ノーリツのガス給湯器にエラー16が表示された場合、設定温度より高いお湯が出ている可能性があります。やけどを避けるため、表示中のお湯を手や身体で確かめながら使い続けないでください。
ガス臭や異臭、体調不良がなければ、まずリモコンの運転を一度だけ「切→入」にします。エラーが消えない、再表示する、お湯が異常に熱い場合は使用を中止し、型番や製造年月を確認してノーリツへ修理を相談します。使用年数が長い機器は、修理とあわせて現行機への交換も検討しましょう。
まず確認したい結論
エラー16は、設定温度より高いお湯が出ている可能性を示す表示です。安全上の異常がなければ運転を一度だけ切り、入れ直します。改善しない場合や再発する場合は修理が必要です。高温のお湯を手で確かめる、何度もリセットする、本体を分解するといった対応は避けてください。
ノーリツ給湯器のエラー16は「設定より高温のお湯」の可能性
ノーリツのガス給湯器でリモコンにエラー16が表示された場合は、設定温度よりも高い温度のお湯が出ている可能性があります。単に設定温度を高くしすぎたという意味ではなく、給湯器が通常どおりに温度を調整できていない可能性を知らせる表示です。
最初に優先したいのは、エラーを消すことではなく、やけどを防ぐことです。エラー表示中に蛇口やシャワーから出るお湯へ手を入れたり、身体にかけたりして温度を確かめるのは避けてください。乳幼児、高齢者、温度変化に気づきにくい人が使用する環境では特に注意が必要です。
エラー16が出たまま、入浴やシャワー、食器洗いを続けないでください。設定温度の表示だけを見て安全と判断せず、いったん給湯を止めて確認を進めます。
エラー16だけでは、故障した部品や必要な修理内容までは特定できません。給湯器内部を開けて原因を探すのではなく、まず安全確認とリモコン操作による復帰確認を行い、改善しなければ点検を依頼するのが基本です。
運転を入れ直す前に、使用を止めるべき異常がないか確認
リモコンを操作する前に、ガス臭、通常とは違う異臭、気分が悪いなどの異常がないか確認します。これらがある場合は、エラー16の復帰操作よりも安全確保を優先してください。
- ガス臭や異臭がする
- 給湯器の近くにいると気分が悪くなる
- お湯が明らかに異常な高温になっている
- 通常と異なる運転状態があり、不安を感じる
ガス臭があるときは使用を止め、火気を近づけないでください。着火源になるおそれがあるため、運転スイッチ、照明、換気扇などの電気スイッチをその場で操作するのも避けます。安全な場所へ移動し、契約しているガス事業者へ連絡してください。
ガス臭はなくても、異臭や体調不良がある場合は給湯器を使わず、ノーリツまたはガス事業者へ相談します。体調に異変がある人は、機器の確認よりも医療機関への相談や必要な救護を優先してください。
賃貸住宅や集合住宅の設備として設置されている給湯器では、所有者や管理会社が修理手配の窓口になっていることがあります。緊急の安全連絡を除き、修理を直接依頼する前に契約上の連絡先も確認しておくと行き違いを防げます。
エラー16が出たときに利用者ができる確認手順
ガス臭や異臭などの危険な兆候がなく、給湯を止められている場合は、次の順番で確認します。リモコンの形状や操作方法は機種によって異なるため、表示やボタン配置が違うときは取扱説明書に従ってください。
- すべての給湯を止める
台所、洗面所、浴室など、お湯側の蛇口やシャワーが止まっていることを確認します。エラー表示中のお湯を流しながら復帰操作をしないようにします。
- リモコンの運転を一度「切」にする
通常のリモコン操作が可能な状態であれば、運転ボタンで停止します。ガス臭がある場合は、この操作を行わず安全確保を優先してください。
- 運転を「入」に戻す
ノーリツでは、エラー16について運転を切り、入れ直して改善するか確認するよう案内しています。復帰操作は一度行えば十分です。何度も切り替えてエラーを消し続ける使い方は避けてください。
- エラーの表示状態を確認する
運転を入れた時点で16が消えない場合は、無理に出湯試験をせず修理を依頼します。いったん消えても、その後すぐに16が再表示する場合や、以前よりお湯が熱いと感じる状況がある場合も使用を中止してください。
お湯へ直接手を入れて安全性を試す必要はありません。温度計などで安全に確認できない環境では、無理にお湯を出して試さず、エラーの表示状態を伝えて点検を依頼する方法があります。
エラーが消え、再表示もなく、給湯状態にも異常が認められなければ、その時点では復帰したと判断する目安になります。ただし、エラー履歴が残るかどうかや、履歴の確認方法は機種によって異なります。取扱説明書に記載のない特殊な操作を試す必要はありません。
エラー16が再表示した時点で、単なるリモコン表示の問題と自己判断せず、修理相談へ切り替えてください。入浴中などに再発するとやけどにつながるおそれがあるため、「消せば使える」と考えてリセットを繰り返さないことが大切です。
エラー16の原因は表示だけでは特定できない
エラー16から分かるのは、設定温度より高いお湯が出ている可能性があるという状態です。どの部品に異常があるのか、調整で直るのか、部品交換が必要なのかまでは、エラー番号だけでは判断できません。
また、利用者が設定温度を下げるだけで根本的に解決するとは限りません。設定を下げた状態で使い続けたり、水を混ぜて温度を調整したりする方法は、給湯器側の異常を解消するものではないため、復旧方法として扱わないでください。
本体カバーを外す、内部の配線や部品に触る、ガス接続部や配管を調整するといった作業は利用者向けの確認範囲ではありません。電源プラグやブレーカーの操作を独自に繰り返して初期化を試みるのも避け、通常の運転ボタンによる「切→入」で改善しなければ点検を依頼します。
利用者が行う範囲は、安全確認、通常のリモコン操作、型番などの情報確認までです。分解やガス・電気・配管に関係する作業は、修理担当者や必要な資格を持つ施工担当者へ任せてください。
修理依頼前に型番・製造年月・設置状況をそろえる
ノーリツへ相談するときは、エラー番号だけでなく、給湯器の型番と設置状況が分かると案内が進みやすくなります。型番は給湯器本体の銘板やラベルに記載されています。製造年月の記載位置や表示形式は機種によって異なるため、読める範囲をそのまま控えてください。
銘板は安全な場所から確認する
屋外壁掛形などでは、本体の正面または側面にラベルが貼られていることがあります。ただし、設置場所によっては高所、狭い場所、共用廊下側の収納部などにあり、無理に近づくと危険です。カバーを外したり、脚立で不安定な姿勢になったりせず、離れた位置からスマートフォンのズームで撮影する方法も検討してください。
ラベルが汚れて読めない場合は、読めないままでも構いません。リモコンの型番は本体型番と同じとは限らないため、リモコンだけを見て給湯器の機種を断定しないことも重要です。
相談時に用意したい情報と写真
- 給湯器本体の型番と製造年月
- リモコンに表示された「16」の写真
- エラーが初めて出た日時と、再表示した回数
- 運転の「切→入」で消えたか、消えなかったか
- 異常に熱いお湯、ガス臭、異臭、体調不良の有無
- 戸建てか集合住宅か、屋外か屋内かなどの設置場所
- 本体全体、銘板、周辺、配管・排気部分が分かる写真
写真を撮るときは本体へ触れたり、配管を動かしたりする必要はありません。集合住宅では、部屋番号や個人情報が不用意に写り込まないようにします。収納部の扉を開ける必要がある場合も、管理上の制限がないか確認してください。
エラー番号は桁数まで正確に伝えます。「16」と、数字が追加された別のエラー表示では案内内容が異なる場合があります。写真を残しておくと、表示が消えた後でも正確に説明できます。
修理費は部品代だけでは決まらない
修理費用は、一般に技術料、交換する部品代、出張料などで構成されます。点検後にどの作業が必要になるかが分かるため、型番とエラー16だけをもとに正確な総額を断定することはできません。
また、訪問後に修理を見送った場合でも、出張料や故障診断に関する費用などがかかることがあります。修理を申し込む際は、訪問前に分かる費用、点検後の見積もり方法、修理しない場合に発生する費用を確認しておくと安心です。
保証期間内の可能性がある場合は、保証書、購入日、販売店、延長保証の契約内容も確認してください。保証の適用可否は、期間だけでなく故障状況や契約条件によって判断されます。
修理金額を聞くときは、部品代だけではなく、出張・診断・作業を含む総額の見込みを確認します。現地診断前の金額は概算になることがあるため、確定する時点も聞いておきましょう。
修理か交換かは製造年と部品供給、設置条件で判断
エラー16が出たからといって、直ちに給湯器全体を交換しなければならないとは限りません。製造から10年未満で、診断後に必要な部品が用意でき、修理後も継続使用が見込める場合は、修理を軸に検討できます。
一方、家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間は、製造から10年が目安です。これは10年で必ず故障するという意味でも、10年間の保証を示すものでもありません。長期間使用した機器では、今回の不具合を直しても別の箇所が経年劣化している可能性を含め、修理費と交換費を比較する必要があります。
| 確認状況 | 検討の軸 |
|---|---|
| 製造から10年未満 | 部品供給と診断結果を確認し、修理を中心に検討 |
| 製造から10年前後または10年超 | 修理見積もりとノーリツ現行機への交換見積もりを比較 |
| 必要な部品を用意できない | 修理が難しいため交換を検討 |
| 複数の不具合や不安定な運転がある | 今回の修理範囲だけでなく、機器全体の使用年数を考慮 |
10年前後の機器では、修理だけを依頼する前に交換見積もりも取ると、訪問診断後に慌てて判断しにくくなります。ただし、製造年だけで一律に決めるのではなく、部品の供給状況、修理内容、設置環境、今後の使用予定を合わせて判断してください。
ノーリツ現行機へ交換するときの確認事項
交換機種は、既存の型番に似ているという理由だけでは選べません。号数、ガス種、屋外・屋内などの設置方式、排気方式、追いだき機能、暖房機能の有無を確認する必要があります。集合住宅では設置スペースや共用部の条件も関係します。
本体だけでなく、リモコン、配管接続、排気条件、周囲の離隔なども現場で確認します。現在と同等の使い方を希望する場合は、「台所と浴室で同時に使うことがある」「追いだきを使う」「床暖房や浴室暖房を使用している」といった利用状況も伝えてください。
ノーリツを継続して選ぶ場合でも、古い機種と現在の機種が完全に同じ仕様とは限りません。既存型番の後継候補を確認したうえで、設置可能かを施工担当者に判断してもらいます。写真だけで判断できない設置条件があるため、最終的な機種確定は現地確認後になる場合があります。
ノーリツへ相談するときは修理と交換の希望を整理する
エラー16が運転の入れ直しで改善しない場合は、ノーリツの修理窓口へ相談します。購入店や住宅会社、管理会社が窓口になっている場合は、契約内容に沿って連絡してください。
連絡時には、「リモコンに16が表示された」「運転を切って入れ直しても消えない」または「いったん消えたが再表示した」と伝えます。高温のお湯が出た可能性、ガス臭や異臭の有無も省略せずに伝えてください。
製造から年数が経過している場合は、修理できるかだけでなく、部品供給の見込みと修理後に考えられる継続使用について確認します。そのうえで、ノーリツ現行機へ交換する場合の候補、必要な現地確認、見積もり条件を聞くと判断しやすくなります。
相談の順番は「安全確認→一度だけ復帰操作→型番と設置条件の確認→修理または交換判断」です。エラーを消すための分解や調整は行わず、安全に確認できない箇所は写真撮影や現地確認に任せてください。
お湯が使えないと急いで決めたくなりますが、交換では号数や設置・排気方式、追いだき・暖房機能の確認が欠かせません。エラー16への対応と並行して必要情報をそろえておけば、修理で戻す場合も、ノーリツの現行機へ交換する場合も、条件の行き違いを減らせます。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、修理か交換か、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

ノーリツ ガス給湯器 エラー 16でよくある質問
エラー16はリセットして消えれば、そのまま使ってよいですか?
ガス臭や異臭などがなければ、リモコンの運転を一度だけ「切→入」にして確認します。表示が消え、再表示や給湯状態の異常もなければ復帰の目安になります。ただし、再発する、お湯が異常に熱い、温度を安全に確認できない場合は使用を中止し、修理を依頼してください。何度もリセットして使い続けるのは避けます。
エラー16が何度も出る場合はどうすればよいですか?
再表示する場合は修理が必要です。給湯を止め、本体を分解したり設定温度を下げて使い続けたりせず、型番、製造年月、表示の写真、発生した回数をそろえてノーリツへ相談してください。
型番と製造年月はどこで確認できますか?
給湯器本体の銘板やラベルで確認します。記載位置や表示形式は機種により異なります。高所や狭い場所では無理に近づかず、離れた位置から写真を撮るか、訪問時に確認してもらってください。本体カバーを外す必要はありません。
修理をしない場合にも費用はかかりますか?
訪問後に修理を見送った場合でも、出張料や故障診断に関する費用などがかかることがあります。依頼前に、訪問時の費用、見積もりの方法、修理しなかった場合の負担を確認してください。修理総額は技術料、部品代、出張料などで決まり、型番とエラー番号だけでは確定できません。
使用から10年以上なら交換したほうがよいですか?
10年を超えたという理由だけで一律に交換が決まるわけではありません。ただし、家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間は製造から10年が目安です。部品供給、修理内容、ほかの不具合の有無を確認し、修理見積もりとノーリツ現行機への交換見積もりを比較すると判断しやすくなります。
まとめ
ノーリツ給湯器のエラー16は、設定温度より高いお湯が出ている可能性を示します。まず給湯を止め、ガス臭や異臭がない場合に限って、リモコンの運転を一度だけ切り、入れ直してください。改善しない、再表示する、異常に熱い場合は使用を中止します。
修理相談では型番、製造年月、エラー表示、設置場所の写真を用意します。製造から10年未満で部品供給が可能なら修理を軸に、10年前後以上なら号数、ガス種、設置・排気方式、追いだき・暖房機能を確認し、ノーリツ現行機への交換見積もりも比較しましょう。

給湯器の修理・交換を相談する
現在の型番、表示内容、症状、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした公式情報
確認日:2026-08-21。仕様・操作・価格・制度は機種や時期によって変わるため、詳細は各公式ページをご確認ください。











