ノーリツのエラー370は燃焼系センサー・吸排気を確認するエラー
ノーリツ給湯器のリモコンに「370」が表示された場合、ノーリツ公式では、給湯器本体内部の燃焼系統のセンサー不具合、または給湯器の吸排気部分・煙突が何かで塞がっている可能性を案内しています。
まず外から安全に確認できる範囲で、吸気口・排気口・煙突トップにビニール、段ボール、落ち葉、積雪、つららなどがかかっていないかを確認してください。手が届きにくい場所へ無理に上がったり、煙突や本体を分解したりする必要はありません。
吸排気部分に明らかな塞がりがなくエラー370が消えない場合は、ノーリツ公式では修理が必要としています。何度もリセットして使い続けるより、型番・設置状況・症状をそろえて修理を依頼するのが基本です。
エラー370は「原因不明の汎用エラー」ではありません。燃焼系統のセンサー不具合、または吸排気・煙突の閉塞が主な確認対象です。外から見える異物・積雪を確認し、塞がりがなければ修理を依頼します。
エラー370が出たときに自分で確認できること
吸気口・排気口・煙突の周囲を見る
ノーリツ公式が最初に案内しているのは、給湯器本体の吸排気部分や煙突が塞がれていないかの確認です。屋外設置機なら、本体正面・側面・排気口付近に飛来物が張り付いていないか確認します。屋内設置やFF式など煙突・給排気筒がある機種では、屋外側のトップが雪や異物で塞がれていないかを安全な場所から確認します。
積雪がある地域では雪・つららを確認する
冬季は排気口や煙突トップの周囲に雪が積もり、吸排気を妨げることがあります。除雪できる場所でも、本体や排気筒を傷めないよう周囲だけを安全に確保します。高所や屋根上へ上がる必要がある場合は自分で行わず、業者へ相談してください。
灯油漏れ・異臭・黒煙がないかを見る
エラー370そのものの公式原因説明は燃焼系センサー・吸排気ですが、石油給湯器で灯油漏れ、強い異臭、黒煙、焦げ臭さ、異常な燃焼音が同時にある場合は使用を止めます。火気を近づけず、本体の分解や燃焼部の調整は行いません。
型番とリモコン表示を撮影する
修理相談では、370という番号だけでなく本体型番が重要です。銘板ラベル、リモコンの370表示、本体全体、排気口・煙突周辺を撮影しておくと、修理受付や交換見積もりが進みやすくなります。
エラー370で考えられる故障部品と修理費
ノーリツ公式の修理情報では、エラー370で考えられる故障部品として、気化サーミスタ、気化ヒータ(気化器)、電装基板、バーナーが挙げられています。
48,500円~110,000円程度(税込)
出張費の上限3,300円と故障診断料を含む参考料金として案内されています。実際の料金は訪問診断後に決まり、複数部品の故障では参考料金を超える場合があります。
修理を依頼したものの修理しない場合や、部品供給終了などで修理できない場合でも、出張料・故障診断料がかかることがあります。そのため使用年数が長い給湯器では、修理だけでなく交換費用も同時に確認しておくと判断しやすくなります。
370の修理費が数万円で収まるとは限らず、公式参考料金の上限側では本体交換と比較した方がよいケースがあります。
10年以上使っているなら交換費用も比較する
ノーリツ公式のエラー370案内では、製品を10年以上使用している場合は取り替えをおすすめしています。また修理部品の案内でも、10年を超えた製品では部品供給が終了している場合があるとされています。
これは「10年を超えたら必ず交換」という意味ではありません。実際には、製造年、故障箇所、部品在庫、過去の修理歴、本体・配管・灯油タンクの状態、提示された修理費を見て判断します。
修理を優先しやすい
使用年数が比較的浅い、他の不具合がない、必要部品が供給されている、修理費が交換費より十分低い場合。
交換も比較したい
10年前後以上、370が再発する、過去にも修理している、修理費が高額、部品供給が不安な場合。
交換寄りになりやすい
本体腐食、灯油漏れ、排気部の劣化、複数故障、タンク・送油管まで更新が必要な場合。
石油給湯器を交換する場合の工事費込み料金例
エラー370をきっかけに交換する場合は、現在の機種と同じ給湯能力・機能を基準に見積もります。給湯専用、オート、フルオート、3万キロ・4万キロ、直圧・貯湯、屋内・屋外などが変わると交換機種と工事内容も変わります。




掲載画像は料金例です。設置条件、機種、在庫、追加工事により実際の総額は変わります。
370の修理参考料金が高くなった場合は、現在の機種を修理する総額と、後継機へ交換する工事費込み総額を同じタイミングで比較してください。
工事費込み価格に含まれる内容も確認する
交換見積もりでは本体価格だけでなく、既存機撤去、新しい本体の据付、給水・給湯・追いだき配管、送油管、リモコン、試運転、既存機器処分まで、何が総額に含まれているかを確認します。
- 既存石油給湯器の撤去・搬出
- 新しい本体の据付・固定
- 給水・給湯・追いだき配管の接続
- 送油管の接続・状態確認
- リモコン交換・試運転
- 既存機器の処分

エラー370が吸排気周辺の問題と関係しているため、交換時は排気筒・給排気筒・排気トップの状態も見積もりに含めて確認した方がよいです。本体だけ新しくしても、既存の排気設備に問題が残れば適切な施工になりません。
エラー370で追加費用が発生しやすい工事
排気筒・給排気筒
屋内設置・FF式などで既存部材の劣化、腐食、規格変更、延長・交換が必要な場合。
送油管
にじみ、腐食、ひび割れ、接続位置変更、長距離配管などがある場合。
基礎・搬出
狭所、階段、高所、長距離搬出、本体サイズ変更、基礎補修が必要な場合。
凍結対策
配管保温の劣化、凍結防止ヒーター追加、寒冷地仕様への変更が必要な場合。
370が出ているからといって、これらの追加工事が必ず必要になるわけではありません。現在の設置写真と型番を確認して、必要な工事だけを見積もるのが基本です。
交換するなら現在の機能をそのまま引き継ぐ必要はない
エラー370で交換を決める場合、現在の型番と同じ能力・機能を基準にしながら、今の暮らしに合わせて見直すこともできます。
追いだきを使っていない
現在は追いだき付きでも、長年使っていないなら給湯専用を検討できる場合があります。ただし浴槽循環配管の処理や設置条件は確認が必要です。
家族人数が減った
4万キロクラスを使っていても、家族人数・同時給湯が減ったなら3万キロクラスを比較できる場合があります。能力を下げる場合は冬場の使用量まで確認します。
屋内設置・FF式は同等設置を基本に確認
エラー370では吸排気部分も確認対象になるため、屋内設置・FF式では給排気筒を含めた現地確認が特に重要です。機器だけを見て屋外型へ簡単に置き換えられるとは限りません。
灯油タンク・送油管も同時に見る
灯油タンク
残量だけでなく、タンク本体の腐食、脚部のぐらつき、接続部のにじみ、水やごみの混入が疑われないかを確認します。エラー370の直接原因とは限りませんが、長年使った石油給湯器を交換するなら燃料供給側も同時に見た方が安心です。
送油管
ひび割れ、腐食、にじみ、接続部の緩みなどを確認します。灯油漏れがある場合は使用を止め、火気を近づけません。送油管の修理や燃焼部調整をDIYで行わず、施工業者へ相談してください。
冬に370が出たら積雪・凍結も確認する
ノーリツ公式は、370が表示されたときの確認として、吸排気部分・煙突の閉塞を挙げ、特に飛来物や積雪などを確認するよう案内しています。雪国では本体周囲だけでなく、排気トップの周囲に雪が積もっていないかも確認します。
凍結が疑われる配管へ熱湯を直接かけたり、排気口へ器具を差し込んだりしないでください。外から安全に除去できない場所は施工店へ依頼します。

修理・交換相談で伝えると早い情報
銘板ラベルを撮影し、正確な型番を確認します。
給湯開始時、追いだき時、しばらく運転した後などを伝えます。
積雪、飛来物、煙突周囲の塞がりがないか確認します。
黒煙、異臭、灯油漏れ、異音、お湯が出ないなどを伝えます。
370の表示だけを消すことを目的にリセットを繰り返さず、原因確認を優先してください。
見積もり前に撮影しておきたい場所
修理・交換相談では、リモコンの370表示、本体全体、型番ラベル、本体下部の配管、灯油タンク、送油管、排気口・煙突周辺を撮影します。屋内機やFF式の場合は、給排気筒の接続部と屋外側トップの位置も分かると確認しやすくなります。
- リモコンの370表示
- 石油給湯器本体の全体
- 型番ラベル
- 吸気口・排気口・煙突周辺
- 本体下部の配管
- 灯油タンク
- 送油管
- 搬入・搬出経路

こんな症状がある場合は使用を続けない
- 370が繰り返し表示される
- 吸排気の塞がりを除いても370が消えない
- 黒煙・すすが出ている
- 強い灯油臭・焦げ臭さがある
- 本体や送油管から灯油が漏れている
- 異常な燃焼音がする
370は燃焼に関わるセンサー・吸排気が確認対象です。異常な燃焼状態が疑われる場合は「一度リセットして動いたから大丈夫」と判断せず、修理を依頼してください。

ノーリツ給湯器のエラー370でよくある質問
ノーリツのエラー370は何のエラーですか?
ノーリツ公式では、給湯器本体内部の燃焼系統のセンサー不具合、または吸排気部分・煙突が何かで塞がっている可能性があると案内しています。
エラー370が出たら自分で何を確認できますか?
外から安全に見える範囲で、吸気口・排気口・煙突にビニール、段ボール、落ち葉、積雪などの塞がりがないか確認します。分解や燃焼部の調整は行わないでください。
吸排気に異物がなければどうすればいいですか?
ノーリツ公式では、塞がりがなければ修理が必要と案内しています。型番と370表示を確認して修理を依頼してください。
エラー370の修理費はいくらですか?
ノーリツ公式の修理参考料金は48,500円~110,000円程度(税込)です。実際の金額は故障部品・診断結果で変わり、複数故障では参考料金を超える場合があります。
エラー370で考えられる故障部品は何ですか?
ノーリツ公式では、気化サーミスタ、気化ヒータ(気化器)、電装基板、バーナーを候補として案内しています。
電源を入れ直せば使い続けてもいいですか?
370が再表示される場合は、リセットを繰り返して使い続けない方がよいです。吸排気の塞がりを確認し、改善しなければ修理を依頼してください。
10年以上使っている場合は修理と交換どちらがいいですか?
ノーリツは370の案内で、10年以上使用している製品は取り替えをおすすめしています。修理費、部品供給、他の劣化、交換総額を比較して判断してください。
黒煙や灯油臭もある場合はどうすればいいですか?
使用を止め、火気を避けて専門業者へ相談してください。燃焼部を開けたり、自分で調整したりしないでください。
まとめ
ノーリツ給湯器のエラー370は、燃焼系統のセンサー不具合、または吸排気部分・煙突の閉塞が主な確認対象です。まず安全な範囲で異物・積雪による塞がりを確認し、問題がなければ修理を依頼します。
ノーリツ公式の修理参考料金は48,500円~110,000円程度(税込)で、候補部品には気化サーミスタ、気化ヒータ、電装基板、バーナーが挙げられています。10年以上使用している場合は、部品供給や今後の故障も考え、交換費用との比較がおすすめです。
370の番号だけを消すことではなく、吸排気と燃焼系の異常原因を確認することが大切です。型番・370表示・本体・排気部分の写真をそろえて相談すると、修理か交換かを判断しやすくなります。
2026年8月12日に確認したノーリツ公式情報
修理参考料金・部品供給状況は今後変更される可能性があります。実際の修理費は訪問診断時の案内を確認してください。
フォームから石油給湯器交換を相談
型番、エラー370が出るタイミング、設置場所、吸排気の状態、使用年数など、分かる範囲でご記入ください。


