リンナイのガス給湯器に表示されるエラー113は、基本的に点火不良を示します。まずガス臭や焦げ臭、水漏れなどがないかを確認し、異常があれば操作をやめてガス会社や修理窓口へ連絡してください。
異臭などがなければ、「給湯が使えるか」「ほかのガス機器も使えないか」「台風や豪雨の直後ではないか」の順に切り分けます。給湯は使えるのに113が出る暖房機能付き機種では、暖房回路側の点火不良が疑われます。再発する場合や製造から10年前後の機器は、修理費用と交換費用を並行して確認すると判断しやすくなります。
まず確認したい結論
エラー113は点火不良です。給湯もほかのガス機器も使えない場合はガス供給を確認し、給湯できる暖房機能付き機種では暖房回路の不具合を疑います。異臭・異音・すす・水漏れがある場合は使用を中止し、異常がなくても表示が消えない、または再発する場合は修理相談が必要です。
リンナイ給湯器のエラー113は「点火不良」
リンナイのガス給湯器に表示されるエラー113は、機器が正常に点火できなかったことを示すエラーです。ガスが供給されていない場合のほか、台風や豪雨による風雨・湿気の影響、機器内部の不具合などが考えられます。
ただし、113が何の運転中に表示されたかによって、確認する場所が変わります。最初の分岐は、台所やシャワーでお湯が出るかどうかです。
給湯も使えない場合は、給湯器だけでなくガス供給が止まっていないかを確認します。一方、給湯は使えるのに暖房運転時に113が出る場合は、暖房機能付き機種における暖房回路の点火不良が疑われます。
お湯が出るからといって、エラーが解消したとは限りません。暖房回路側の不具合であれば、給湯だけが動作することがあります。表示が続く、同じエラーが再発する、暖房が使えないといった場合は修理相談が必要です。
確認を始める前に、使用を止めるべき症状を確認
エラーコードの確認より先に、周囲の安全を確かめてください。次の症状が一つでもある場合は、リモコンの再操作やほかのガス機器の点火確認を行わず、使用を中止します。
- ガス臭い、焦げ臭い、排気のような異臭がする
- 通常とは異なる大きな音、振動、破裂音がある
- 給湯器や排気口の周辺にすす、変色、焦げた跡がある
- 本体や配管の周辺から水が漏れている
- 頭痛、吐き気、めまいなどの体調不良がある
ガス臭があるときは、火気を使用せず、照明や換気扇などの電気スイッチにも触れないでください。給湯器に近づいて原因を調べたり、本体のカバーを開けたりせず、その場を離れてガス会社の緊急窓口へ連絡します。体調不良がある場合は新鮮な空気の場所へ移動し、必要に応じて救急へ相談してください。
屋外設置の給湯器であっても、暴風雨の最中に本体を見に行く必要はありません。高所に設置されている機器を脚立に乗って確認することも避け、天候と足元が安全になってから、離れた位置で外観を確認します。
エラー113が出たときの安全な確認手順
異臭、異音、すす、水漏れなどがない場合は、次の順番で状況を切り分けます。給湯器の分解、ガス配管や電気配線への作業は必要ありません。
- 台所と浴室でお湯が出るか確認する
水栓から水は出るものの温かくならないのか、台所では出るが浴室では出ないのかを確認します。複数の水栓で同じ症状なら、給湯器側またはガス供給側の可能性が高まります。特定の水栓だけの症状は、113とは別の問題が重なっている可能性もあるため、相談時にそのまま伝えてください。
- ほかのガス機器が使えるか確認する
ガス臭などの異常がないことを前提に、普段使用しているガス機器の状況を確認します。給湯器だけでなく、ほかのガス機器も使えない場合は、宅内へのガス供給が止まっている可能性があります。確認のために何度も点火操作を繰り返す必要はありません。
- ガスメーターやガス供給情報を確認する
ガスメーターに遮断を示す表示がないか、契約しているガス会社から供給停止のお知らせが出ていないかを確認します。復帰方法はメーターや契約先によって異なるため、表示が分からない場合はガス会社へ問い合わせてください。給湯器の故障と決めつけて修理を手配する前に、供給状況を切り分けることが大切です。
- 台風、豪雨、強風の直後ではないか確認する
強い風雨や湿気の影響で、一時的に点火しにくくなり113が表示されることがあります。荒天時は操作を続けず、天候が回復して機器周辺が自然に乾くまで待ちます。ドライヤーなどで本体や排気口を乾かそうとしてはいけません。
- 取扱説明書の範囲で再操作の可否を確認する
天候が回復し、異常な臭いや音がない場合は、その機種の取扱説明書に復帰や再操作の案内があるか確認します。型番によって操作が異なるため、特定の電源操作を全機種共通の方法として行うことは避けてください。説明書どおりに操作しても113が消えない場合や、一度復帰しても再発する場合は使用を続けず修理相談へ進みます。
「給湯が使えるか」と「ほかのガス機器が使えるか」の2点が分かるだけでも、ガス供給側と給湯器側を切り分けやすくなります。
確認結果ごとの相談先と対応
エラー113の原因を利用者が特定する必要はありません。安全に確認できる範囲で状況を整理し、次の目安で相談先を選びます。
| 確認結果 | 考えられる状況 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 給湯もほかのガス機器も使えない | ガスメーターの遮断やガス供給停止の可能性 | メーター表示と供給情報を確認し、分からなければ契約中のガス会社へ相談 |
| ほかのガス機器は使えるが、給湯できない | 給湯器側の点火不良や関連部品の不具合の可能性 | 型番と症状を控えて修理窓口へ相談 |
| 給湯はできるが、暖房運転時に113が出る | 暖房機能付き機種の暖房回路における点火不良の可能性 | 暖房運転を繰り返さず、修理窓口へ相談 |
| 台風や豪雨の直後だけ表示された | 風雨や湿気による一時的な点火不良の可能性 | 天候回復後、取扱説明書の範囲で確認。改善しない、または再発するなら修理相談 |
| ガス臭、異音、すす、水漏れがある | 安全上の問題を伴う可能性 | 使用を中止。ガス臭はガス会社の緊急窓口、そのほかの異常は修理窓口へ連絡 |
賃貸住宅では、入居者が直接交換を発注する前に、貸主または管理会社へ連絡します。分譲集合住宅でも、給湯器の設置場所や外観、排気方法などに管理規約上の条件が設けられていることがあるため、交換を検討する場合は管理会社にも確認しておくと手続きが進みやすくなります。
修理相談前に型番・製造年月・設置条件を控える
修理できるか、交換が必要かを判断するには、エラー番号だけでなく機器情報が必要です。給湯器本体の表示ラベルを安全な場所から確認し、読める範囲を控えます。カバーを外したり、本体の裏側へ入り込んだりする必要はありません。
- 給湯器の型番
- 製造年月または製造年
- リモコンに表示されたエラー番号「113」
- エラーが出た日時と、そのとき使用していた機能
- 台所・浴室の給湯が使えるか
- 床暖房や浴室暖房など、暖房機能の有無と使用可否
- ほかのガス機器が使えるか
- 台風、豪雨、強風など直前の天候
- 異臭、異音、すす、腐食、水漏れの有無
- 戸建て・集合住宅、屋内・屋外などの設置状況
写真を用意できる場合は、リモコンのエラー表示、本体正面、表示ラベル、給湯器と周囲の位置関係が分かる引きの写真が役立ちます。交換相談では、配管カバーなどの付属物や設置スペースも確認対象になります。ただし、狭い場所へ無理に入る、高所へ上る、配管や本体を動かすといった撮影は行わないでください。
型番は、現在設置されている機器と同じ製品を探すためだけの情報ではありません。給湯能力、暖房機能、設置・排気条件などを確認し、修理部品の有無や交換候補を調べるためにも使われます。
本体ラベルが読めない場合は、取扱説明書、保証書、過去の工事書類に型番が記載されていないか確認します。見つからなくても、外観と設置状況の写真があれば相談を始められる場合があります。
エラー113を修理するか交換するかの目安
113が出たからといって、直ちに給湯器を交換するとは限りません。ガス供給や天候の影響を除いても表示が続く場合は、使用年数、再発状況、ほかの劣化症状、部品供給の状況を合わせて判断します。
リンナイでは、製造後10年が点検・取り替えを考える一つの目安とされています。10年は一律の使用期限ではありませんが、年数が進むほど複数箇所の劣化や、修理後に別の不具合が起こる可能性も考慮する必要があります。
| 修理を軸に検討しやすい状況 | 交換も並行して検討したい状況 |
|---|---|
| 設置からの年数が比較的浅い | 製造から10年前後またはそれ以上経過している |
| 113の発生が初めてで、ほかに異常がない | 113が何度も再発し、給湯や暖房が安定しない |
| 修理部品があり、修理後の使用を見込める | 必要な部品がなく、修理対応が難しい |
| 腐食、水漏れ、異音などが見られない | 腐食、水漏れ、異音、すすなど別の劣化症状もある |
| 修理費用と今後の使用予定が見合う | 修理費用が大きく、今後も追加修理が懸念される |
ガス給湯器の補修性能部品の保有期間は原則7年、BL認定品は10年が目安です。ただし、保有期間内でも部品の状況や故障箇所によって修理できない場合があります。反対に、年数だけで交換と決める必要もありません。まず型番から修理可否を確認し、古い機器では交換見積も同時に取るのが現実的です。
「修理できるか」と「修理する価値があるか」は別の判断です。修理可能でも使用年数が長く、ほかの劣化が進んでいる場合は、交換費用との比較が必要になります。
修理費用と交換費用は、見積もりの範囲をそろえて比較する
エラー113の修理費用は、点火できない原因や交換する部品、訪問条件によって変わります。エラー番号だけで金額を確定することは難しいため、電話やウェブ上の概算だけでなく、どこまで含む金額なのかを確認してください。
修理見積もりで確認したい項目
- 出張費、点検・診断費、技術料の扱い
- 交換部品代と作業費
- 修理を見送った場合に発生する費用
- 部品を取り寄せる場合の見込み時期
- 修理箇所に対する保証内容と期間
- 今回の修理以外に確認された劣化や不具合
交換見積もりで確認したい項目
- 給湯器本体とリモコンの型番
- 現在の給湯能力、暖房機能、ガス種への適合
- 標準工事に含まれる作業範囲
- 既存機器の撤去・処分費
- 配管カバーや接続部材などの費用
- 設置・排気条件に伴う追加作業の有無
- 工事後の保証とアフター対応
- 見積金額に税や諸費用が含まれているか
修理と交換を比べるときは、目先の金額だけでなく、機器の年数、部品の供給状況、今後その住宅を何年使用する予定かも含めて考えます。交換の場合は、現在の型番だけを見て利用者が機器を決めるのではなく、設置条件と必要な機能を確認したうえで適合機種を選ぶことが重要です。
繰り返し操作や分解はせず、安全確認から相談へ
点火不良が起きている状態で、リモコン操作や蛇口の開閉を何度も繰り返すことは避けてください。一度表示が消えても、113が再発するなら正常に戻ったとは判断できません。特に、給湯はできるものの暖房運転で113が出る場合は、暖房機能側の異常として修理を相談します。
利用者が行わない範囲は明確です。給湯器の外装を外す、内部を清掃する、点火部を触る、ガス栓・ガス配管・電気配線・給排水配管を加工する、部品を交換するといった作業は行わないでください。排気口へ物を差し込んだり、シートなどで覆ったりすることも危険です。
相談の順番は、安全確認、給湯とほかのガス機器の確認、型番・設置条件の記録、修理可否と費用の確認です。ガス供給側の問題が疑われる場合はガス会社へ、給湯器だけが使えない場合や暖房回路側の113は修理窓口へ相談します。
製造から10年前後、エラーが再発する、水漏れや腐食などもある場合は、修理見積もりだけを待つより交換相談も並行すると、部品がないと判明した後の時間を短縮できます。反対に、使用年数が浅く、部品があり、ほかに劣化が見られない場合は修理を軸に検討できます。
連絡時には「リンナイの給湯器で113が表示された」とだけ伝えるのではなく、型番、製造年月、給湯の可否、暖房機能の有無、ほかのガス機器の状況、直前の天候、異臭や水漏れの有無まで伝えてください。状況が整理されているほど、訪問前の確認や修理・交換判断を進めやすくなります。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、修理か交換か、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

リンナイ ガス給湯器 エラー 113でよくある質問
エラー113が出てもお湯は使えますか?
給湯できなくなるケースが多い一方、暖房機能付き機種で暖房回路側に点火不良がある場合は、お湯が出ることがあります。ただし、お湯が出てもエラーが解消したとは限りません。暖房運転を繰り返さず、型番と症状を控えて修理窓口へ相談してください。
エラー113が出て、ほかのガス機器も使えないときはどうすればよいですか?
給湯器単体ではなく、ガスメーターの遮断やガス供給停止の可能性があります。ガス臭などがなければメーター表示と契約中のガス会社の供給情報を確認し、復帰方法が分からない場合はガス会社へ問い合わせてください。何度も点火操作を繰り返すのは避けましょう。
雨や台風の後に113が表示された場合、故障ですか?
強い風雨や湿気の影響で、一時的に点火しにくくなる場合があります。荒天中は操作せず、天候が回復して機器周辺が自然に乾いてから、取扱説明書に記載された範囲で確認してください。改善しない場合や後日再発する場合は修理相談が必要です。
給湯はできるのに113が表示されるのはなぜですか?
暖房機能付きの給湯器では、暖房回路の点火不良によって113が表示される場合があります。床暖房や浴室暖房などが使えないかを確認し、エラーが出たときに使用していた機能と型番を修理窓口へ伝えてください。
エラー113は修理と交換のどちらを選ぶべきですか?
使用年数が比較的浅く、部品があり、ほかに劣化がなければ修理を軸に検討できます。製造から10年前後、113が再発する、腐食・水漏れ・異音などもある、部品がない場合は交換も並行して検討します。修理費用と交換費用は、出張費や撤去費、保証などを含む範囲をそろえて比較してください。
まとめ
リンナイ給湯器のエラー113は点火不良です。最初に異臭・異音・すす・水漏れがないか確認し、異常があれば使用を中止します。異常がなければ、給湯の可否、ほかのガス機器、ガスメーター、直前の天候の順に確認してください。
給湯器だけが使えない場合や、給湯はできても暖房運転で113が出る場合は修理相談へ進みます。型番・製造年月・エラー表示・設置状況の写真を準備し、製造から10年前後または再発や劣化がある機器では、修理見積もりと交換見積もりを並行して確認しましょう。

給湯器の修理・交換を相談する
現在の型番、表示内容、症状、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした公式情報
確認日:2026-08-21。仕様・操作・価格・制度は機種や時期によって変わるため、詳細は各公式ページをご確認ください。











