ノーリツのガス給湯器に表示されるエラー12は、燃焼が途中で止まったことを知らせるエラーです。まずガス臭や異音がないか確認し、異常がなければ台所のガスコンロなど、ほかのガス機器が使えるかを確かめます。
ほかのガス機器も使えない場合はガス供給側、給湯器だけ使えない場合は本体の点火・燃焼系統が疑われます。エラーが続くときは、型番・使用年数・設置状況を控え、ノーリツへ修理を相談してください。10年以上使用している場合は、部品供給や修理見積額を確認したうえで交換も検討します。
まず確認したい結論
エラー12は「燃焼が途中で止まった」ことを示します。ガス臭があれば使用を中止してガス事業者へ連絡してください。ガス臭がなければ、ほかのガス機器が使えるか確認します。すべて使えなければガス供給側、給湯器だけ使えなければノーリツへの修理相談が基本です。修理参考料金は税込15,000~48,500円程度ですが、実際の金額は訪問診断後に決まります。
ノーリツ給湯器のエラー12は「燃焼が途中で止まった」表示
ノーリツのガス給湯器でリモコンに「12」が点滅している場合は、給湯器の燃焼が途中で停止したことを示すエラーです。シャワーや蛇口を使用している途中でお湯が水に変わったり、給湯運転が止まったりしたときに表示されることがあります。
エラー12だけで、故障部品まで特定することはできません。ガスの供給が一時的に止まった場合にも、給湯器内部の点火・燃焼系統に不具合がある場合にも表示される可能性があるため、最初に「ガス供給側の問題か、給湯器側の問題か」を切り分けます。
エラー12は、それ自体がガス漏れを知らせる表示ではありません。ただし、実際にガス臭がする場合はエラーの意味を調べるより安全確保が優先です。リモコンの表示と現場の異常は分けて判断してください。
また、リモコンに表示された数字や英字は省略せず、そのまま記録してください。「12」と別の桁数のコード、英字を含むコードでは案内内容が異なる場合があります。似た番号を同じエラーだと決めつけず、写真を撮っておくと修理相談がスムーズです。
最初に安全確認|ガス臭や異音があるときは操作しない
エラーが出た直後は、給湯器を再操作する前に周囲の状態を確認します。ガス臭、焦げたような臭い、通常とは異なる大きな音、煙などがある場合は、そのまま使用を中止してください。
ガス臭がするときは、火をつけず、電気のスイッチや換気扇、コンセントを操作しないでください。安全な場所へ移動し、ガス事業者へ連絡します。給湯器のカバーを開けたり、原因を確かめるために何度も点火させたりしてはいけません。
異常な臭いや音がなくても、給湯器の外装が変形している、排気口付近に物が接触している、機器が明らかに破損しているといった状態なら使用を控えます。高所や狭い場所に設置されている機器を、無理に近くで確認する必要はありません。
分解、ガス部品の調整、配線の取り外し、配管の接続し直しは利用者が行う確認ではありません。エラー12は燃焼に関係する表示なので、見える範囲を超えた作業はノーリツの修理担当者など、必要な資格と知識を持つ担当者へ任せてください。
ガス臭がない場合に確認する順番
ガス臭や煙などがないことを確認できたら、次の順番で状況を切り分けます。危険を伴う作業はせず、普段どおり操作できる範囲だけで確認してください。
- お湯の使用を止め、表示を記録する
蛇口やシャワーを止め、リモコンに表示されたコードを写真に残します。どの操作中に表示されたか、お湯が出始める前だったか、使用途中だったかも控えます。
- ほかのガス機器が使えるか確認する
安全上の異常がない場合に限り、台所のガスコンロなど、普段使っている別のガス機器が通常どおり使えるか確認します。確認できる機器がない場合は、この工程を飛ばしてください。
- すべてのガス機器が使えない場合はガス供給側を確認する
コンロも給湯器も使えないなら、給湯器本体を修理する前にガス供給側の確認が必要です。ガス事業者からの供給停止案内やガスメーターの表示を見て、対応が分からない場合はガス事業者へ連絡します。メーターやガス設備を分解・調整してはいけません。
- 給湯器だけ使えない場合は修理相談へ進む
コンロなどは通常どおり使えるのに、給湯器だけでエラー12が続く場合は、給湯器本体の点火・燃焼系統に不具合がある可能性があります。型番と使用年数を確認し、ノーリツへ相談する段階です。
リモコンの入れ直しだけで判断しない
ガス供給側の問題が解消したあと、機種によってはリモコンの運転スイッチを一度切り、再度入れることで表示を解除する案内があります。ただし、操作方法は機種や状況によって異なるため、手元の取扱説明書を優先してください。
運転を入れ直して一時的にお湯が出ても、同じエラーを繰り返すなら直ったとは判断できません。燃焼停止を何度も繰り返す状態で再操作を続けるのではなく、症状が再現した時点で使用を控えて修理を依頼します。
| 確認結果 | 次の連絡先・対応 |
|---|---|
| ガス臭、煙、異常な音がある | 使用を中止し、安全な場所からガス事業者へ連絡 |
| コンロなど、ほかのガス機器も使えない | ガス供給側を確認し、必要に応じてガス事業者へ連絡 |
| ほかのガス機器は使えるが、給湯器だけエラー12になる | 型番などを控え、ノーリツへ修理相談 |
| いったん復旧してもエラー12を繰り返す | 再操作を繰り返さず、点検・修理を依頼 |
ガス供給に問題がないときに考えられる不具合と修理費用
ほかのガス機器が使えており、ガス供給に明らかな異常がない場合、ノーリツは給湯器の点火・燃焼に関係する部品不具合の可能性を案内しています。想定される部品には、ガス電磁弁、電装基板、フレームロッド、バーナーがあります。
ガス電磁弁は燃焼に必要なガスの流れを制御し、電装基板は機器全体の運転を制御します。フレームロッドは炎の有無を検知し、バーナーは実際に燃焼する部分です。いずれも給湯器内部の部品であり、利用者が清掃、調整、交換する場所ではありません。
見た目では判断できない不具合もあり、同じエラー12でも交換する部品や作業内容は異なります。エラーコードだけを根拠に部品を指定して依頼するのではなく、訪問診断を受けたうえで修理内容と見積額を確認してください。
修理参考料金は税込15,000~48,500円程度
ノーリツが案内するエラー12の修理参考料金は、確認日時点で税込15,000~48,500円程度です。これはあくまで参考範囲で、実際の料金は機種、故障部品、作業内容、訪問診断の結果などによって決まります。
この金額は、エラー12が出たすべての機器に一律で適用される料金ではありません。複数の部品に不具合がある場合や、該当機種の部品を手配できない場合もあります。正式な修理金額は、点検後に提示される内容で確認する必要があります。
修理を依頼するときは、訪問前に「概算で案内できる範囲」「訪問診断後に修理を見送る場合の費用」「部品の在庫や取り寄せ見込み」を確認しておくと、修理と交換を比較しやすくなります。
修理相談の前に型番・使用年数・設置写真をそろえる
相談時に必要な情報がそろっていれば、対象機種の部品供給状況や、修理・交換の見通しを確認しやすくなります。特に重要なのは、リモコンの型番ではなく、給湯器本体の型番です。
本体の前面や側面に貼られた銘板・ラベルを、取り外さずに見える範囲で確認してください。設置場所が高い、足場が不安定、狭くて近づけないといった場合は、無理に撮影せず、現地確認が必要であることを相談先へ伝えます。
- 給湯器本体の型番と製造番号
- 設置した年、または入居時からの使用年数
- リモコンに表示されたコードの写真
- エラーが出た日時と、使用開始時・使用途中などの発生状況
- コンロなど、ほかのガス機器が使えるか
- 給湯、追いだき、暖房のうち、どの運転中に症状が出たか
- 過去にも同じエラーや別の不具合があったか
- 本体正面、銘板、機器全体と周囲が分かる設置写真
設置写真は、交換も視野に入れる場合に役立ちます。本体だけを大きく撮るのではなく、壁や配管、排気方向、周囲の空間が分かる写真も用意すると、既設機器の設置方式を把握しやすくなります。ただし、カバーを開けたり、配管を動かしたりして撮影する必要はありません。
賃貸住宅では、入居者が直接交換を手配できない場合があります。まず貸主や管理会社へ連絡し、修理の依頼先と費用負担を確認してください。集合住宅では、設置場所や排気方式に建物側の条件があるため、既設機器と同じ寸法だけで交換機種を決めないことが重要です。
使用年数と見積額から修理か交換かを判断する
エラー12が出たからといって、すぐに交換が必要とは限りません。使用年数が比較的短く、部品を供給でき、今回が初めての不具合であれば、修理で使い続けられる可能性があります。一方、長く使用している機器では、今回の箇所以外も経年劣化していることを考慮します。
ノーリツは、使用から10年を超えた給湯器について、修理部品の供給が終了している場合があるため、取り替えを推奨しています。10年は自動的に交換を決める期限ではありませんが、修理だけに絞らず交換見積もりも確認する目安です。
| 修理を中心に検討しやすい状況 | 交換も同時に検討したい状況 |
|---|---|
| 使用年数が10年未満 | 使用年数が10年を超えている |
| 今回が初めてのエラー | 同じエラーが再発している |
| 修理部品を供給できる | 必要部品の供給が終了している |
| 不具合が一つの系統に限られている | 別のエラーや温度不安定なども発生している |
| 修理見積額が今後の使用予定に見合う | 修理見積額が高く、今後も修理が重なる懸念がある |
10年未満でも、同じエラーを繰り返している、複数の不具合がある、修理費が大きいといった場合は交換を比較する意味があります。反対に、10年を超えていても、まず診断を受けて修理可否を確認することはできます。ただし、部品がなければ修理できないため、年式と型番による確認が欠かせません。
判断するときは今回の修理費だけでなく、あと何年その住宅で使う予定か、家族構成やお湯の使用量が変わっていないかも考えます。修理見積もりとノーリツ現行機への交換見積もりを同じ時期に確認すれば、目先の費用だけでなく今後の使い方を含めて比較できます。
ノーリツ現行機へ交換するときに確認する条件
交換する場合は、現在と同じノーリツ製というだけで機種を決めることはできません。住宅のガス種、必要な給湯能力、設置場所、排気条件、現在使っている機能を確認し、条件に合う現行機を選びます。
型番だけでなく、号数・設置方式・排気方式・追いだき・暖房機能の有無をそろえて相談することが重要です。後継候補があっても、設置条件や配管状況によっては現地確認が必要になります。
- ガス種:都市ガス用とLPガス用を取り違えないように確認します。
- 号数:現在の号数に加え、家族人数や同時に使うお湯の量を確認します。
- 設置方式:戸建ての屋外壁掛け、据置き、集合住宅の設置スペースなど、現在の設置条件を確認します。
- 排気方式:排気の方向や接続条件は安全に関わるため、写真と現地調査で確認します。
- 追いだき機能:給湯専用か、浴槽の追いだきが必要かを確認します。
- 暖房機能:床暖房や浴室暖房などに接続している場合は、対応する機種が必要です。
- リモコンと配管:本体交換に伴って交換や確認が必要になる範囲を見積書で確かめます。
既設機器より能力や機能を変更したい場合は、希望だけでなく住宅設備側が対応できるかを確認します。特に集合住宅では、外観や排気条件を自由に変えられないことがあります。型番の後継関係だけで注文せず、設置写真または現地調査をもとに選定してください。
交換見積書では、本体とリモコンだけでなく、撤去、取付、必要な接続部材、処分など、どこまで含まれているかを確認します。現在の機能を維持する見積もりと、必要に応じて機能を見直す見積もりを比べると、機種選びの理由が分かりやすくなります。
エラー12が続くときの相談先と伝え方
安全確認とガス供給の切り分けをして、給湯器だけにエラー12が続く場合は、ノーリツへ修理を相談します。連絡時には「エラー12が出た」と伝えるだけでなく、本体型番、使用年数、ほかのガス機器は使えるか、エラーが出るタイミングを伝えてください。
使用から10年を超えている場合や、過去にも修理をしている場合は、修理可否と同時にノーリツ現行機への交換候補も確認すると、訪問診断後の判断がしやすくなります。部品供給が終わっていれば、修理のための訪問後に改めて交換先を探すより、早めに設置条件を整理しておくほうが復旧までの流れを組み立てやすくなります。
相談の基本順序は「安全確認→ほかのガス機器を確認→給湯器の型番と年式を確認→修理可否と費用を確認→必要なら交換見積もり」です。
修理を依頼する場合は、部品の供給状況、訪問可能日、見積額、修理後の保証範囲を確認します。交換を依頼する場合は、既設機器の写真を送り、号数、設置方式、排気方式、追いだき、暖房機能が合っているかを確認したうえで、必要に応じて現地調査を受けます。
エラーが消えたように見えても、繰り返し発生するなら相談を先延ばしにしないでください。特に入浴中に停止すると生活への影響が大きいため、再発の頻度と使用年数を整理し、修理で継続使用するか、ノーリツ現行機へ交換するかを見積もりに基づいて判断しましょう。
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設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、修理か交換か、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

ノーリツ ガス給湯器 エラー 12でよくある質問
ノーリツ給湯器のエラー12は、リモコンを入れ直せば直りますか?
ガス供給が一時的に止まっただけなら、供給復旧後の再操作で表示が消える場合があります。ただし、操作方法は機種によって異なるため取扱説明書を優先してください。入れ直しても再表示される、または一度消えても繰り返す場合は、修理が必要な可能性があります。何度も再点火を繰り返さず、ノーリツへ相談してください。
エラー12が出て、ガスコンロも使えない場合は給湯器の故障ですか?
給湯器だけでなくガスコンロも使えない場合は、ガス供給側の影響が考えられます。ガス臭がなければ供給停止案内やガスメーターの表示を確認し、対応が分からないときはガス事業者へ連絡してください。ガス臭がある場合は機器を操作せず、安全な場所からガス事業者へ連絡します。
ノーリツ給湯器のエラー12の修理費用はいくらですか?
ノーリツの案内では、修理参考料金は税込15,000~48,500円程度です。ガス電磁弁、電装基板、フレームロッド、バーナーなど、点火・燃焼系統のどこに不具合があるかで金額は変わります。実際の修理費用は訪問診断後に決まるため、依頼時に診断費用や部品供給状況も確認してください。
10年以上使っているノーリツ給湯器は交換したほうがよいですか?
10年を超えた機器は修理部品の供給が終了している場合があり、ノーリツは取り替えを推奨しています。ただし、年数だけで一律に決めるのではなく、部品の有無、今回の修理見積額、エラーの再発状況を確認します。修理可否の確認と同時に、現行機への交換見積もりも取ると判断しやすくなります。
エラー12が出た給湯器は、修理まで使い続けてもよいですか?
ガス臭、煙、異音がある場合は使用できません。異常がなくてもエラー12を繰り返す状態では、再操作を続けず使用を控えてください。一時的に復旧した場合も、安全に継続使用できるかはエラー表示だけでは判断できません。型番と症状を伝え、ノーリツへ点検を相談するのが安全です。
まとめ
ノーリツ給湯器のエラー12は、燃焼が途中で停止したことを示します。ガス臭などがあれば直ちに使用を中止し、異常がなければほかのガス機器が使えるか確認してください。
給湯器だけでエラーが続く場合は、本体型番・使用年数・症状・設置写真をそろえてノーリツへ修理相談します。修理参考料金は税込15,000~48,500円程度です。使用10年超、再発、部品供給終了、高額な修理見積もりがある場合は、号数や設置・排気条件、追いだき・暖房機能を確認し、ノーリツ現行機への交換も比較してください。

給湯器の修理・交換を相談する
現在の型番、表示内容、症状、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした公式情報
確認日:2026-08-21。仕様・操作・価格・制度は機種や時期によって変わるため、詳細は各公式ページをご確認ください。











