含まれますか?
含まれるとは限りません。点検料や出張料とは別に、修理を行う場合は技術料・部品代・出張料がかかるのが原則です。見積書で点検、修理、部品、本体交換の項目を分けて確認してください。
リモコンの88・888表示が出たら交換が必要ですか?
88・888は故障コードではなく、点検時期の目安を知らせる表示です。表示だけで故障や交換必須とは判断できません。ただし、お湯が出ない、水漏れ、異常音などの症状がある場合は故障修理として相談しましょう。
ノーリツのボイラーが10年を超えたら交換すべきですか?
10年を超えたことだけで直ちに交換必須とはいえません。症状、安全上の使用可否、修理部品の供給状況、修理後の見込み、本体交換との費用差を確認して判断します。
無料点検で交換を勧められた場合はどうすればよいですか?
その場で契約せず、訪問者や点検内容を確認してください。ノーリツ公式窓口に訪問の事実を確認し、点検・修理・交換の費用内訳と、交換が必要な根拠を記載した見積書を比較するのが安全です。
交換・修理を決める前に確認したいこと
ノーリツの有償点検は、一般的なふろ給湯器・暖房機器で11,000円(税込)、給湯専用機・単機能ふろがまで10,010円(税込)が公式掲載額です。ただし、修理・部品交換・本体交換は別料金なので、見積書で費用を分けて確認してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/info/houtei/anshin/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/info/003614.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://mypage.noritz.co.jp/member_web/public/inspection2025.v2.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://www.noritz.co.jp/info/houtei/houtei_tenken/確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ノーリツ|安全・交換に関する公式案内
https://www.noritz.co.jp/info/safety/gus/01.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。
- ノーリツ|公式サイト
https://mypage.noritz.co.jp/member_web/public/inspection88.html確認内容:製品仕様・交換条件・費用判断に関わる公式情報を確認しました。











