ただし、24号は主にキッチンやシャワーなどで使える給湯能力の区分です。床暖房に適合するかは、暖房能力、床暖房の系統数、リモコン、暖房配管、設置方式まで既設機器と照合して判断します。
まず確認したい結論
床暖房を使っているノーリツ給湯器の交換では、24号かどうかだけでなく、GTHなど温水暖房対応機種の暖房能力・回路数・既設配管・設置方式を確認します。見積もりは本体と標準工事だけでなく、リモコン、暖房配管接続、ヘッダーや熱動弁、エコジョーズのドレン排水などの追加項目まで分けて確認してください。
床暖房があるなら、24号だけで機種を決めない
床暖房を使っている住宅で給湯器を交換する場合、まず確認したいのは「24号かどうか」ではなく、交換後の機器が温水暖房に対応しているかです。一般的な給湯・追いだき用の24号給湯器は、給湯能力の条件を満たしていても、床暖房へ温水を送る機能や接続回路を備えているとは限りません。
ノーリツのGTHは、給湯・ふろ沸かし・温水暖房を1台で行うガス温水暖房付ふろ給湯器です。床暖房の熱源機として交換を検討する場合は、既設のGTHなどと同じ暖房機能を持つ後継機・取替品を候補にし、給湯24号の条件と暖房側の条件を分けて確認します。
「ノーリツ製」「24号」「追いだき付き」という3点だけでは、床暖房対応の可否や交換できる機種までは確定できません。型番末尾には設置方式や仕様の違いがあるため、銘板の型番全体を確認してください。
24号は給湯能力、床暖房は暖房側の仕様で判断する
24号は、キッチンとシャワーなど複数箇所で湯を使うときの給湯能力を検討するための区分です。家族人数や同時使用の状況によって、24号を維持するか、20号・16号を含めて検討するかが変わります。一方、床暖房が十分に使えるかどうかは、給湯号数だけでは決まりません。
床暖房側では、暖房能力、接続できる系統数、温水の温度仕様、床暖房パネルなどの端末、暖房配管の状態を確認します。浴室暖房乾燥機や温水ルームヒーターなど、床暖房以外の温水暖房端末がつながっている場合は、その機器も含めた適合確認が必要です。
| 確認する項目 | 主に分かること | 確認方法の例 |
|---|---|---|
| 給湯号数 | 給湯の同時使用に対する能力 | 既設型番、家族の使用状況、同時使用の有無 |
| 暖房能力・回路数 | 床暖房や温水暖房端末への適合 | 既設機器の仕様図、暖房配管・接続口、端末数 |
| 設置方式・排気方式 | 設置できる後継機の種類 | 屋外壁掛、据置、屋内設置、排気筒や排気部材 |
| ガス種 | 使用できる機器の条件 | 都市ガスまたはLPガスの表示、既設銘板 |
ノーリツの現行ラインアップには、24号・20号・16号のGTHやエコジョーズ機があります。ただし、同じ24号のGTHでも設置仕様や機能が同一とは限りません。「GTHの24号ならどれでも交換できる」と考えず、型番全体と現地条件を照合することが重要です。
交換前に確認したい既設給湯器と床暖房の情報
見積もりや機種選定の前に、現在使っている給湯器の情報を整理すると、適合しない機種を提案されるリスクを抑えられます。最も重要なのは、本体前面や側面の銘板に表示された型番です。ノーリツの型番は、号数だけでなく、給湯暖房機能、設置方式、排気方式などを読み取る手掛かりになります。
あわせて、ガス種が都市ガスかLPガスか、給湯器が屋外壁掛型・屋外据置型・屋内設置型のどれか、排気がどの方向へ出ているかを確認します。屋内設置や給排気に関わる交換では、屋外設置とは異なる安全確認や部材確認が必要になるため、写真だけで判断せず現地調査につなげます。
- 給湯器本体の型番と銘板
- 都市ガス・LPガスの別
- 本体の設置場所、設置方式、排気方向
- 浴室リモコン・台所リモコンの型番や状態
- 床暖房リモコンの有無と接続されている系統数
- 浴室暖房乾燥機など、床暖房以外の温水暖房端末
- 給湯器周辺の配管、ヘッダー、熱動弁、循環金具
ノーリツは型番から取扱説明書、納入仕様図、工事説明書などを確認できる窓口を案内しています。資料を参照する際も、公開されている仕様と実際の使用中製品が異なる可能性があるため、銘板の型番と現地の配管・リモコンを突き合わせて確認します。
見積もりは本体価格と標準工事だけで比較しない
床暖房対応給湯器の交換では、本体と標準交換工事だけを見て安さを比較すると、後から必要部材や追加工事が判明することがあります。見積書では、給湯器本体、リモコン、交換工事を分けたうえで、暖房側の接続や既設部材の交換要否まで確認するのが実務的です。
| 見積もり項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 給湯暖房機本体 | GTHなど温水暖房対応か、24号を維持するか、エコジョーズか |
| リモコン | 台所・浴室・床暖房側のリモコンが交換対象か、既設品を流用できるか |
| 暖房配管・接続部材 | 床暖房の系統数、配管接続、ヘッダーや熱動弁の状態 |
| 排気・設置関連部材 | 排気部材、設置架台、転倒防止や周辺部材の交換要否 |
| ドレン排水 | エコジョーズへ交換する場合のドレン排水経路と施工内容 |
| 既設部材の処理 | 古い配管・弁類・循環金具などを交換する必要があるか |
エコジョーズの温水暖房付ふろ給湯器を選ぶ場合は、ドレン排水の処理が必要です。既存機器からの交換で排水経路を新たに設ける必要があるか、どこへ排水するのかを見積書で確認してください。排気部材や設置場所の条件によっても、必要な工事内容は変わります。
ノーリツのGTH-C2460AW3H系は、給湯部のモード熱効率が93.0%として省エネ性能カタログに掲載されています。ただし、これは特定系統の性能情報であり、すべての24号GTHや住宅での実際の光熱費を一律に示すものではありません。機種を選ぶときは、省エネ性能だけでなく、暖房回路と設置条件を優先して適合確認します。
床暖房の不具合は給湯器本体だけが原因とは限らない
「床暖房が温まらない」「一部の部屋だけ温度が上がらない」という症状があっても、熱源機を交換すれば必ず改善するとは限りません。床暖房リモコン、暖房配管、ヘッダー、熱動弁、床暖房パネルなど、温水を分配する側に原因がある場合もあります。
給湯・追いだき・床暖房のすべてに不具合があるのか、床暖房だけが不調なのかを分けて伝えると、修理と交換の判断材料になります。給湯や追いだきが正常で、床暖房の一部だけに問題がある場合は、床暖房側の点検を先に検討できることがあります。反対に、長年使用した熱源機で複数の機能に不具合が出ている場合は、修理部品の供給状況や今後の故障リスクも含めて交換と比較します。
ガス臭、異常な燃焼音、排気の異常、機器周辺の異常な熱や水漏れがある場合は、使用を続けず、ガス会社や有資格者へ安全確認を依頼してください。カバーを外したり、配管や燃焼部を自己判断で調整したりするのは避けます。
安全に交換するために施工内容を確認する
ガス給湯器の設置・変更は、給湯だけでなく燃焼、ガス接続、給排気、暖房配管に関わります。特に屋内設置や給排気に関する工事では、機器と施工内容に応じた資格者による施工が必要です。経済産業省は、暖房兼用を含む一定能力以上のガス湯沸器を特定ガス消費機器として扱っています。
依頼先を選ぶ際は、単に「ノーリツの給湯器を交換できるか」だけでなく、温水暖房付ふろ給湯器の交換実績があるか、床暖房の系統や暖房配管を確認できるかを尋ねます。見積もり時には、機種の型番、設置方式、リモコン構成、暖房配管接続、ドレン排水、排気部材などが明記されているかを確認しましょう。
複数社へ相談する場合は、同じ写真と同じ確認情報を渡し、「床暖房対応の24号給湯暖房機を希望」と明確に伝えます。比較するのは総額だけでなく、機種型番と工事範囲が同じ条件になっているかです。
交換前に決めておきたい機種と工事の確認事項
ノーリツの床暖房対応24号給湯器を交換するなら、最初に既設型番を起点に候補機種を絞り、24号を維持するか、設置方式や暖房回路が適合するかを確認します。24号を維持する判断は、床暖房ではなく、キッチン・シャワー・浴室などでの湯の同時使用量を基準に考えます。
そのうえで、床暖房の系統数、リモコン、暖房配管、ヘッダー、熱動弁、浴室暖房乾燥機などの接続状態を確認し、交換後も現在の暖房端末を使える構成かを確かめます。エコジョーズを選ぶ場合は、ドレン排水の施工内容も必ず見積もりに含めます。
最終的な交換可否は、「ノーリツ・24号」という条件だけでなく、既設型番と設置現場を照合して決まります。型番銘板、給湯器全体、配管接続部、リモコン、床暖房の操作部を撮影しておくと、現地調査や見積もりの確認が進めやすくなります。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
ノーリツの24号給湯器なら床暖房にも対応できますか?
24号は主に給湯能力の区分で、床暖房への対応を直接示すものではありません。床暖房を使っている場合は、GTHなど温水暖房対応機種を前提に、暖房能力、回路数、温度仕様、既設配管、リモコン、設置方式を確認します。
床暖房対応のノーリツ給湯器を選ぶとき、最初に何を確認すればよいですか?
既設給湯器の銘板にある型番全体、ガス種、設置場所、排気方式を確認します。さらに、床暖房の系統数、床暖房リモコン、浴室暖房乾燥機などの温水暖房端末、暖房配管やヘッダーの状態を確認してください。
24号を維持するかどうかは、床暖房の広さで決めますか?
24号を維持するかは、主にキッチンやシャワーなどで湯を同時に使う量を基準に判断します。床暖房の適合は別に、暖房能力、系統数、端末、配管などを確認します。床暖房の広さだけで給湯号数を決めることはできません。
見積書で本体以外に確認すべき費用項目は何ですか?
リモコン、暖房配管接続、ヘッダー、熱動弁、循環金具、排気部材、設置関連部材、エコジョーズのドレン排水、既設部材の交換要否を確認します。本体と標準交換工事だけでなく、床暖房側の工事範囲が明記されているかを見てください。
床暖房だけが温まらない場合も給湯器を交換すべきですか?
床暖房だけの不具合では、熱源機だけでなくリモコン、暖房配管、ヘッダー、熱動弁、床暖房端末側が原因の可能性もあります。給湯・追いだきの状態や不具合の範囲を伝え、熱源機と暖房側の両方を点検してから修理・交換を判断します。
ノーリツの後継機種は型番だけで選べますか?
型番は後継機・取替品を調べる重要な手掛かりですが、型番だけで現場への適合を断定できません。銘板、設置方式、排気、ガス種、リモコン、暖房配管などを現地で照合し、交換工事の内容まで確認してください。
交換・修理を決める前に確認したいこと
床暖房を使っているノーリツ給湯器の交換では、24号かどうかだけでなく、GTHなど温水暖房対応機種の暖房能力・回路数・既設配管・設置方式を確認します。見積もりは本体と標準工事だけでなく、リモコン、暖房配管接続、ヘッダーや熱動弁、エコジョーズのドレン排水などの追加項目まで分けて確認してください。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- ガス消費機器設置工事監督者 (METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/information/license/c_text04.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/information/license/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/anzen_torikumi/file_itakujigyou/202403_hanbaijigyou.pdf確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/aikotobademinaoshitai/use/home/home5.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|公式情報
https://www.meti.go.jp/information/license/c_text03.html確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。
- 経済産業省|給湯省エネ2026事業の概要
https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/overview/確認内容:仕様・条件・安全上の注意など、記事内の事実確認に使用しました。











