ガス臭がなく、異常な音やすすも見られない場合は、利用者が確認できる範囲でガス栓や他のガス機器、給排気口周辺を確認します。一度電源を切って再操作できる機種もありますが、表示が繰り返される場合は、無理に使い続けず、メーカー・販売店・ガス事業者へ点検を依頼するのが安全です。
まず確認したい結論
給湯器のエラー12は、多くのガス給湯器で燃焼途中の失火・立ち消えを示します。まず給湯を止め、ガス臭・水漏れ・異音がないか確認し、ガス栓や他のガス機器、屋外の給排気口周辺を目視してください。再起動しても12が繰り返し表示されるなら、使用を中止して点検・修理を依頼しましょう。
エラー12が表示されたときの結論
給湯器のエラー12は、多くのガス給湯器で燃焼途中の失火・立ち消えに関係する表示です。リンナイでは、給湯回路の途中失火を示す表示として12・121などを案内しています。ただし、エラーコードの意味はメーカーや型式、都市ガス・LPガスなどの条件によって異なるため、数字だけで原因を一つに決めることはできません。
表示された直後は、何度もリモコンを操作して使い続けるのではなく、いったん給湯栓を閉めてください。ガス臭、異音、すす、水漏れがある場合は再起動せず、使用を中止します。異常が見当たらない場合でも、再起動後に同じエラーが再表示されるなら、給湯器単体の不具合や燃焼に関わる点検が必要になる可能性があります。
最初に確認する安全上のポイント
まず、リモコンにエラー12が出たままお湯を出し続けないことが大切です。給湯栓を閉め、浴室や台所で水漏れが起きていないか、本体周辺に焦げたようなにおいやすすがないかを確認します。異常な燃焼音、点火を繰り返す音、突然の大きな音などがある場合も、利用者による追加操作は控えてください。
次に、給湯器本体や配管を分解せず、外から見える範囲だけを確認します。屋外設置型であれば、給排気口の前に物が置かれていないか、雪・落ち葉・ごみなどでふさがれていないかを見ます。取り除ける軽い障害物でも、給湯器の内部に手を入れたり、本体カバーを外したりする作業は行わないでください。
ガス臭がない場合でも、エラー12が表示された原因を利用者だけで特定できるとは限りません。本体カバーを外す、燃焼部を清掃する、ガス配管を触るといった作業は避けてください。燃焼やガスに関係する部分は、資格や専門知識のある事業者による点検が必要です。
ガス栓と他のガス機器を確認する
給湯器のガス栓が閉まっていないか、見える範囲で開閉状態を確認します。給水元栓についても、閉まっていると給湯できないため、通常の状態と違っていないかを見ます。ただし、ガス臭や異常音がある場合は、確認のために操作を続けず、安全を優先してガス事業者へ連絡してください。
コンロなど、別のガス機器が使えるかどうかも判断材料になります。他のガス機器も使えない場合は、給湯器だけではなく、ガスメーターの遮断やガスの供給側に問題がある可能性があります。給湯器だけが止まり、他のガス機器は正常に使える場合は、給湯器側の点検を依頼する流れになりやすいでしょう。
LPガスを使用している場合、一部のパロマ機種では、エラー12の原因としてLPガス残量不足が案内されています。すべての給湯器に当てはまるわけではないため、ガスボンベの扱いや残量を自己判断で確認するより、契約しているLPガス事業者や取扱説明書で確認してください。
電源を入れ直してよいケースと注意点
ガス臭や水漏れ、すす、異音などがなく、取扱説明書でエラー表示時の再操作が案内されている機種では、リモコンをいったん「切」にして少し待ち、再度「入」にする操作が示されていることがあります。再操作は、あくまで表示が一時的なものかを確認するための範囲にとどめ、何度も繰り返さないでください。
電源を入れ直したあとに正常に戻っても、すぐに再発したり、給湯中にお湯が安定しなかったりする場合は、点検対象です。パロマの取扱説明書でも、再表示時にはガス栓・給水元栓を閉めて点検・修理を依頼する扱いが案内されています。メーカーによって手順が異なるため、表示を消すことだけを目的に操作を続けないことが重要です。
再起動後もエラー12が出る場合は、使用を中止して修理・点検を依頼する目安です。「一度消えたから問題ない」と決めつけず、発生した状況と再発の有無を相談先に伝えましょう。
修理を依頼する目安
次のような状態なら、給湯器の使用を続けず、メーカー、購入した販売店、給湯器の修理事業者、またはガス事業者へ相談します。
- 電源を入れ直してもエラー12が繰り返し表示される
- 他のガス機器は使えるのに、給湯器だけが停止する
- お湯が出たり止まったりして安定しない
- 給湯器から異音、異臭、すすが確認できる
- 本体や配管の周辺で水漏れがある
- 給排気口周辺に明らかな障害物がないのにエラーが続く
エラー12だけで、基板故障、点火部品の故障、給湯器の寿命、交換必須と断定することはできません。燃焼に関係する複数の原因が考えられ、メーカー・型式によって表示の意味も変わるため、点検によって原因を確認する必要があります。
相談先を選ぶ際は、エラーコードだけでなく、メーカー名や型式を伝えられる事業者を選びましょう。修理を依頼する場合は、出張費、点検費、部品代、工賃がそれぞれ見積もりに含まれているかを確認し、作業後の保証や追加費用の条件も聞いておくと安心です。
修理と交換を比較するときの考え方
エラー12が出たからといって、最初から交換に決める必要はありません。まずは修理で対応できるのか、部品交換が必要なのか、現在の給湯器を使い続ける場合に再発の可能性があるのかを点検結果で確認します。使用年数が長い場合や、主要部品の交換が必要な場合は、修理だけでなく交換案も比較すると判断しやすくなります。
| 判断材料 | 修理を検討しやすいケース | 交換も比較したいケース |
|---|---|---|
| エラーの出方 | 一時的で、その後は再発していない | 再起動後も繰り返し表示される |
| 故障の範囲 | 原因部品や作業内容が明確 | 主要部品の交換が必要、原因が複数に及ぶ |
| 使用状況 | お湯の温度や量が安定している | お湯が不安定、別の不具合も出ている |
| 見積もり | 費用と保証が明確で、再発時の条件も確認できる | 修理費と交換費を比較して選べる |
修理費は、出張費・点検費・部品代・工賃、設置状況などによって変わるため、一律の金額で判断するのは適切ではありません。見積もりでは、作業内容と費用の内訳、部品保証、交換した場合との違いを確認してください。エラー12だけを理由に、根拠なく「必ず交換」と説明する業者には、診断内容を具体的に尋ねることも大切です。
修理相談の前に準備する情報
修理や点検を依頼する前に、リモコンの表示と本体の銘板を撮影しておくと、相談が進みやすくなります。リモコンはエラー12が見える状態で撮り、給湯器本体はメーカー名、型式、燃料種別などが分かる銘板を撮影します。銘板が読みにくい場合は、全体写真と文字が分かる近接写真を用意します。
あわせて、いつ表示されたか、給湯・追いだき・暖房のどの操作中だったか、電源を切って再操作したか、その後どうなったかをメモします。コンロなど他のガス機器が使えるかどうか、ガス臭・異音・すす・水漏れの有無も伝えられるようにしておきましょう。
- リモコンのエラー表示写真
- 給湯器本体の銘板写真と型式
- エラーが出た日時と操作内容
- 再起動したか、その後に再表示したか
- 他のガス機器が使えるか
- ガス臭、異音、すす、水漏れの有無
メーカー・型式・燃料種別が分からないままでは、エラー12の意味や対処を正確に判断できない場合があります。取扱説明書が手元にあれば、該当するエラーコードの説明も確認し、説明書の内容と実際の表示を相談先へ伝えてください。
エラー12が消えても放置しないほうがよい場合
一度だけエラーが出て、その後は正常に使える場合でも、発生した条件を記録しておくと安心です。風雨のあと、特定の給湯操作をしたとき、長時間使用したときなど、再発時に共通する状況が分かれば、点検時の手がかりになります。
一方、同じ日に何度も表示される、お湯が途中で水になる、他のエラーも続けて表示されるといった場合は、表示が消えていても点検を先延ばしにしないでください。燃焼状態が安定していない可能性があるため、利用者が内部を調整するのではなく、専門業者へ状況を伝えます。
最も優先すべきなのは、エラーコードを消すことではなく、安全に使用できる状態かを確認することです。ガス臭や燃焼に関わる異常がある場合は、再起動よりも使用中止とガス事業者への連絡を優先してください。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

よくある質問
給湯器のエラー12は何を意味しますか?
多くのガス給湯器では、燃焼途中の失火・立ち消えに関係する表示です。ただし、メーカーや型式、都市ガス・LPガスなどによって意味が異なる場合があります。リンナイでは給湯回路の途中失火として案内されています。
エラー12が出たら電源を入れ直してもよいですか?
ガス臭、水漏れ、異音、すすなどがなく、取扱説明書で再操作が案内されている機種であれば、リモコンをいったん切ってから再度入れる操作が示されることがあります。再表示する場合は操作を繰り返さず、使用を中止して点検・修理を依頼してください。
給湯器のエラー12が何度も出るときはどうすればよいですか?
給湯栓を閉め、給湯器の使用を中止して、メーカー、販売店、修理事業者、またはガス事業者へ相談してください。再起動後も繰り返す場合は、給湯器側の点検が必要になる可能性があります。
エラー12が出たときに自分で確認できることは何ですか?
ガス臭がないことを確認したうえで、給湯栓、ガス栓、給水元栓の状態、コンロなど他のガス機器が使えるか、屋外設置機の給排気口周辺に物や雪、落ち葉がないかを目視で確認します。本体カバーを外すなどの分解作業はしないでください。
エラー12が出たら給湯器を交換する必要がありますか?
エラー12だけで交換必須とは判断できません。まず原因と修理内容を点検で確認し、主要部品の交換が必要か、使用年数や再故障の可能性があるかを踏まえて、修理と交換の見積もりを比較します。
修理を依頼する前に何を準備すればよいですか?
リモコンのエラー表示写真、給湯器本体の銘板写真、メーカー名・型式、発生日時、給湯・追いだき・暖房のどの操作中だったか、再起動後の結果、他のガス機器が使えるかを準備すると相談がスムーズです。
交換・修理を決める前に確認したいこと
給湯器のエラー12は、多くのガス給湯器で燃焼途中の失火・立ち消えを示します。まず給湯を止め、ガス臭・水漏れ・異音がないか確認し、ガス栓や他のガス機器、屋外の給排気口周辺を目視してください。再起動しても12が繰り返し表示されるなら、使用を中止して点検・修理を依頼しましょう。
最終的には、現在の型番・使用年数・設置状況・必要機能をそろえ、同じ条件で工事込み総額を比較すると判断しやすくなります。

給湯器・ボイラーの修理・交換を相談する
型番、症状、使用年数、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした情報
メーカー・省庁・自治体などの公式情報を中心に確認しています。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0001/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- リンナイ|価格改定資料(PDF)
https://www.rinnai.co.jp/releases/2026/0612/images/202609price.pdf確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 事前にご確認いただきたいこと|東京ガス
https://home.tokyo-gas.co.jp/service/equipment/gas_repair/confirm.html確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0167/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0007/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。
- 東京ガス|公式サイト
https://home.tokyo-gas.co.jp/column/boiler/0090/確認内容:症状・エラー・安全上の注意・修理案内を確認しました。











