ノーリツ給湯器のリモコンに「102」が出た場合、全機種に共通する一つの原因があるわけではありません。GTS-164シリーズでは、炎の状態を確認する部品が燃焼の不具合を検知した表示です。その他のガス給湯器では、長期使用による能力低下の可能性があり、使用できる状態でも点検・修理が必要です。
まず異臭・煙・すすなどがないか安全を確認し、リモコン表示と症状、本体正面の銘板にある型番・製造年月を控えてください。エラー102には全機種共通の自己復旧操作が案内されていないため、リセットを繰り返すのではなく、ノーリツまたは設置した施工店へ相談するのが基本です。
まず確認したい結論
エラー102は、機種によって示す内容が異なります。GTS-164シリーズでは燃焼状態を監視する部品が燃焼不具合を検知した表示で、修理手配が必要です。その他のノーリツ製ガス給湯器では、長期使用による能力低下が考えられるため、使えていても点検・修理を依頼してください。ガス臭、煙、すす、異常音などがあるときは使用を中止し、分解や電源・ガス・配管まわりの作業は行わないでください。
ノーリツ給湯器のエラー102は何?最初に結論
ノーリツのガス給湯器に表示されるエラー102は、すべての機種で同じ故障箇所を示す番号ではありません。銘板に記載された型番がGTS-164シリーズに該当するか、それ以外のガス給湯器かによって案内内容が分かれます。
| 対象機種 | エラー102の内容 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| GTS-164シリーズ | 炎の状態を確認する部品が、燃焼の不具合を検知した表示 | 使用状況を確認したうえで修理を手配する |
| その他のガス給湯器 | 長期使用による能力低下の可能性 | 使用できる場合でも点検・修理を相談する |
このため、表示だけを見て「センサーの故障」「一時的なエラー」などと断定することはできません。GTS-164シリーズの説明も、炎を確認する部品そのものが壊れたと断定するものではなく、その部品が燃焼上の不具合を検知したという意味です。実際の故障箇所は、点検を受けて判断する必要があります。
また、エラー102が表示されても、お湯が出ることがあります。しかし、使えることと、安全性や性能に問題がないことは同じではありません。表示を放置せず、型番と症状を確認して修理相談へ進んでください。
最初に異臭・煙・すすがないか安全を確認する
型番を調べる前に、給湯器の周囲や使用中の状態に明らかな異常がないかを確認します。ガスのような臭い、焦げた臭い、煙、目立つすす、普段とは異なる大きな音や振動がある場合は、通常のエラー確認として扱わないでください。
ガス臭、煙、すすなどの異常があるときは、給湯器の使用を中止してください。
火気を近づけたり、異臭がする場所で電気スイッチや換気扇を操作したりせず、安全な場所からガス事業者などの緊急窓口へ連絡します。体調に異変を感じた場合は、その場を離れて必要な緊急対応を優先してください。
異常が見当たらない場合も、給湯器の外装を外して内部を確認する必要はありません。本体内部には燃焼部、電装部品、ガスや水に関係する部品があります。利用者が分解すると、事故や故障拡大の原因になるだけでなく、点検時に元の状態を確認しにくくなることがあります。
給湯器が高所や狭い場所にある場合は、無理に近づかないことも大切です。脚立に乗ったり、集合住宅のパイプスペース内へ身体を入れたりせず、手の届く安全な範囲で確認してください。
リモコンの表示と給湯器の症状を確認する
安全上の異常がないことを確認したら、台所・浴室リモコンに表示されている番号を見ます。「102」以外の番号が交互に出ていないか、表示が点灯か点滅か、どの操作をしたときに出たかを控えてください。相談時に表示画面の写真があると、番号の読み違いを防ぎやすくなります。
同時に、現在の症状も確認します。確認は通常のリモコン操作と目視の範囲にとどめ、再現させるために何度も運転しないでください。
- 蛇口からお湯が出るか、途中で水になるか
- 設定温度に比べてぬるい、温度が安定しないなどの変化があるか
- 追いだきや自動湯はりなど、特定の機能だけ使えないか
- エラー102が常に出るか、ときどき出るか
- 異常音、異臭、煙、すす、水漏れなどを伴っていないか
ここでの目的は、自分で故障箇所を特定することではありません。修理受付や訪問点検の担当者へ、表示が出た状況を正確に伝えるための整理です。お湯が出ていても、エラーが消えない、繰り返し表示される、温度や湯量に変化があるときは、使用を続ける前提にせず相談してください。
エラー102には、全機種に共通する一律の自己復旧操作が示されていません。リモコンの入切や電源の抜き差しを何度も繰り返し、「消えれば直った」と判断する方法は勧められません。
型番と製造年月を本体正面の銘板で確認する
エラー102の内容を判断するうえで、最も重要なのが型番です。ノーリツ製ガス給湯器の型番と製造年月は、基本的に本体正面の銘板で確認できます。英数字で記載された型式を省略せず、末尾の記号まで控えてください。似た外観でも、機能、設置方法、接続、排気の仕様が異なることがあります。
銘板はスマートフォンで撮影しておくと、電話口で読み上げる際や交換機種を選ぶ際に役立ちます。ただし、給湯器が高所にある、柵の外側にある、足元が不安定、悪天候で危険といった場合は、撮影のために無理をしないでください。安全な位置から拡大撮影できないときは、取扱説明書、保証書、過去の工事書類などに型番が記載されていないか確認します。
型番と一緒に確認したい設置条件
修理か交換かを相談するときは、型番だけでなく設置条件も必要です。次の情報を分かる範囲で整理すると、訪問前の確認が進みやすくなります。
- 都市ガスかLPガスか
- 屋外壁掛け、屋外据置、集合住宅のパイプスペース内などの設置方式
- 屋内設置か屋外設置か、排気筒などを含む排気方式
- 給湯専用か、追いだき対応のふろ給湯器か
- 床暖房や浴室暖房などに熱を供給する暖房機能があるか
- 現在の号数
排気方式や号数を外観だけで推測する必要はありません。銘板、取扱説明書、設置時の書類で分かる範囲を伝え、不明な項目は「不明」として現地確認を依頼します。交換機種は、ガス種・号数・設置方式・排気方式・追いだき・暖房機能の適合確認が前提です。
利用者が確認できることと、業者に任せること
エラーが出ると、給湯器のカバーを開けたり、配線や部品を触ったりして原因を探したくなるかもしれません。しかし、エラー102は外から見て部品交換の要否を判断できる表示ではありません。安全にできる確認と、有資格者や専門担当者に任せる作業を分けて考えてください。
| 利用者ができる確認 | 自分で行わない作業 |
|---|---|
| リモコンの番号と症状を記録する | 本体カバーを外して内部を点検する |
| 安全な範囲で銘板を確認・撮影する | 燃焼部や炎を監視する部品を触る |
| 異臭、煙、すす、水漏れの有無を目視する | ガス接続部、配管、配線を緩めたり調整したりする |
| 設置場所全体を離れた位置から撮影する | 部品の清掃・交換、電気測定、燃焼調整を行う |
吸排気部分の近くに物が置かれていることを外から確認できる場合でも、運転中の本体や排気口へ手を近づけないでください。また、集合住宅では給湯器周辺が共用部分に該当することがあります。カバーや扉、設備を自己判断で取り外さず、管理会社や管理組合への連絡が必要かも確認します。
取扱説明書に、その型番に限定した利用者向け確認事項が記載されている場合は、その範囲を守ります。ただし、別機種の説明やインターネット上の汎用的な復旧方法を、手元の給湯器へそのまま当てはめないでください。
ノーリツへ相談するときに伝える情報
安全確認、表示の記録、銘板の確認までできたら、ノーリツの修理窓口または設置した施工店へ相談します。賃貸住宅では、先に貸主や管理会社へ連絡するのが一般的です。入居者が直接修理を依頼すると、費用負担や指定業者の扱いで行き違いが生じることがあるためです。
相談時には、次の内容をまとめて伝えてください。
- ノーリツ製で、リモコンにエラー102が表示されていること
- 本体の型番、製造年月、分かれば製造番号
- エラーが出た日時と、給湯・湯はり・追いだきなど直前に使っていた機能
- お湯が出ない、途中でぬるくなるなどの具体的な症状
- 異臭、異常音、煙、すす、水漏れの有無
- ガス種、設置場所、設置方式、排気方式、号数、追いだき・暖房機能の有無
- おおよその使用年数と、過去の修理歴
写真を用意できる場合は、リモコンのエラー表示、本体正面の銘板、給湯器全体、周囲の設置状況が分かるものが役立ちます。配管を動かしたり、狭い場所へ入ったりして撮影する必要はありません。
訪問を依頼する前に、出張・診断・見積もりに関する費用、修理を見送った場合の扱い、支払方法を確認しておくと安心です。実際の修理費は、故障箇所、交換部品、作業内容、部品の在庫、設置場所への接近しやすさなどで変わります。
修理費はいくら?金額を一律に示せない理由
エラー102だけを根拠に、修理費を定額で示すことはできません。同じ表示でも機種によって案内内容が異なり、訪問点検をしなければ交換部品や作業範囲を確定できないためです。見積もりでは、一般に訪問・診断に関する費用、部品代、作業に関する費用などを確認します。設置状況によって追加の確認が必要になる場合もあります。
費用を比較するときは、提示された総額だけでなく、どこまでが見積もりに含まれているかを見てください。修理後の保証、部品の納期、再訪問が必要な場合の扱いも確認事項です。電話や写真だけで原因を確定できるとは限らないため、訪問前の概算と点検後の正式な見積もりを分けて考えるとよいでしょう。
古い給湯器では、故障箇所が特定できても修理用部品が用意できず、修理できない場合があります。修理用部品には製品の生産終了後から数える保有期間の目安があり、非BL品のガス給湯器は7年、BL認定品のふろ・給湯機器は10年が目安です。これは購入日や設置日から数える期間ではなく、期間内の修理を無条件に保証するものでもありません。部品の在庫状況と実際の修理可否は、型番を伝えて確認する必要があります。
修理と交換は使用年数・部品・設置条件で判断する
エラー102が出たからといって、直ちにすべての給湯器が交換になるわけではありません。比較的新しく、必要な部品があり、故障箇所が限定されている場合は、修理できる可能性があります。まず訪問診断と見積もりを受け、修理後にどの程度使い続けられる見込みがあるかも含めて判断します。
一方、ノーリツは製品を10年以上使用している場合、取り替えを推奨しています。10年以上使用している給湯器は、修理見積もりと同時に交換の見積もりも確認すると、訪問後に改めて機種調査を始める手間を減らせます。
| 修理を軸に検討しやすい状況 | 交換も並行して検討したい状況 |
|---|---|
| 使用年数が比較的短い | 使用開始から10年以上経過している |
| 修理用部品があり、故障箇所が限定されている | 必要な部品がない、または修理可否が不透明 |
| ほかの機能に目立った不具合がない | 温度不安定、異音など複数の不調がある |
| 修理費と修理後の見通しに納得できる | 修理費と今後の再故障リスクを考えると交換が現実的 |
交換する場合は、単に本体寸法が近い製品を選ぶのではなく、現在の型番を起点にノーリツの現行機から適合機種を確認します。号数は家族人数だけで機械的に決めず、同時にお湯を使う頻度や現在の使用感も伝えてください。追いだきや暖房機能を引き続き利用するなら、対応する機種と接続条件の確認が必要です。
集合住宅のパイプスペース設置や屋内設置では、本体寸法だけでなく設置方式、排気方式、建物側の条件が機種選定に影響します。管理規約や指定仕様がある場合もあるため、現地確認を省かず、適合するノーリツ現行機で見積もりを取ることが重要です。
エラー102が出たときの行動を整理
エラー102が表示されたら、最初に異臭、煙、すす、異常音などがないか確認します。危険を感じる症状があれば使用を中止し、緊急対応を優先してください。明らかな異常がない場合は、リモコン表示と発生時の症状を記録し、本体正面の銘板から型番・製造年月を控えます。
型番がGTS-164シリーズなら、炎の状態を確認する部品が燃焼不具合を検知した表示として修理を手配します。その他のガス給湯器でも、長期使用による能力低下の可能性があるため、使用できていても点検・修理の相談が必要です。エラーが消えるまでリセットを繰り返したり、本体を分解したりするのではなく、型番と設置条件をそろえて専門窓口へ伝えることが適切な流れです。
使用から10年以上たっている場合や、ほかの不調も出ている場合は、修理だけに絞らず交換費用も確認してください。現在の型番、号数、ガス種、設置方式、排気方式、追いだき・暖房機能を確認したうえで、修理するか、条件に合うノーリツ現行機へ交換するかを判断しましょう。
あわせて確認したい関連記事

設置タイプ別の工事費込み価格も確認
壁掛け、据え置き、マンションPS設置では交換できる機種や工事内容が異なります。既設給湯器に近い設置タイプを確認してください。
相談前に型番と設置写真を確認
本体全体、型番シール、リモコン、本体下の配管、設置スペースを撮影しておくと、修理か交換か、後継機や工事条件を確認しやすくなります。

無理な分解や自己修理はしない
ガス、水道、電気、排気に関わる内部作業は無理に行わず、異臭、ガス臭、水漏れ、異常燃焼などがある場合は使用を止めて専門業者へ相談してください。
相談から交換までの流れ
型番と設置状況を確認したうえで、交換機種・工事条件・費用を確認し、日程を調整して工事へ進みます。

ノーリツ ガス給湯器 エラー 102でよくある質問
ノーリツ給湯器のエラー102は使い続けてもよいですか?
使えていても、そのまま放置することは勧められません。GTS-164シリーズでは燃焼の不具合を検知した表示で、その他のガス給湯器でも長期使用による能力低下の可能性があります。異臭、煙、すす、異常音などがある場合は直ちに使用を中止し、異常が見当たらない場合も早めに点検・修理を相談してください。
エラー102はリセットすれば直りますか?
エラー102について、全機種に共通する一律の自己復旧操作は示されていません。リモコンの入切や電源の抜き差しを繰り返し、表示が消えたことだけで直ったと判断しないでください。型番、表示内容、発生時の症状を控え、ノーリツまたは施工店へ相談するのが基本です。
型番と製造年月はどこで確認できますか?
基本的には給湯器本体の正面にある銘板で確認できます。型番は末尾の記号まで省略せず、製造年月と一緒に控えてください。高所や狭い場所に設置されている場合は無理に近づかず、取扱説明書、保証書、設置時の書類も確認しましょう。
10年以上使った給湯器でも修理できますか?
部品があり、故障箇所や本体の状態によっては修理できる可能性があります。ただし、ノーリツは10年以上使用している製品の取り替えを推奨しています。修理用部品の有無や今後の故障リスクもあるため、修理診断とあわせて交換見積もりも取り、総合的に判断してください。
修理や交換の相談前に何を用意すればよいですか?
リモコンのエラー表示、本体の型番・製造年月、症状、使用年数、ガス種、設置場所を用意します。交換も検討する場合は、号数、設置方式、排気方式、給湯専用かふろ給湯器か、追いだき・暖房機能の有無も確認してください。安全に撮影できるなら、リモコン、銘板、給湯器全体、周囲の設置状況の写真も役立ちます。
まとめ
ノーリツ給湯器のエラー102は機種によって内容が異なり、GTS-164シリーズでは燃焼不具合の検知、その他のガス給湯器では長期使用による能力低下の可能性を示します。使えていても放置せず、異臭・煙・すすなどがあれば使用を中止してください。
安全を確認したら、型番・製造年月・症状・設置条件を控えてノーリツまたは施工店へ相談します。10年以上使用している場合は、修理用部品や費用だけでなく、号数・設置方式・排気方式・追いだき・暖房機能に合うノーリツ現行機への交換も並行して検討しましょう。

給湯器の修理・交換を相談する
現在の型番、表示内容、症状、設置場所が分かる写真があると確認が進めやすくなります。

参考にした公式情報
確認日:2026-08-21。仕様・操作・価格・制度は機種や時期によって変わるため、詳細は各公式ページをご確認ください。











